量子的な彼女

僕の彼女は、量子的だ。
量子的と言っても量子のような振舞いを見せるという訳ではなくて、彼女は粒子でありまた波でもあるという意味ではないし、ましてや彼女の存在位置は確率でしか表すことができないという意味でもない。
いや、気まぐれな彼女の性格を考えればそういった解釈もあながち間違いではないのだけれど、単に理系女子をこじらせた彼女が、何かにつけ量子論にこじ付けた話題を振ってくる……そういった意味で量子的なのだ。
24h.ポイント 28pt
0
小説 21,586 位 / 193,631件 青春 154 位 / 7,014件

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

【ショートショート】雨のおはなし

樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
青春
◆こちらは声劇、朗読用台本になりますが普通に読んで頂ける作品になっています。 声劇用だと1分半ほど、黙読だと1分ほどで読みきれる作品です。 ⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠ ・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します) ・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。 その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。

水葬日和

夜隅ねこ
青春
生きることに疲れて現実から逃げ出した青年と幼い少女が、自由を探すために奮闘する。

明日は、屋上で会おう。

肥料
青春
「それに何の意味があるの………?」 「え、何?僕のこと好きなの?笑」 「今日も推しが尊すぎる!!!」 「へぇ、同性愛とか大丈夫なタイプ?」 「「明日は、屋上で会おう。」」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 対人恐怖症のいじめられっ子「山森颯人」、 よく笑う謎のクラスメイト「菅野淳太」、 アニメが好きなの元気なオタク「竜胆楓」、 お金持ちの真面目な美少女「城戸早苗」の 4人が在籍する、とある中学校の話である。 放課後、屋上に続く階段にある踊り場で、静かに本を読んでいる颯人と、授業を抜けて颯人のもとへ来る淳太の2人が、毎日話していく旅にどんどん打ち解けていき… 放課後、3年B組の教室で何気のない会話をしている、颯人と淳太が熱い恋愛をしていると勘違いをしているオタクの楓と、淳太の幼なじみである、お金持ちなクラスのマドンナ、早苗の秘密の日常… そして、この4人が1つの事件をきっかけに出会い、淳太と早苗が抱える大きな秘密を知ることとなる。 恋愛、ホラーありの長編小説。 ※作者がサボりがちなので続かなかったらすみません。

セラフィム学園高等部

Olivia
青春
 お金持ちのお嬢様や、お坊っちゃまが通う、幼少中高一貫校の高等部。  1年A組の華やかな(⁈)生徒たちの物語。

イケメン少女と子犬王子

星名柚花
青春
覗きを働いた男子に鉄拳制裁したり、体調不良の女子をお姫様抱っこで保健室に連れて行ったり。 そんなことをしているうちに、湖城あやめは女子からモテまくるようになった。 どうやったら女子じゃなく男子にもてるようになるのか。 私だって青春したいのに!! 悩んでいるとき、あやめは不良に絡まれていた美少年を助けた。 美少女と見紛う美貌の彼は、あやめに興味を示し…?

中学生

沖野洋
青春
中学生だったあの頃。 あの頃は、毎日毎日、シャープペンシルの芯を折ることの繰り返しで、正しい物がどれかなんて分からなかった。 また、落書きの繰り返しでもある。または、勉強漬けの密封された苦しい期間でもある。また、精液の匂い、汗の匂いのする、発育の時期でもある。 中学生。言ってしまえば、それは、異常なまでの自意識過剰と、異常なまでの無垢な瞳と、清純さ、それでいて、単純な残酷さを重ね持つ。 そして、直線的な人間の人生において、最も、スポットライトの当たる濃密な時間である。 その濃密でいて、事件などとは皆無な、ただの日常を切り取った叙述ではあるのだが、然し、その愛すべき中学生という時間に何か懐かしさや、憧れを感じてもらえるのではないだろうか。 とりあえず、授業中の、窓から見える青い空、遠くに見える鉄塔を思い出してもらいたい。 まぁ、窓際の席に座ったことのない人には、勿論、思い出せと言っても無理な話なのだがね、ましてや、鉄塔など無い、と言われればそれまで。然し、表現として言ったまでで、回想の準備運動と言ったところだろうか。

My Angel -マイ・エンジェル-

甲斐てつろう
青春
逃げて、向き合って、そして始まる。 いくら頑張っても認めてもらえず全てを投げ出して現実逃避の旅に出る事を選んだ丈二。 道中で同じく現実に嫌気がさした麗奈と共に行く事になるが彼女は親に無断で家出をした未成年だった。 世間では誘拐事件と言われてしまい現実逃避の旅は過酷となって行く。 旅の果てに彼らの導く答えとは。

処理中です...