ゲームで第二の人生を!~最強?チート?ユニークスキル無双で【最強の相棒】と一緒にのんびりまったりハチャメチャライフ!?~

俊郎

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6 封印スキルとその効果

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 基本レベルと職業レベルが共に3になってから、更に何匹か白耳兎を狩った。
 モグラが地面に叩きつけた兎にトドメを刺す、簡単なお仕事だ。

 俺の頭上に花火が上がる。職業レベルが上がった。

「そろそろ白耳兎だと上がりづらいかな。もう少し効率がいいとこに行こうか」

 随分と楽をしてる気がする俺からすると、上がりづらいなんて感覚は無い。
 何せ隙だらけの兎の喉にナイフを突き立てるだけだ。
 いっそ冒険をしている感覚すらない。
 流れ作業感が半端ないぞこれは。

「あの、すみません。ここからは俺一人で頑張りたいです」

 なので後は自力でやっていこうと思い立った。
 手助けしてくれるのは嬉しいし有難いけど面白くない。
 襲われないようになるまでと言っても退屈が過ぎるのは良くない。いずれは一人になるんだ。
 レベルも少し上がってるからきっとなんとかなる。門から離れすぎなければ兵士に助けも求められる。

「なるほど……気持ちは分かるよ。それじゃあ見守るだけにしとくね。手は出さないから安心して」
「ありがとうございます」

 この人も大概お人よしだな。
 何か見返りが約束されてるわけでもないのに、見守っててくれるなんて。
 俺もある程度強くなって初心者を見つけたら優しくしよう。

「とりあえずスキル振っちゃったら?」
「じゃあそうします。……あれ?」
「どうかした?」
「それが……」

 職業レベルが上がったからノービスのスキルツリーで取れそうなのの中から、なんとなく好みで取得した。
 そこまでは良い。その後開いたスキル一覧がおかしかった。

職業:ノービス
職業Lv:4(1↑)

スキル:
サバイバルの心構え Lv1(使用不能)
武器修練 Lv1(使用不能)
リラックス Lv1(使用不能)(New)

我が道を行く Lv1
封印の左腕 Lv1

 さっき取ったスキルと今取ったスキル、両方まとめて変な表示がついている。文字が暗くなっていて補正がかかっていないらしい。
 使用不能? ってどういうことだ?
 職業スキルだけでパーソナルスキルの方は無事みたいだけど。

「もしかして、変なユニークスキルとってない?」

 モグラに相談してみるとそんなことを言われた。

「さっき二つユニークスキルを取りましたね。待たせるのも悪いかと思って効果はちゃんと読んでなかったんですけど」
「うん、多分それだ。ちゃんと調べてみた方が良いよ」

 モグラに促されてスキル一覧にあるユニークスキルの詳細を読んでみる。どれどれ。

≪我が道を行く≫
ユニーク/パッシブ
パーソナルスキルのスキルツリーにおいて、ユニークスキルのみ習得出来る。
ユニークスキル以外のスキルは取得済・未取得に関係なく消滅する。
このスキル以外のユニークスキルの効力をスキルレベル倍にする。
ユニークスキルの取得経験値をスキルレベル倍にする。
スキルツリーにユニークスキルが発生する条件を緩和し、発生確率を向上させる。

≪封印の左腕≫
ユニーク/パッシブ
ユニークスキル以外のパッシブスキルを使用不能状態にする。
使用不能状態のスキルは効果を発揮せずレベルも上昇しない。

 適当にとったスキルだったけど、両方とんでもなかった。
 ≪我が道を行く≫はもうとんでもない。
 ただでさえ強力な傾向にあるらしいユニークスキルを強化するスキルのようだ。

 その代わりにユニークスキル以外のパーソナルスキルは一切使えないみたいだけど、それがどの程度の代償なのか今一ピンと来ない。
 むしろ最初に取得して良かったかもしれない。
 さっきちらっと見た感じではユニークスキルは後一個あったし、スキルの効果で増えることを期待しておこう。

 で、今問題なのはもう一つの方、≪封印の左腕≫だ。
 効果は、ユニークスキル以外のパッシブスキルは効果が出ない。レベルも上がらない。つまり意味がない。
 ≪我が道を行く≫と違ってそれと引き換えに何か効果があるわけでもない。
 完全に一つだけの効果。
 正に封印。
 クソスキルか!

「って感じの効果だったみたいです」
「あー……ユニークスキルは強力なのが多いけど、正直ピンキリでマイナス効果が大きいものもあるし、マイナス効果しかないのもあるんだ。しっかり説明しておけば良かったな……」
「ちゃんと効果読まずにとった俺が悪いので、気にしないでください」

 そう。ちゃんと読んでない俺が悪いんだ。
 幸いなことに、パーソナルスキルはユニークしか取れなくなっている。噛み合わせは良かったのかもしれない。
 職業スキルの方は完全に死んだけど。ノービスのスキルってほとんどパッシブだし。
 はやいところノービスを卒業して、色々なアクティブスキルをとっていこう。

 その為にはレベル上げだ。
 行くぞタマ。
 モグラに頼らずとも、俺とお前で力を合わせればなんとかなるはずだ。

 気を取り直して獲物を探す。
 すぐに見つけた。白耳兎だ。
 まず俺がナイフで切りつける。当たった。
 反撃の体制に入った兎に、タマがすかさず突っ込んでいく。ダメージは大したことはないが、怯んでくれた。
 更に追撃。

 タマがタイミングを見誤って直撃を受けたのが1回、俺が反撃を避けられずに1回。それくらいのダメージで倒すことが出来た。
 やっぱり初めて戦った時よりもかなりスムーズに倒せる。
 ストーレの街へ向かいながらも何度か狩ったし、きちんと経験が活きている。

 タマも良かったぞ。その調子で頑張ろうな。

 モグラは見守ってくれている。
 さあどんどん狩っていこう。

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