勇者と妖精の恋と冒険

ヨッシー

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勇者と妖精と猫の生活

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翌朝

アレス「カーくんたち…オレたちはまたちょっと出かけてくるんだけど、今日もここに居てもらっていい?」
カーくん「うん!」
ホイミン「全然いいよ~」
メープル「うん!」
アレス「ボッちゃん、どうする?…一緒に行く?…ここで待ってる?」
ボス「すぐ帰る?」
アレス「うん…昼前には帰るかな」
ボス「ならここにいる」
アレス「わかった…ナデナデ」
ボス「もっと撫でて」
アレス「うんw…ギュ…ナデナデナデナデ」
ボス「嬉しい」

アレス「じゃ、ミリア、クロードんとこに行こうか」
ミリア「はーい」

クロードはいつもこの時間は修練の時間だから、今なら大丈夫だろう

クロードの視界を確認し、修練していたから、転移した

アレス「ふぅ」
クロード「アレス!!」
ミリア「ただま~」
クロード「お、おかえりw」
アレス「いつも突然ごめんね」
クロード「ううんw…いつでも嬉しいよ」
アレス「今日はちょっと頼みがあって来たんだ」
クロード「何かな?…ボクの部屋に行こうか」
アレス「うん」

クロード「今日はボッちゃんは?」
アレス「今日は置いてきた」
ミリア「寂しかった?」
クロード「うん…」
アレス「ごめんw」

そして、クロードの部屋

クロード「それで…頼みっていうのは?」
アレス「んっとね…フラナの地図ってあるかい?」
クロード「ああ…ちょっと待ってね……」

クロードは地図を出して広げた

クロード「それで?」
アレス「クロード…今から言う話は、ちょっとビックリすると思う」
クロード「う、うん」
アレス「実はここいらにね…魔界へのゲートってのがあるんだ」
クロード「…え?!…てことは、魔界へ行く為の入り口?」
アレス「そう」
クロード「こ、こんな近くに?」
アレス「そう…そのゲートの詳しい場所は今はまだ言えない…なぜかって言うと、クロードを信用してないわけじゃ全然ない…誰かが知って、興味本位でも近づいて欲しくないからだ」
クロード「…ボクは誰にも言わないよ?」
アレス「わかってるよw…でも、元々知らないなら、その方が楽だ…だろ?」
クロード「ボクは知らなくても良いって事?」
アレス「傷つけたか?」
クロード「…ボクの国の事だからね…」
アレス「…すまない…ちょっと待ってくれ」

オレは言うかどうか迷った

ミリア「お兄ちゃん、クロードちゃんだけに教えてあげれば?…クロードちゃんはお兄ちゃんとの秘密は持ってても辛くなんかないよ」
クロード「…そうだよ」
アレス「わかった…ただ、オレはクロードに危ない事が少しでもないようにしたかっただけってのはわかってほしい」
クロード「うん…それはわかってる」
アレス「…よし、じゃあ、今からクロード…外出出来るか?…実際に連れてってやる」
クロード「うん!…ちょっとここで待っててほしい」

クロードは部屋を出ていった

アレス「ああ、オレはバカだな…最初からゲートの事なんか言わないで話せば良かったのに…」
ミリア「でも、ウソは良くないのよ…特にクロードちゃんをごまかすのはダメなのよ」
アレス「…うん…そうだよなぁ…」
ミリア「お兄ちゃんとアタシでゲートを守ればいいのよ」
アレス「それもそうだなw…ミリアの言う事が正しいよ…ギュ…スリスリ」
ミリア「うー…スリスリ」

ガチャ
クロード「お待たせ…」
アレス「じゃあ、行こうか」

オレたちはクロードの部屋のバルコニーに出て、そこでキャリアを出した

キャリアが出せるほどバルコニーが広い

アレス「乗ってくれ」
クロード「うん…おお、中がすごい事になってるねw」
ミリア「フワフワでしょ?w」
クロード「うん…居心地がいい」
アレス「そうだろ?w…よし、行くぞ」

キャリアを飛ばして、ゲートのある岩山に向かった

岩山

アレス「ここ…この洞窟の入り口から少し奥に入るとゲートがある」
クロード「へぇぇ…」
アレス「決してゲートをくぐるなよ?」
クロード「う、うん」
アレス「魔界は怖いとこではないが、お前の心が狂うのは嫌だからな」
クロード「わかった」
アレス「ゲートの前まで行くのも勘弁して欲しい…」
クロード「…うん…場所はわかったからいいよ」
アレス「ごめんな…このゲートを教えてくれた奴もオレの大切な親友なんだ…」
クロード「魔王さんかい?」
アレス「うんw」
クロード「なら仕方ないねw」
アレス「いつか会えるといいな」
クロード「そうだねw」
アレス「でさ…ちょっと移動する」
クロード「うん」

次は移動して、湖の上空に来た

アレス「下を見てみて?」
クロード「うん…」
アレス「わかる?…湖があるの」
クロード「ああ…うん…あんなとこに湖があったのか…」
アレス「そうなんだよw…小さな湖だけど」
クロード「知らなかったw」
アレス「あの岩山と湖はさ、誰かの所有地だったりするかな?」
クロード「いや、違うと思うよ…調べてみないと今はわからないけど…あんなとこ持ってても仕方ないよ普通…どうして?」
アレス「オレはこれからは、あの湖を拠点にする…あそこに住んで、これからの人生はゲートの番をする…魔人を来させないのと、人間たちも行かないように」
クロード「…え?…そ、そんな…君の人生をそんな犠牲にして…」
アレス「いいんだ別にw…オレ、勇者だし…それに、あそこに寝泊まりするってだけで、結局はいろんなとこ遊びに行くぞ?…オレは」
ミリア「そうよw」
クロード「そっかw…それであの土地が欲しいんだね?」
アレス「そうそう…あの辺り一帯」
クロード「わかった…ボクが許可する…もし調べて、誰かの所有地だったとしても、ボクが買い戻す…これからはそうだな…」

クロードは地図を広げて、線を引いた

クロード「この線のこっちは君の管轄にする」
アレス「ほんとか?」
クロード「うん」
アレス「土地代払うよ」
クロード「いや、いいよw…どうしてみんなの為にゲートを見張る選択をしてくれた君から、金をとれるというの?」
アレス「いやでも…なんか悪いなあ」
クロード「むしろボクら人間たちは君に感謝しないといけないじゃないか」
アレス「…いいの?」
クロード「うんw…あの湖に住むなら、家を建ててはどう?」
アレス「ああ、いいね~」
ミリア「いいね(੭ ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭⁾⁾ 」
クロード「じゃあ、ボクが君の家をプレゼントするよ」
アレス「え!Σ(゚д゚υ)…いや、それはさすがに…」
クロード「いいから!…ね?」
アレス「いやしかし…」
クロード「こう思ってよ…『フラナから勇者への支援』って」
アレス「それはつまり、国政の一部って事?」
クロード「そう」
アレス「…なら仕方ない」
クロード「ふふw」
アレス「…ならやっぱり、魔王には悪いけど、実際にゲートを見せるよ…たしかに本物だってのを確認する義務があるよな?」
クロード「ボクは君を疑ったりはしないけど……うーん…たしかに…たしかに本物のゲートがあるという確認はしないとダメだね…」
アレス「国政だもんな」
クロード「うんw…もちろん、君の食料なんかの支援もするよ」
アレス「マジで?Σ(゚д゚υ)」
クロード「そんな事はさ…こんな言い方は嫌だけど…ボクは金持ちだからw…大した事じゃないから」
アレス「…甘えるぞ?」
クロード「国政だからね、仕方ないね」
アレス「…ありがとう…ウル…それは本気で助かる」
クロード「君はそのずっと前に、二度もボクの国を守ってくれたじゃないか」
アレス「それは勇者だし、友達なら当たり前じゃんか」
クロード「だったらボクも当たり前の事をしてるだけだよ」
アレス「…ありがとう」
ミリア「良かったねぇ」
アレス「うんw」
クロード「だけど家を建てるのはいいけど、材料の運搬と、職人はどうしよう」
ミリア「材料の運搬て?」
クロード「家の材料をどうやって運ぼうかなってこと」
ミリア「アタシがちっちゃくすればいいのよ」
クロード「あ、そっか…便利だなぁ」
アレス「ほんとだよ…」
クロード「職人さんも連れてきてもらえる?」
アレス「…いや、この場所は他人には知られたくない…材料だけ運んで、あとはオレが一人でなんとかやる」
クロード「ええ?!…君、家の建て方も知ってるの?」
アレス「いや、さすがに知らねえけど…なんとかやるよ」
クロード「そ、そう?」
アレス「うん…手伝いが要る時はダンとかにお願いするし」
クロード「ああ、海賊の時の…」
アレス「うん…アイツは信用出来るから」
クロード「ボクも手伝えたらなあ…」
アレス「王様だもんなぁ…」
クロード「ビリーも使うかい?」
アレス「ああ!…それは助かる!」
クロード「だよねw…じゃあそろそろ戻って、ビリーにも話そう」
アレス「うん…じゃ、ゲートを見てから戻るか」
クロード「うん」

そうして、ゲートの洞窟の入り口で降りて、ゲートの前に来た

クロード「これが…ここを通れば魔界?」
アレス「そう…だけど、通ったとしても、向こうにもデカくて頑丈な扉があるからさ…その扉を開けられなきゃいけないな」
クロード「そっか…」
アレス「それに、もしその扉が開いてたとしても、行っちゃダメだ…瘴気の事もあるけどさ…魔人は悪い奴ってわけじゃなくても、良い奴ってわけでもないからな?…人間とは価値観が違うし、能力だって優れてる…警戒されて殺されても文句は言えねえから」
クロード「それはそうだね」
アレス「ましてやゲートを出たとこは、魔界の軍隊の施設だ…ただでさえ魔人は人間より強いのに、戦う訓練された魔人に会う事になる」
クロード「それはヤバいw」
アレス「まぁ、しかし、普段は洞窟の入り口は結界で塞ぐからね…よっぽどの魔法使いじゃなきゃ入れない」
クロード「それがいいね…けど、結界を張るなら、ここで見張ることもなくない?」
アレス「万一だってあるし、それに、あの湖がオレは気に入ったんだ…終の住処にするならあそこがいいんだ」
クロード「そう…でも、なんだかそれもアレスっぽいねw」
アレス「そうお?」
クロード「うん…だって君が普通の人たちみたいに、毎日毎日地道に働いて堅実に暮らすなんて、想像出来ないものw」
アレス「…それはオレもそう思うけど、ダメ人間みたいじゃねえかw」
クロード「いや、そんな意味じゃないけどw」
ミリア「ゲラゲラ(* ≧▽≦)ノ=3」
クロード「君は本当、風のような存在っていうか…」
アレス「いや、もういいよw…じゃあ城に戻ろうか」
クロード「うん、お願いミリアちゃん」
ミリア「はーい٩(*❛⊰❛)۶」

そして、城に戻り、ビリーに話をもちかけた

ビリー「ええ?!…でも、家なんて作った事ないけど…」
アレス「オレもないけどさ…なんとかなりそうじゃね?…まあ、無理強いはしないよ…ただ、わからなくても技術のあるビリーが居てくれりゃ、心強いんだ」
ビリー「…なんとかなるかわからなくてもいいなら、もちろんやるよw」
アレス「よっし、決まりだ」
クロード「ちゃんと給金は出すからね」
ビリー「ありがとうございます!…わからないなりにも、調べて本気でやります」
アレス「ありがとうビリー…いつも助けてもらってすまない」
ビリー「いやいや…オレはエイミちゃんを立ち直らせたの間近で見てたからね…そんな人の役に立つなら嬉しいよ」
ミリア「おー!ビリーかっけぇ!」
ビリー「お、そうかい?w」
ミリア「うん!」
ビリー「やったねw…じゃあ、そしたら…オレはいろいろと建築の事、調べてみるよ」
アレス「ありがと…そんで、悪いけど…オレはまたこれから用事あって、行かないといけない」
クロード「忙しいね、君はw」
アレス「ああ、うんw…だからまぁ、そろそろ行くよ…また来る」
ビリー「うん、また」
クロード「またねw…ミリアちゃんもまたね…」
ミリア「またね~٩(*❛⊰❛)۶」

そうして次は、まおちゃんの城に転移した
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