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どんな魔物?

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宿屋で遅い夜ご飯を食べながらエメリアーナはレオニスに次に出て来る可能性がある魔物のことを訊いてみると、、、


レオニス「次かい?次の可能性は、、グリズリーだが、、上位種のブラックなどが出て来ると予想されているよ」


王女「そうなんですね」

(グリズリーって何だったっけ?グリズリー、、グリズリー、、名前からしてデカい魔物っぽいけど、、)


レオニス「過去のスタンピートでダンジョンの出入り口から出て来れる大きさの魔物以外は出て来ていないことは記録と資料で確認されているんだよ」


王女「そうなんですね」

(そりゃねー、、あの大穴から大穴より大きい魔物が出て来たら怖いわ!)


その後、食事を済ませ、宿屋の者達に感謝を伝えて天幕に戻った。


天幕では総団長であるダンレスが起きていて、オスカーや騎士達、数名とギルマスは天幕の隅の方で布を敷いて仮眠していた。


ダンレス「おう、、王女は、、眠られたか、、」


エメリアーナはお風呂と食事をしたことでレオニスに抱っこされて天幕に戻るまでに眠ってしまっていた。


レオニス「えぇ、、隣の天幕に寝かせて来ます」


ダンレス「いや!待て!次のグリズリーだ!大型の魔物だが動きも速い!抱いたままでは無理か?」


レオニス「それは、、」


ダンレス「8歳の王女に酷なことを強いるのは俺でも色々と思うが、、、」


レオニス「わかりました、、すまんが、、毛布を持って来てくれ!」


ミューレ「はい!今すぐに」


メイド達が隣の天幕に行き、毛布と枕、クッションなどを持って来た。


レオニス「妹が知ったら、、いや、、家族が知ったら怒りますよ!」


ダンレス「そうだな、、だが、、昼間に王宮で決定したことだ!」


ダンレスは総団長として、被害を最小限に抑えなくてはならなかった。


昼間に王宮に戻り、現状の報告、今回の試みであった、エメリアーナをスタンピートに対処させ、現状の成功で引き続き、エメリアーナの魔法などの能力に頼ることが決定した。



レオニス「陛下もですか?」


ダンレス「そうだ!公爵家4家と陛下の話し合いでの決定だ!それと、、王女は他国に嫁がせないことも決まった!」


レオニス「はい?決定が早くないですか?」


ダンレス「6歳の儀式の鑑定結果の時から既に話し合いはされていた!」


レオニス「ですが、、」


ダンレス「決まったことだ!だが、、結婚相手まではまだ決まってはいないぞ!」


レオニス「わかりました」


レオニスは気持ちを切り替え、ミューレ達メイドやレニーナ達護衛騎士に仮眠をとることを伝えた。


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