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第二十一話 討伐隊
しおりを挟む冒険者達が、古城にはやって来てから、3日が経った。
私とセレリア達と一緒に、街に来ている。
今は、街の中を歩いているが、男達の嫉妬の視線がよく刺さる。
セレリアもリタもサリラも美少女だから仕方ない。
ちなみに、セレリアは、16歳ぐらいの外見をしている。
まぁ、セレリアは、封印の時間を除けば、16歳だ。
ちなみに、私もリタもサリラも16歳だ。
新しい服屋を見つけたので、その中に入った。
その服屋は、少し変わっていた。
その服屋の中には、黒い軍服が、置かれていた。
何故か、セレリアとサリラが、リタにそれを勧め、試着させた。
試着を終えたリタは、恥ずかしそうにしながら、試着室から出てきた。
リタに、その軍服は、似合っていた。
リタは、凄く恥ずかしがっていたが。
私は、それを購入し、服屋を出たら、昼時になっていた。
なので、評判が良い食堂に向かい、その中に入った。
各々好きなものを注文し、料理が来るまで、会話をして過ごした。
料理が来たので、食べ始めた。
定食屋で、食事を食べながら、セレリア達と話していると、後ろから、気になることが聞こえてきた。
私は、セレリア達と会話しながら、耳を傾けた。
「おい、知っているか?この街に討伐隊が、来ることを」と、男が、もう1人の男に聞いた。
「討伐隊?何で、ここに来るんだ?」と、もう1人の男は、男に、聞き返していた。
「何でも、ゴブリンが居なくなった原因を調査していた冒険者達が、森の中で、古城を見つけたんだ。そこには、ドラゴンがいたらしい」と、男は、答えた。
もう1人の男は、「それで、討伐隊か」
「そういうことだ」と、男は、答えた。
「その討伐隊は、いつ来るんだ?」と、もう1人の男は、男に聞いた。
「3日後らしい」と、男は、答えた。
討伐隊か。
面倒なことになったな。
後で、確認しなくてな。
その日は、街を楽しみ、古城に帰った。
3日後、私は、シャドートラベリングを使って、街に向かった。
街には、討伐隊が、到着していた。
私は、その討伐隊を見て、驚きを隠せなかった。
あれは、近衛兵と王立騎士団か。
しかも数は、千を超えている。
私の見知った顔もある。
私は、この討伐隊の指揮官をみた。
ああ、やっぱりか。
王城を守ることを仕事している近衛兵がいるんだ。
いるはずだ。
私を殺して、アンデットになった原因の元弟。
まぁ、私は、元弟に復讐したいと思わないが。
あのダンジョンの下に落とされなければ、セレリアと出会うことは無かった。
そして、シャドーナイトになり、セレリアとリタとサリラと恋人になることも無かっただろう。
確認も終わったことだ。
古城に帰って、討伐隊のことを伝えるか。
私は、シャドートラベリングを使って、古城に帰った。
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