53 / 59
気持ち、重なって(霞編)2
しおりを挟むそして、昂ぶったものを、腰に力を入れてわたしの中に入れていく。
「か、すみっ……大きすぎ、っ……入んないよ……っ」
「もう入ってるぜ、奥まで全部」
「うそ、……」
「ホント」
霞はわたしを抱きしめ、ゆっくりと動き始めた。時には速く、時には遅く、相変わらず意地悪くわたしを焦らすように。
その快感に、わたしが耐えられる筈はなかった。
「は、あ……、っ、好き、霞……大好き」
わたしの手が霞の肩や背中に回り、縛っていた輪ゴムが取れて霞の髪の毛がはらりと自由になったけれど、わたしはそれどころではなかった。
「まだイッちゃ駄目だぜ」
自分も息を乱し始めた霞が、わたしにキスしてそう言う。
「ダメ、だってもうわたし、」
「苺ちゃんと一緒にイかないと、ちゃんと退治が出来ないから」
本当なのか分からなかったが、霞はそう言って昂ぶりを花芯の入り口辺りまで抜き、そこで擦る。
「霞、霞、わたしっ……、あ、んんっ……」
自分をそうして更に高めておき、快楽に身を縛られて動けないでいるわたしを、自分との繋がりが離れないように注意しながらひっくり返し、四つん這いにさせる。が、力の抜けかかったわたしはかくんと肘をついてしまう。
「か、すみ?」
「もっと快くさせてやるよ」
優しく意地悪くそう言い、霞は再びわたしの中を往復する。先刻より激しく、だがどこか労わるように昂ぶりが動く。
霞の手の片方はわたしの腰を抑え、もう片方は揺れる乳房を覆う。指を器用に動かし、突起を転がす。
「あっ、あ、や、そんなことしたらっ……」
「ここ、イイ?」
声は優しいが、笑みは飽くまで意地悪い。
「はっ、あ、ああっ」
「っと」
わたしの中が昂ぶりを締め付けかけたのに気付き、霞は一度引き抜く。
「いやっ、なんで……」
振り向くと、
「苺ちゃん、イきそうだったから」
にっこりと、悪魔のような優しい笑み。
「お願い、」
自分が頼もうとしていることが何なのかに直前で気付き、わたしの熱くなった頬にさらに熱が集まる。
霞には勿論分かっていただろう。
「続きは?」
髪の解けた霞が、いつもより蟲惑的に見える。見惚れて、わたしは唇を戦慄かせた。
「かす、みは……入れたく、ないの?」
「苺ちゃん次第」
ずるい、というわたしの呟きに霞は喉の奥で笑った。
霞は背後からわたしの腰骨を抑え、昂ぶりを花芯に触れさせる。それだけでわたしの腰が勝手に動いた。
「……やっ……」
「頼みたいことがあるんだろ? 叶えてやるから言ってみな?」
霞に触れられている部分がどんどん熱を持っていく。身体がどうにかなりそうで、わたしは小さく言った。
「……い、れ……て……」
霞は少しだけ、入れる。ぴくんとわたしの身体が反応する。
「俺のでいいのか?」
「い……じわるっ! 霞がいいの、霞のじゃなきゃイヤっ……!」
これだけ恥ずかしいことを言わせたのに。まだ、そんなことを言う。
ひっく、としゃくりあげ始めたわたしの滴り落ちる愛液を出している花芯に、霞は一気に昂ぶりを入れた。さっきより熱くなっている。わたしの中も更に熱く、待っていたように霞に絡み付いてきた。
「苛め過ぎた? 俺」
くすくす笑う霞は、まだ許さない。乳房に置いた手で愛撫を与えながら、腰に当てた手の指を伸ばし、花芽を擦り始める。
「やあぁっ……っ!! 霞、霞っ!!」
そう喘ぐわたしの声に、霞の息も先刻より乱れていく。両手の動きはそのままに、腰の動きを速めていく。
「苺ちゃん……苺」
「はぁっ、! あっ、あ、んんんっ、あっ、!」
「泣き虫苺……一生俺のものだからな……離さない」
わたしの霞への吸い付きが強くなり、二人同時に絶頂が来た。
「あ、あ――――――!!!」
「っ、……!」
どく、と霞が自分の中で動き、脈打つのが分かる。何度もそうして、温かいものが中に広がっていく。
ああ……本当に好きな人と繋がるって、こんなに気持ちいいんだ……。
朦朧とした意識の中で、わたしは心と身体中いっぱいに幸せを感じていた。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
優しい雨が降る夜は
葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン
無自覚にモテる地味子に
余裕もなく翻弄されるイケメン
二人の恋は一筋縄ではいかなくて……
雨降る夜に心に届いた
優しい恋の物語
⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡
風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格
雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる