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239.君と繋がっていたい小話(双子の日)
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「双子ってさあ、片方が怪我するともう片方には離れても分かるみたいににゆーじゃん」
「言うねえ」
「アレって気持ちの問題? オレたちも分かったりしねーかな」
「遺伝子とか血液とか、そういう要素だとしたら真似できないよね」
「オレもそんくらい湊と繋がってたさがある」
「晴海に何かあったときすぐ駆けつけられるのはいいな。何もないのが一番だけど」
「双子システム……」
「残念ながらこれから双子にはなれないし、僕は晴海の姿形が大好きだから僕と同じ顔はちょっといやだなと思うんだけど」
「あっ。オレも湊の形は湊のままがいい」
「だからそもそも離れないで、なるべく一緒にいたいよね、って僕の結論」
「天才じゃん。それでいこうぜ」
晴海の「いざ」に一番に駆けつけたい。支えたい。助けたい。そのための努力なら、湊はいくらでもすると決めている。
(了)220205
「言うねえ」
「アレって気持ちの問題? オレたちも分かったりしねーかな」
「遺伝子とか血液とか、そういう要素だとしたら真似できないよね」
「オレもそんくらい湊と繋がってたさがある」
「晴海に何かあったときすぐ駆けつけられるのはいいな。何もないのが一番だけど」
「双子システム……」
「残念ながらこれから双子にはなれないし、僕は晴海の姿形が大好きだから僕と同じ顔はちょっといやだなと思うんだけど」
「あっ。オレも湊の形は湊のままがいい」
「だからそもそも離れないで、なるべく一緒にいたいよね、って僕の結論」
「天才じゃん。それでいこうぜ」
晴海の「いざ」に一番に駆けつけたい。支えたい。助けたい。そのための努力なら、湊はいくらでもすると決めている。
(了)220205
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