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第18話
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シロクと名乗る上位冒険者が、私達の前に現れる。
ラーサーの知り合いのようで、シロクが話をはじめていた。
「ラーサーは素質ある駆け出し冒険者……それ故に自分の強さを過信し、やられてしまうのではないかと危惧している」
確かにラーサーの動きはよかったから、強化魔法がなくても着実に成長していく気がする。
期待していたから様々なことを教えていたから、ラーサーは結界について詳しかったのかもしれない。
「エルノア様の魔法によって、私は鹿のモンスターを問題なく倒すことができました」
「ラーサーが倒したのか!? いや、エルノアの魔法……どういうことだ?」
シロクが驚いているのは、強化魔法を使ったと想像できていないからだ。
あれは使えない魔法とされているから、頭の中に入っていないのも頷ける。
別に強化魔法のことは隠すつもりはないし、結界について詳しそうなシロクとは話をしておきたい。
「強化魔法を使いました……ラーサーが、私を信じてくれたからこそです」
「はい。私はエルノア様を心から信じています」
「なるほど……エルノアの魔力なら納得だ」
どうやらシロクは私の魔力を把握しているようで、納得していた。
鹿のモンスターが弱すぎるから、完全に強化魔法を使えていると考えていなさそうだ。
私が推測していると、シロクの話が続く。
「ここまで純心な者は希少でね。騙されないか心配してしまった」
「確かに……そうですね」
シロクがラーサーを気にしていたのは素質もあるだろうけど、純心過ぎるからか。
納得しながら――私は結界について、シロクに尋ねようとしていた。
ラーサーの知り合いのようで、シロクが話をはじめていた。
「ラーサーは素質ある駆け出し冒険者……それ故に自分の強さを過信し、やられてしまうのではないかと危惧している」
確かにラーサーの動きはよかったから、強化魔法がなくても着実に成長していく気がする。
期待していたから様々なことを教えていたから、ラーサーは結界について詳しかったのかもしれない。
「エルノア様の魔法によって、私は鹿のモンスターを問題なく倒すことができました」
「ラーサーが倒したのか!? いや、エルノアの魔法……どういうことだ?」
シロクが驚いているのは、強化魔法を使ったと想像できていないからだ。
あれは使えない魔法とされているから、頭の中に入っていないのも頷ける。
別に強化魔法のことは隠すつもりはないし、結界について詳しそうなシロクとは話をしておきたい。
「強化魔法を使いました……ラーサーが、私を信じてくれたからこそです」
「はい。私はエルノア様を心から信じています」
「なるほど……エルノアの魔力なら納得だ」
どうやらシロクは私の魔力を把握しているようで、納得していた。
鹿のモンスターが弱すぎるから、完全に強化魔法を使えていると考えていなさそうだ。
私が推測していると、シロクの話が続く。
「ここまで純心な者は希少でね。騙されないか心配してしまった」
「確かに……そうですね」
シロクがラーサーを気にしていたのは素質もあるだろうけど、純心過ぎるからか。
納得しながら――私は結界について、シロクに尋ねようとしていた。
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