7 / 41
気付き
しおりを挟む
科学の先生は、黒板を消すのが早い為、書き漏れをしないよう急いで加賀玲奈は、板書をノートに書き取っていく。先生とほぼ同じスピードで書き移していた為黒板を消す時間にふぅーと束の間の休憩をとっていた時、後ろから背中をすぅーっとなぞられる感覚があった。後ろを振り向くとボールペンを持った後ろの席の影山梨央奈がニヤリと私を見て笑った。え?なんで?と思っていたが、先生がまた板書をしだす音がしたので、黒板の方を向き、再び板書を書き写した。そして授業が終わった。影山梨央奈とは今まで話したことなかったのに、どうしてそんな事をしたんだろうと思っていたが何かの気まぐれだろうと思い、次の授業の生物室に向かう時移動しようとした時、おそらくトイレで化粧直しから戻ってきたであろうギャルに急に抱きつかれた。ギャルはの長い髪が私の腕にあたりくすぐったいと思ったのと同時に、ふわりと甘い香りがが鼻をかすめた。その香りといつも関わりのなかった影山梨央奈の、意外な一面にドキッとした。その香りに未体験の心地よさを感じながら、加賀玲奈は、クラスメイトにこんな感情抱いてもいいのかという後ろめたい気持ちになった。この人の特別な人になりたい!という小さな感情が芽生えた。
影山梨央奈はすぐ様
「ごめん。慌てててぶつかっちゃった!」
と顔を真っ赤にして言った。それを言われると同時に私の肩をぽんぽんと小さく叩いた。
影山梨央奈にずっと触れられていたい。と思う感情に封をするのに一生懸命になりながら、小さく
「うん…大丈夫。」
と言うので精一杯な加賀玲奈だった。
影山梨央奈はすぐ様
「ごめん。慌てててぶつかっちゃった!」
と顔を真っ赤にして言った。それを言われると同時に私の肩をぽんぽんと小さく叩いた。
影山梨央奈にずっと触れられていたい。と思う感情に封をするのに一生懸命になりながら、小さく
「うん…大丈夫。」
と言うので精一杯な加賀玲奈だった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる