24 / 210
第一章 最果ての街キッパゲルラ
ついでの大成果
しおりを挟む
「ユーリさん、その二人はどうしちゃったんですか?いつもは帰ってくるなり遊びまわってるのに・・・」
冒険者ギルド、その受付の前で緊張した面持ちで依頼の清算を待っているユーリに、トリニアはそう問いかける。
「え?」
怪訝そうな表情でユーリの背後へと視線を向けるトリニアに、彼が振り返る。
「ねーねー、ボロボロな剣を綺麗にする方法って知らない?」
「ネロ!錆だよ、錆を取る方法を聞かないと!」
「あ、そうだった!錆だった錆!」
するとそこには、周囲に何やら熱心に聞いて回っているネロとプティの姿があった。
「あぁ、あれはまぁ何と言うか・・・遊びみたいなものなので、お気になさらず」
「はぁ・・・」
普段は帰ってくるなりギルド内を遊びまわり、周りからチヤホヤされていた二人のそんな姿にトリニアは戸惑っていた。
しかしユーリはそれもいつも遊びの範疇だと笑うと、どこか真剣な表情でトリニアへと向き直っていた。
「そ、それよりもですね。トリニアさん、これで機嫌を直してくれませんかね?」
「へ?機嫌って、別にそんなの私・・・」
受付のカウンターに差し出された山盛りの万霊草は、ユーリがトリニアの機嫌を取るために採ってきた捧げものだ。
それを前に窺うような視線を向けるユーリに、トリニアは何を言っているのか分からないと首を傾げる。
「あぁ、そっかあの時の・・・ふーんそうなんだ、気にしてくれてるんだ。そっかそっか・・・ふふふっ、だったらちょっとからかっちゃおうかな?」
しかしそれも、僅かな間だけだ。
すぐにユーリが何の事を言っているのか思い出したトリニアは、僅かに顔を横に背けると唇に指を添える。
その唇には、悪戯な笑みが浮かんでいた。
「そうですね・・・だったら少し頼み事しちゃおうかな?前にお願いしようとしていた依頼なんですけど、それをこなしてきてくれるなら許してあげても―――」
こちらの機嫌を取りたいユーリに、トリニアは悪戯に微笑むと難しい依頼を彼へと吹っ掛ける。
「あ、おっさんおっさん!錆を取るのにいい方法って知らなーい?」
「駄目だよネロ、そんな風に呼んじゃ!え、えっと・・・オーソンさん、教えてくれませんか?」
「あぁ、錆取りだぁ?こっちはそれどころじゃねぇんだよ!てめぇらにやられた傷が癒えて、ようやく前から頼まれてた仕事に取り掛かろうとしてんだ。邪魔すんじゃねぇよ!!」
「ぶー!!どうせ大した仕事じゃないんだし、別にいいじゃーん!」
「あん?大した仕事じゃないだぁ!ふっふっふ・・・聞いて驚くなよ、俺様はこれからイエローグラスドラゴンの討伐に―――」
そのユーリの背後では、ネロとプティの二人が仕事に向かおうとしているオーソンに絡んでいた。
「あ、それならもう討伐しときましたよ」
それにあっさりと討伐したと告げるユーリ。
「「はぁ!!?」」
面食らう二人。
「お、おい!?吹かしてんじゃねぇぞ!!イエローグラスドラゴンって言ったら、このギルドの冒険者が総出で掛かってもいけるかどうかって魔物なんだぞ!?」
「そ、そうですよ!いくらユーリさん達が最近調子いいからって、それは流石に・・・」
聞き捨てならない台詞に、オーソンは慌てて背後からユーリの下へと割り込んでくる。
トリニアもまたその台詞が信じられないと、オーソンの言葉に賛同を示していた。
「え、でも本当に討伐したので・・・あ、そうだこれが証拠です。これがその、イエローグラスドラゴン?であってますよね?」
二人の言葉にユーリが差し出したのは、その名前の由来ともなった草状のヒレの部分だった。
「「は?」」
あっさりと証拠の品を出してきたユーリに、二人は再び硬直する。
「う、嘘だろ!?そ、そうだよなトリニア!?何か別の魔物と勘違いしてるだけだよな!?」
「・・・あってます。これはイエローグラスドラゴンのヒレで間違いありません」
そして僅かな間の後、再び動き出したオーソンはそんな訳がないと叫ぶ。
しかしユーリからそれを受け取り手元の台帳とじっくりと見比べたトリニアは、ゆっくりと首を振るとその慄然とした事実を告げていた。
「う、嘘だろー!!?イエローグラスドラゴンだぞ!?それをお前とあのガキんちょ二人だけで倒すなんて・・・そんなの、そんなの出来る訳ねーだろぉぉぉ!!?」
その信じられない事実に、オーソンは両手で頭を掻き毟りながら叫ぶ。
彼が口にした言葉に、周りの冒険者達にもその事実が伝わり、ざわざわとざわめきが広がっていく。
「あれ、もしかして不味かったですかね?何か襲い掛かってきたんで、倒しちゃっただけなんですけど・・・」
そんな中で一人、ユーリだけが状況がよく分かっていない様子で申し訳なさそうに頭を掻いていた。
冒険者ギルド、その受付の前で緊張した面持ちで依頼の清算を待っているユーリに、トリニアはそう問いかける。
「え?」
怪訝そうな表情でユーリの背後へと視線を向けるトリニアに、彼が振り返る。
「ねーねー、ボロボロな剣を綺麗にする方法って知らない?」
「ネロ!錆だよ、錆を取る方法を聞かないと!」
「あ、そうだった!錆だった錆!」
するとそこには、周囲に何やら熱心に聞いて回っているネロとプティの姿があった。
「あぁ、あれはまぁ何と言うか・・・遊びみたいなものなので、お気になさらず」
「はぁ・・・」
普段は帰ってくるなりギルド内を遊びまわり、周りからチヤホヤされていた二人のそんな姿にトリニアは戸惑っていた。
しかしユーリはそれもいつも遊びの範疇だと笑うと、どこか真剣な表情でトリニアへと向き直っていた。
「そ、それよりもですね。トリニアさん、これで機嫌を直してくれませんかね?」
「へ?機嫌って、別にそんなの私・・・」
受付のカウンターに差し出された山盛りの万霊草は、ユーリがトリニアの機嫌を取るために採ってきた捧げものだ。
それを前に窺うような視線を向けるユーリに、トリニアは何を言っているのか分からないと首を傾げる。
「あぁ、そっかあの時の・・・ふーんそうなんだ、気にしてくれてるんだ。そっかそっか・・・ふふふっ、だったらちょっとからかっちゃおうかな?」
しかしそれも、僅かな間だけだ。
すぐにユーリが何の事を言っているのか思い出したトリニアは、僅かに顔を横に背けると唇に指を添える。
その唇には、悪戯な笑みが浮かんでいた。
「そうですね・・・だったら少し頼み事しちゃおうかな?前にお願いしようとしていた依頼なんですけど、それをこなしてきてくれるなら許してあげても―――」
こちらの機嫌を取りたいユーリに、トリニアは悪戯に微笑むと難しい依頼を彼へと吹っ掛ける。
「あ、おっさんおっさん!錆を取るのにいい方法って知らなーい?」
「駄目だよネロ、そんな風に呼んじゃ!え、えっと・・・オーソンさん、教えてくれませんか?」
「あぁ、錆取りだぁ?こっちはそれどころじゃねぇんだよ!てめぇらにやられた傷が癒えて、ようやく前から頼まれてた仕事に取り掛かろうとしてんだ。邪魔すんじゃねぇよ!!」
「ぶー!!どうせ大した仕事じゃないんだし、別にいいじゃーん!」
「あん?大した仕事じゃないだぁ!ふっふっふ・・・聞いて驚くなよ、俺様はこれからイエローグラスドラゴンの討伐に―――」
そのユーリの背後では、ネロとプティの二人が仕事に向かおうとしているオーソンに絡んでいた。
「あ、それならもう討伐しときましたよ」
それにあっさりと討伐したと告げるユーリ。
「「はぁ!!?」」
面食らう二人。
「お、おい!?吹かしてんじゃねぇぞ!!イエローグラスドラゴンって言ったら、このギルドの冒険者が総出で掛かってもいけるかどうかって魔物なんだぞ!?」
「そ、そうですよ!いくらユーリさん達が最近調子いいからって、それは流石に・・・」
聞き捨てならない台詞に、オーソンは慌てて背後からユーリの下へと割り込んでくる。
トリニアもまたその台詞が信じられないと、オーソンの言葉に賛同を示していた。
「え、でも本当に討伐したので・・・あ、そうだこれが証拠です。これがその、イエローグラスドラゴン?であってますよね?」
二人の言葉にユーリが差し出したのは、その名前の由来ともなった草状のヒレの部分だった。
「「は?」」
あっさりと証拠の品を出してきたユーリに、二人は再び硬直する。
