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第二章 雪泥鴻爪
十五
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胸への愛撫が終わったかと思えば、首元に押し上げられていた服を頭から抜かれ、息つく間もなく唇を塞がれた。
その濃厚な口づけに夢中になっているうちに白いワイドパンツの前を開けられ、その荒々しい手つきに気づいたときには尻からずるりと抜き去られた。脱がされるズボンとともにフットカバーも取れ、身体を隠すのは水色のレースショーツのみとなった。
白い曲線美に射るようなまなざしを落とす藤田。その口から色気のある深いため息を吐き出すと、着ているセーターの襟ぐりを掴んで一気に引き抜き、インナーとともに脱ぎ捨てた。ほどよく筋肉のついた上半身が露わになる。
潤はそれを見つめ、薄くひらいた唇の隙間から熱い欲情の吐息を漏らす。湧きあがる切なさにそっと両手を伸ばすと、それに応えるように藤田が覆いかぶさってきた。ふたたび深く重なる唇と、熱を帯びた素肌が吸いつき溶け合う。
心地よい重力を受け入れながら、潤は太ももに硬いものが押しつけられていることを自覚した。そこだけが異様に熱い。
塞がれた口内で呼吸するたびに、ぐり、と腰を突き出される。その灼熱を早く受け入れようと無意識に脚がひらいていく。
その意図を理解したように藤田は背を丸め、潤の身体の中心にそれが当たるよう腰を入れた。
互いの色欲が布越しにこすれ合う。ときおりかすかに聞こえる湿った音は、すでにショーツまで染み出している愛液のしわざ。
彼のズボンを汚してしまうかもしれない。そう心配したのも束の間、腰の下に入り込んできた手に力強く引き寄せられ、腹にぴたりと密着した鋭い感触に思考を奪われた。
「つめたっ……」
「ん?」
唐突な訴えに目を丸くする藤田に、潤は「ごめんなさい」と小さく呟き、互いの腹のあいだに手を入れた。
「ベ、ベルトが……」
留め金が肌に押しつけられて冷たい。
はっと俯いた藤田は腰を離し、「ごめん、気づかなくて」と言った。
「もうたまらなくて、つい……」
正直に白状する彼のすまなそうな苦笑が、どうしようもなく愛おしさを湧き立たせる。
その笑顔を崩してみたい。もっと、とろとろに惚けきった情けない顔を見てみたい。声にならない声を聴いてみたい。自分の手で、引き出したい。
それは、潤が人生で初めて自覚する気持ちだった。なぜこの男に――考えて答えが出るのなら、これほどの焦燥感を感じずに済むのだろう。
潤はベルトの留め金に触れている指をそっと上に引き、指の背で藤田のへそのまわりをするりと撫でた。
うっ、という小さな呻きが降るとともにその硬い腹筋がひくりと跳ねる。
両手のひらを肌に這わせ、筋肉の凹凸を確かめるように上半身を満遍なく撫でまわす。厚い胸板、太い鎖骨、広い肩、そこからまた撫で下ろして脇腹に手を滑らせると、びくっと反応した藤田が愛撫を避けるように上体を起こし膝立ちになった。
「もうだめです……」
表情を歪めて囁いた彼は、潤に視線を縫いとめたまま片手でベルトを荒々しく外し、ズボンの前を開けた。
濃灰色のボクサーパンツを履いた猛々しい下半身が晒された。腰から下腹部に刻まれた稜線の先で、硬く育った彼自身が布を突き破ろうと首を伸ばしている。
潤はそれを追い求めるように、よろりと上体を起こした。その視線にただならぬ気配を感じたのか、藤田はすかさず潤の手首を掴んでその動きを制した。
目を見ひらいてその瞳を凝視した潤に、彼は悩ましげな息を漏らす。
「あなたに触られると、変になりそうだ」
熱に浮かされたようなその言葉は、もはや拒否の働きをもたない。
潤は小さく息を吸った。
「なら、触ります」
「……っ」
絶句する彼に合わせて膝立ちになり、そのたくましい胸板に自らすり寄る。曲線の隙間をぴたりと埋めるように、しなやかに背を反らして肌を密着させ、脇の下から滑り込ませた手を広い背中に回した。
ふたりを隔てる薄い布の中ではその分身がはっきりとした意志を主張してくるのに、彼の腕は抱き返してくれない。
「こうされるの、嫌ですか」
背中を指でなぞり上げながら尋ねる。どくどくと高鳴る鼓動の中で息を呑む音が聞こえるも、返事はない。
目の前にある男らしい鎖骨に唇を寄せ、ひかえめに出した舌先を這わせる。さりげなく視線だけを上げてみると、切なげに眉を下げた男と目が合った。
潤は心持ち腰を突き出し、腹にじわじわと染み入る強固な欲の気配を受け入れる。
「熱い……。昭俊さん、こんなに熱いのに……」
衝動的に吐いた甘え声は艶を纏い、一心に男を誘っている。今までこのような言葉を発したことはないし、こんなふうに腰を揺らして色情を煽ったこともない。自分で自分の言動に恥じらいを覚えながら、すがるような想いで藤田を見つめる。
彼は苦しげに眉根を寄せて悶えるような声を絞り出したが、その口がはっきりと言葉を形づくることはなかった。しかし、その大きな手はしっかりと潤の背に触れた。腰のくびれを撫で下ろし、突き出た豊かな双丘を揉み上げた。
ねっとりとした手つきで尻が揉みしだかれる。
「あぁ、んん……」
思わずねだるような声をあげると、耳たぶに柔らかな唇が押しつけられた。
藤田は音を立てて耳を何度かついばむと、外側の溝を焦らすように舐め上げる。潤が催促の甘い吐息を漏らせば、彼はその舌で内部に濡れた音を響かせた。
潤は脳内を支配する水音に息を荒げながら、双丘の割れ目に滑り込む無骨な指の存在に気づいた。それは薄いショーツ越しに濡れそぼった秘密の場所を探る。もどかしい位置を行き来するいやらしい動きに快感の震えが込み上げ、舌をかすかに晒したままでだらしなく喘ぐ。
「どうしたの」
意地悪く囁いた彼はわずかに引いた腰の隙間から手を忍び込ませ、前から潤に触れた。
「あっ……」
秘めた核心が、湿ったショーツの上からその太い指によって容易に探り当てられた。ぐり、ぐり、と円を描くように潰されていく。耳の中は淫らな音と熱い吐息に侵されつづけている。
「あっ、あぁ」
「潤さん……潤……」
「……っ」
一瞬、色気のある低音に呼び捨てにされて意識が飛びそうになった。
ぼんやりとした視界の中、耳を離れた肉厚の舌が目の前に迫る。誘われているのだと知った潤は、広い肩にしがみつきながら自ら舌を絡ませた。薄目で見つめ合いながら交互に吸いつき、粘液を交換する。
濡れたショーツの陰裂をなぞった男の指が、奥で秘唇をひらく蜜口を押し込んだ。
「あんっ……」
反射的に腰を引いたが、硬い腕にぐいと引き寄せられた。ショーツのぬめりを確かめるように藤田は指を前後に揺らす。
「ああ……こんなに染みている」
かすかに触れたままの唇が撫でるように動き、淫猥な言葉を口内に吐き出した。
その有り様をまざまざと思い知らされ、潤は思わず唇を離し首を左右に振った。しかし、欲情した雄のまなざしが容赦なく詰め寄る。
「欲しくないの」
そっと投げられた問いは、深い欲に侵されている。
「僕は欲しい。……潤が欲しい」
彼は囁きながら、思わせぶりな指の動きでショーツ越しに陰裂を突き上げた。潤が思わず股を閉じると、彼は身を屈めて胸に顔をうずめ、ぷくりと膨れた突起を濡れた舌で転がす。
「やっ、あぁ……昭俊さん」
泣きそうな声に彼は優しい唸り声で応えつつも、さらに小刻みに突起を舐め弾き、潤にまた嬌声をあげさせた。
唇を重ね合わせ、素肌を晒し合い、抱き合い、こうして愛撫に喘いでも、いまだ薄い布一枚の倫理に阻まれている。
欲望と理性の狭間で男は己の衝動に抗おうとしているのか、それとも焦らすのが目的なのか。
女の切ない願いは加速する。ショーツの内側にもぐり、秘密の丘を下り、薄い茂みをかき分けて、蕩けそうな蕾に直接触れてほしい。熟しきった果実を味わってほしい。その指で、その舌で、その猛りで――。
潤は燃えあがる激情のまま下に手を伸ばし、天を仰ぐ屹立を布越しに掴んだ。今にも爆ぜそうなほどに熱く張りつめたそれは、彼の呻きとともにぴくりと反応した。
夫のものすら、望まれたときにしか触れることはなかった。いかにこれまで自分が受け身だったかを痛切に感じながら、潤はそれに這わせた手をぎこちなく上下させた。夫のよりも迫力を感じさせるのは自分自身の興奮のせいだろうか。
「んん……」
色っぽく唸った藤田が噛みつくように唇を貪ってきた。顔を傾けて下から深くえぐり、角度を変えて今度は上から押さえ込む。それに加え、股間を占領する無骨な指は小刻みに揺れて秘芯に振動を与える。
とうとう膝を立てていられなくなった潤はへたり込んだ。
「んっ、ふ、ぁ……」
意識が散らばりはじめる。彼の分身を刺激することを忘れ、あるいは彼が意図的にそうさせたのかもしれないが、深い口づけに夢中で応えているうちにゆっくりと後ろに押し倒された。
気だるげに上体を起こした男の視線が、無防備にひらいた太ももの間に注がれる。潤が羞恥心からとっさに脚を閉じるよりも先に、藤田はそれを掴んでさらに大きく広げさせ、高い湿度を保つ中心に顔をうずめた。
その濃厚な口づけに夢中になっているうちに白いワイドパンツの前を開けられ、その荒々しい手つきに気づいたときには尻からずるりと抜き去られた。脱がされるズボンとともにフットカバーも取れ、身体を隠すのは水色のレースショーツのみとなった。
白い曲線美に射るようなまなざしを落とす藤田。その口から色気のある深いため息を吐き出すと、着ているセーターの襟ぐりを掴んで一気に引き抜き、インナーとともに脱ぎ捨てた。ほどよく筋肉のついた上半身が露わになる。
潤はそれを見つめ、薄くひらいた唇の隙間から熱い欲情の吐息を漏らす。湧きあがる切なさにそっと両手を伸ばすと、それに応えるように藤田が覆いかぶさってきた。ふたたび深く重なる唇と、熱を帯びた素肌が吸いつき溶け合う。
心地よい重力を受け入れながら、潤は太ももに硬いものが押しつけられていることを自覚した。そこだけが異様に熱い。
塞がれた口内で呼吸するたびに、ぐり、と腰を突き出される。その灼熱を早く受け入れようと無意識に脚がひらいていく。
その意図を理解したように藤田は背を丸め、潤の身体の中心にそれが当たるよう腰を入れた。
互いの色欲が布越しにこすれ合う。ときおりかすかに聞こえる湿った音は、すでにショーツまで染み出している愛液のしわざ。
彼のズボンを汚してしまうかもしれない。そう心配したのも束の間、腰の下に入り込んできた手に力強く引き寄せられ、腹にぴたりと密着した鋭い感触に思考を奪われた。
「つめたっ……」
「ん?」
唐突な訴えに目を丸くする藤田に、潤は「ごめんなさい」と小さく呟き、互いの腹のあいだに手を入れた。
「ベ、ベルトが……」
