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第二十二話 権力を持った愚か者
しおりを挟む古城に帰った私は、討伐隊が来ることと、私を殺した元弟が来ていることを伝えた。
それを聞いたセレリア達は、何故か、怒っていた。
理由を聞いてみたところ、どうやら私が殺したことに怒っているようだ。
私が、セレリア達に出会えたから、逆に感謝したいぐらいと言うと、セレリア達は、嬉しそうな表情を浮かべていた。
私は、セレリア達に、古城の奥にいて欲しいと言うと、嫌と言われた。
そして、セレリア達は、ある提案してきた。
私は、何とか、その提案を断ろうとしたが、恋人達のお願いを断れず、受け入れることになってしまった。
そして、討伐隊が、やってきた。
私は、配下達に、出て来るなと命令してある。
討伐隊は、古城の中に入ってきた。
私は、シャドーナイトの装備をつけて、玄関で立っていた。
私の後ろには、セレリア達がいた。
セレリアは、あの黒いドレスを、リタは、黒い軍服を、サリラは、黒い天使の服を着ていた。
リタとサリラは、幻術の魔法具をつけてままにしてもらった。
悪魔と堕天使の姿を見せるのは、危険過ぎる。
古城の中に入ってきた討伐隊は、驚いていた。
その中で、私の元弟だけは、違った。
セレリア達のことを見ていた。
元弟は、「おい、そこの女達。俺は、この国で、1番偉くなる人間だ。そして、正当な王位継承者だ。だから、俺の女になれ」
セレリア達は、元弟に、嫌悪感を剥き出した。
元弟は、「何を迷うことがある。そこにいる平民よりも私の方が、権力も金もあるんだぞ。宝石でもドレスでも何でも買うことが出来るぞ」
セレリア達は、元弟に、蔑む視線を向けた。
私は、誰にもバレないように、録音の魔法具を使用した。
「第2王子殿。貴方は、何故、自身の兄を殺したのか?」と、聞いた。
「うん?イラつくからだよ。あいつは、俺が王になるはずだったところを横取りした人間だ。殺しても何も問題無い人間だ」と答え、元弟が、醜悪な表情を浮かべた。
「それだけの理由で?」と、聞いた。
「ああ、そうだ。元兄の最後は、面白かったよ。刺した時に、疑問を浮かべていたからな」と答え、元弟は、見るに耐えない表情を浮かべていた。
元弟は、愉悦感に浸りながら、「だから、今から、お前を殺して、後ろにいる女達を犯してやる。いや、お前を半殺しにして、目の前で、犯すのもいいだろう」
周りの近衛兵達と王立騎士達は、明らかに引いていた。
王族の言葉では無いからな。
証拠もこれぐらいあればいいだろう。
そろそろ、終わらせるか。
「シャドーバインド」と、唱えた。
影が、討伐隊の体と口を縛った。
私は、2本の大剣を抜き、元弟に近付いた。
私は、大剣を元弟首に当て、「第2王子。死にたく無かったら、来た道を戻り、この古城で何も無かったと言え。分かったら、頷け」
すると、元弟は、頷いた。
私が、シャドーバインドを解くと、我先にと、1番にこの古城を出て行った。
それに続いて、近衛兵達と王立騎士達が、この古城を出て行った。
よし、これで、取り敢えずは、大丈夫だな。
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