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第十三話 女子会
しおりを挟む[茉里視点]
僕の名前は、管山 茉里。
異世界に召喚されて、クラスメイトの1人だよ。
異世界から帰ると、僕は、自分の家族から、絶縁を言い渡された。
僕は、悲しかったけど、色々と頑張った。
僕のスキルは、武闘だったが影響したのかは、分からないけど、空手のいいところに入れた。
そこでも頑張った。
でも、僕は、帰還者という理由で、出場資格を失った。
僕は、絶望するしか無かった。
絶望している僕を監督は、車に押し込めて、何処かの山奥に向かった。
途中で、車を止め、僕の服を剥ぎ取ってきた。
僕は、そこで、犯されると思い、蹴りを腹に入れ、車を飛び出した。
その時は、下着姿で、裸足だった。
それでも、僕は、逃げた。
嫌だ、犯されるなんて。
走り続けると、道路に出た。
道路には、車が走っていた。
轢かれると思ったが、車が、急ブレーキを踏み、ギリギリ僕の前で止まった。
僕は、そこで、女の子座りをしてしまった。
車から、出てきた人に、ブランケットをかけられた。
僕は、犯されそうになったことを伝えたら、その人は、僕の友人の宗佑だった。
僕は、宗佑に助け貰って、宗佑と一緒に暮らしている。
宗佑と再会してからは、危険なことなんて無かったし、楽しい。
そんな日々を過ごしていた僕は、いつしか宗佑のことが好きになっていた。
だから、宗佑が、裏の組織が主催のオークションに行くと聞いた時は、とても心配した。
でも、宗佑は、利用価値があるからと言って、行ってしまった。
僕は、宗佑に、無事で帰ってきてと約束された。
僕は、祈った。
これ以上、僕から、奪わないで。
散々、奪ったんだから、やめて。
宗佑がオークションに行ってから、2日後の夜中に、ドアが開く音が聞こえた。
僕は、走って玄関に向かうと、宗佑が帰ってきていた。
そして、僕は宗佑の胸に飛び込んだ。
良かった。
宗佑が、無事に帰ってきて。
何故か、宗佑の隣には、異世界で出来た友人のソニアがいた。
これには、僕は、驚きを隠せなかった。
その後、ソニアは、僕達と一緒にすることになった。
やっぱり、ソニアは、女子力が高い。
ここは、1回話しておきたい。
そう思った日は、丁度宗佑が、ソニアを買った分のお金を支払いに行くと、言っていたので、夜は、ソニアと2人きりだ。
宗佑を見送ってから、ソニアに声をかけた。
「少しいいかな?ソニア?」と、聞いた。
「ええ、大丈夫ですよ、茉里さん」と、ソニアは、答えてくれた。
「ソ、ソニアは、言っておきたいことがあるの」と言い、ソニアの目を見た。
ソニアは、不思議そうにしていた。
僕は、覚悟を決め、「ぼ、僕は、そ、宗佑のことが好き」
この時の僕の顔は、真っ赤になっていただろう。
「やっぱり、茉里さんも宗佑様のことが好きなのですね」と答え、ソニアは、納得の表情を浮かべた。
「も?ということは、ソニアも宗佑のことが好きなの?」と、聞いた。
「はい、私も宗佑様のことが好きです。私を助けてくれた時に、好きになりました。そして、一緒に過ごしていく中で、もっと好きになりました」と、ソニアは、答えたくれた。
「茉里さんが、宗佑様のことを好きだと薄々分かっていましたが、だからと言って、負けるつもりはありません」と言い、ソニアは、微笑んだ。
その時のソニアの顔は、若干赤かった。
どうやら、ソニアは、本当に宗佑のことが好きみたいだ。
「僕は、負けないよ」と言い、満面の笑みを浮かべた。
「私も友人だからと言って、手加減致しませんよ」と言い、ソニアも満面の笑みを浮かべた。
宗佑。
僕は、負けないよ。
ソニアよりも女子力が低いかもしれないけど、負けない。
だって、宗佑のことが大好きだから。
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