留め金が肌に押しつけられて冷たい。
はっと俯いた藤田は腰を離し、「ごめん、気づかなくて」と言った。
「もうたまらなくて、つい……」
正直に白状する彼のすまなそうな苦笑が、どうしようもなく愛おしさを湧き立たせる。
その笑顔を崩してみたい。もっと、とろとろに惚けきった情けない顔を見てみたい。声にならない声を聴いてみたい。自分の手で、引き出したい。
それは、潤が人生で初めて自覚する気持ちだった。なぜこの男に――考えて答えが出るのなら、これほどの焦燥感を感じずに済むのだろう。
潤はベルトの留め金に触れている指をそっと上に引き、指の背で藤田のへそのまわりをするりと撫でた。
うっ、という小さな呻きが降るとともにその硬い腹筋がひくりと跳ねる。
両手のひらを肌に這わせ、筋肉の凹凸を確かめるように上半身を満遍なく撫でまわす。厚い胸板、太い鎖骨、広い肩、そこからまた撫で下ろして脇腹に手を滑らせると、びくっと反応した藤田が愛撫を避けるように上体を起こし膝立ちになった。
「もうだめです……」
表情を歪めて囁いた彼は、潤に視線を縫いとめたまま片手でベルトを荒々しく外し、ズボンの前を開けた。
濃灰色のボクサーパンツを履いた猛々しい下半身が晒された。腰から下腹部に刻まれた稜線の先で、硬く育った彼自身が布を突き破ろうと首を伸ばしている。
潤はそれを追い求めるように、よろりと上体を起こした。その視線にただならぬ気配を感じたのか、藤田はすかさず潤の手首を掴んでその動きを制した。
目を見ひらいてその瞳を凝視した潤に、彼は悩ましげな息を漏らす。
「あなたに触られると、変になりそうだ」
熱に浮かされたようなその言葉は、もはや拒否の働きをもたない。
潤は小さく息を吸った。
「なら、触ります」
「……っ」
絶句する彼に合わせて膝立ちになり、そのたくましい胸板に自らすり寄る。曲線の隙間をぴたりと埋めるように、しなやかに背を反らして肌を密着させ、脇の下から滑り込ませた手を広い背中に回した。
ふたりを隔てる薄い布の中ではその分身がはっきりとした意志を主張してくるのに、彼の腕は抱き返してくれない。
「こうされるの、嫌ですか」
背中を指でなぞり上げながら尋ねる。どくどくと高鳴る鼓動の中で息を呑む音が聞こえるも、返事はない。
目の前にある男らしい鎖骨に唇を寄せ、ひかえめに出した舌先を這わせる。さりげなく視線だけを上げてみると、切なげに眉を下げた男と目が合った。
潤は心持ち腰を突き出し、腹にじわじわと染み入る強固な欲の気配を受け入れる。
「熱い……。昭俊さん、こんなに熱いのに……」
衝動的に吐いた甘え声は艶を纏い、一心に男を誘っている。今までこのような言葉を発したことはないし、こんなふうに腰を揺らして色情を煽ったこともない。自分で自分の言動に恥じらいを覚えながら、すがるような想いで藤田を見つめる。
彼は苦しげに眉根を寄せて悶えるような声を絞り出したが、その口がはっきりと言葉を形づくることはなかった。しかし、その大きな手はしっかりと潤の背に触れた。腰のくびれを撫で下ろし、突き出た豊かな双丘を揉み上げた。
ねっとりとした手つきで尻が揉みしだかれる。
「あぁ、んん……」
思わずねだるような声をあげると、耳たぶに柔らかな唇が押しつけられた。
藤田は音を立てて耳を何度かついばむと、外側の溝を焦らすように舐め上げる。潤が催促の甘い吐息を漏らせば、彼はその舌で内部に濡れた音を響かせた。
潤は脳内を支配する水音に息を荒げながら、双丘の割れ目に滑り込む無骨な指の存在に気づいた。それは薄いショーツ越しに濡れそぼった秘密の場所を探る。もどかしい位置を行き来するいやらしい動きに快感の震えが込み上げ、舌をかすかに晒したままでだらしなく喘ぐ。
「どうしたの」
意地悪く囁いた彼はわずかに引いた腰の隙間から手を忍び込ませ、前から潤に触れた。
「あっ……」
秘めた核心が、湿ったショーツの上からその太い指によって容易に探り当てられた。ぐり、ぐり、と円を描くように潰されていく。耳の中は淫らな音と熱い吐息に侵されつづけている。
「あっ、あぁ」
「潤さん……潤……」
「……っ」
一瞬、色気のある低音に呼び捨てにされて意識が飛びそうになった。
ぼんやりとした視界の中、耳を離れた肉厚の舌が目の前に迫る。誘われているのだと知った潤は、広い肩にしがみつきながら自ら舌を絡ませた。薄目で見つめ合いながら交互に吸いつき、粘液を交換する。
濡れたショーツの陰裂をなぞった男の指が、奥で秘唇をひらく蜜口を押し込んだ。
「あんっ……」
反射的に腰を引いたが、硬い腕にぐいと引き寄せられた。ショーツのぬめりを確かめるように藤田は指を前後に揺らす。
「ああ……こんなに染みている」
かすかに触れたままの唇が撫でるように動き、淫猥な言葉を口内に吐き出した。
その有り様をまざまざと思い知らされ、潤は思わず唇を離し首を左右に振った。しかし、欲情した雄のまなざしが容赦なく詰め寄る。
「欲しくないの」
そっと投げられた問いは、深い欲に侵されている。
「僕は欲しい。……潤が欲しい」
彼は囁きながら、思わせぶりな指の動きでショーツ越しに陰裂を突き上げた。潤が思わず股を閉じると、彼は身を屈めて胸に顔をうずめ、ぷくりと膨れた突起を濡れた舌で転がす。
「やっ、あぁ……昭俊さん」
泣きそうな声に彼は優しい唸り声で応えつつも、さらに小刻みに突起を舐め弾き、潤にまた嬌声をあげさせた。
唇を重ね合わせ、素肌を晒し合い、抱き合い、こうして愛撫に喘いでも、いまだ薄い布一枚の倫理に阻まれている。
欲望と理性の狭間で男は己の衝動に抗おうとしているのか、それとも焦らすのが目的なのか。
女の切ない願いは加速する。ショーツの内側にもぐり、秘密の丘を下り、薄い茂みをかき分けて、蕩けそうな蕾に直接触れてほしい。熟しきった果実を味わってほしい。その指で、その舌で、その猛りで――。
潤は燃えあがる激情のまま下に手を伸ばし、天を仰ぐ屹立を布越しに掴んだ。今にも爆ぜそうなほどに熱く張りつめたそれは、彼の呻きとともにぴくりと反応した。
夫のものすら、望まれたときにしか触れることはなかった。いかにこれまで自分が受け身だったかを痛切に感じながら、潤はそれに這わせた手をぎこちなく上下させた。夫のよりも迫力を感じさせるのは自分自身の興奮のせいだろうか。
「んん……」
色っぽく唸った藤田が噛みつくように唇を貪ってきた。顔を傾けて下から深くえぐり、角度を変えて今度は上から押さえ込む。それに加え、股間を占領する無骨な指は小刻みに揺れて秘芯に振動を与える。
とうとう膝を立てていられなくなった潤はへたり込んだ。
「んっ、ふ、ぁ……」
意識が散らばりはじめる。彼の分身を刺激することを忘れ、あるいは彼が意図的にそうさせたのかもしれないが、深い口づけに夢中で応えているうちにゆっくりと後ろに押し倒された。
気だるげに上体を起こした男の視線が、無防備にひらいた太ももの間に注がれる。潤が羞恥心からとっさに脚を閉じるよりも先に、藤田はそれを掴んでさらに大きく広げさせ、高い湿度を保つ中心に顔をうずめた。
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