「う、嘘だろ!?そ、そうだよなトリニア!?何か別の魔物と勘違いしてるだけだよな!?」
「・・・あってます。これはイエローグラスドラゴンのヒレで間違いありません」
そして僅かな間の後、再び動き出したオーソンはそんな訳がないと叫ぶ。
しかしユーリからそれを受け取り手元の台帳とじっくりと見比べたトリニアは、ゆっくりと首を振るとその慄然とした事実を告げていた。
「う、嘘だろー!!?イエローグラスドラゴンだぞ!?それをお前とあのガキんちょ二人だけで倒すなんて・・・そんなの、そんなの出来る訳ねーだろぉぉぉ!!?」
その信じられない事実に、オーソンは両手で頭を掻き毟りながら叫ぶ。
彼が口にした言葉に、周りの冒険者達にもその事実が伝わり、ざわざわとざわめきが広がっていく。
「あれ、もしかして不味かったですかね?何か襲い掛かってきたんで、倒しちゃっただけなんですけど・・・」
そんな中で一人、ユーリだけが状況がよく分かっていない様子で申し訳なさそうに頭を掻いていた。
36
お気に入りに追加
2,398
あなたにおすすめの小説
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
ユニークスキルの名前が禍々しいという理由で国外追放になった侯爵家の嫡男は世界を破壊して創り直します
かにくくり
ファンタジー
エバートン侯爵家の嫡男として生まれたルシフェルトは王国の守護神から【破壊の後の創造】という禍々しい名前のスキルを授かったという理由で王国から危険視され国外追放を言い渡されてしまう。
追放された先は王国と魔界との境にある魔獣の谷。
恐ろしい魔獣が闊歩するこの地に足を踏み入れて無事に帰った者はおらず、事実上の危険分子の排除であった。
それでもルシフェルトはスキル【破壊の後の創造】を駆使して生き延び、その過程で救った魔族の親子に誘われて小さな集落で暮らす事になる。
やがて彼の持つ力に気付いた魔王やエルフ、そして王国の思惑が複雑に絡み大戦乱へと発展していく。
鬱陶しいのでみんなぶっ壊して創り直してやります。
※小説家になろうにも投稿しています。
その無能、実は世界最強の魔法使い 〜無能と蔑まれ、貴族家から追い出されたが、ギフト《転生者》が覚醒して前世の能力が蘇った〜
蒼乃白兎
ファンタジー
15歳になると、人々は女神様からギフトを授かる。
しかし、アルマはギフトを何も授かることは出来ず、実家の伯爵家から無能と蔑まれ、追い出されてしまう。
だが実はアルマはギフトを授からなかった訳では無かった。
アルマは既にギフト《転生者》を所持していたのだ──。
実家から追い出された直後にギフト《転生者》が発動し、アルマは前世の能力を取り戻す。
その能力はあまりにも大きく、アルマは一瞬にして世界最強の魔法使いになってしまった。
なにせアルマはギフト《転生者》の能力を最大限に発揮するために、一度目の人生を全て魔法の探究に捧げていたのだから。
無能と蔑まれた男の大逆転が今、始まる。
アルマは前世で極めた魔法を利用し、実家を超える大貴族へと成り上がっていくのだった。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
良家で才能溢れる新人が加入するので、お前は要らないと追放された後、偶然お金を落とした穴が実はガチャで全財産突っ込んだら最強になりました
ぽいづん
ファンタジー
ウェブ・ステイは剣士としてパーティに加入しそこそこ活躍する日々を過ごしていた。
そんなある日、パーティリーダーからいい話と悪い話があると言われ、いい話は新メンバー、剣士ワット・ファフナーの加入。悪い話は……ウェブ・ステイの追放だった……
失意のウェブは気がつくと街外れをフラフラと歩き、石に躓いて転んだ。その拍子にポケットの中の銅貨1枚がコロコロと転がり、小さな穴に落ちていった。
その時、彼の目の前に銅貨3枚でガチャが引けます。という文字が現れたのだった。
※小説家になろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる