勇者と妖精の恋と冒険

ヨッシー

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ドラゴニア

7

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そして昼過ぎ

エウレカ「アレス…ちゃんとエントリーされてるよ!」
アレス「ん?…出場が決まったって事?」
エウレカ「そうそう!…特別ルールで、アレスとの対戦の時だけは飛ぶのなしになってる」
アレス「おお、そりゃありがたいねえ」
エウレカ「どうする?…過去の対戦相手たちの動画とか見てみる?」
アレス「…うん…見れるのか?」
エウレカ「見れる見れる」
アレス「よし、見る」

ミリア「お兄ちゃんどう?」
アレス「大丈夫だね…問題ない」
エウレカ「マジで?」
アレス「うん…出場者は何人居る?」
エウレカ「10人…みんな名だたる強者だよ」
アレス「わかった…18ポイントとってやる」
エウレカ「すごい自信w」
ミリア「カッコいい~///」

試合は2日後で、試合の会場には二つの武舞台がある

順番に二組ずつ戦って、終わるまで大会は続くらしい

エウレカは社長が有給休暇というのをとってくれて、二週間ほど休みになった

オレの面倒を見てくれるらしい
ドラゴンて優しいよなw

オレとミリアは大会の日まで、エウレカの実家に行く事になった

エウレカ「ただいま~」
母「あら、おかえり…え?…そちらの方は人間?!」
アレス「アレスって言います…よろしくおねがいします」
ミリア「ミリアです٩(*❛⊰❛)۶」
母「まあ…あの大会の…」
アレス「はいw…おじゃまして迷惑ではないですか?」
母「全然ですよw…よくいらしてくださいました…母親のツツジと言います」
アレス「よろしくです」
エウレカ「母ちゃん、元気だった?」
ツツジ「ええ…」
エウレカ「父ちゃんは?」
ツツジ「働きに行ってるよ」
エウレカ「そっか…まあ、そりゃそうか」
アレス「お前、あんまり帰ってないのか?」
エウレカ「ああ、うん…年に二回くらい」
アレス「ふうん…親孝行しろよな?」
エウレカ「わかってるよw」
ツツジ「ごはんは?」
エウレカ「オレは大丈夫だけど…アレスは毎日3回食べるんだよ、作ってあげてもらえる?」
ツツジ「はいはい…アレスさん、ミリアちゃん、どうぞくつろいで待っててくださいね」
アレス「ありがと」
ミリア「ありがと~!」
エウレカ「ミリアちゃんは水とかジュースだけでいいんだって」
ツツジ「そうなの?」
ミリア「うん!…アタシは人間じゃないのよ!」
ツツジ「まあ!…すごいわ」
エウレカ「ミリアちゃん、すごく良い子でかわいいけど、母ちゃんより歳上なんだよw」
ツツジ「あらまあ!」
ミリア「あははw…でも子ども扱いでいいのよ」
アレス「ミリア、ママって呼んでやれよ」
ミリア「ママ!…ギュ」
ツツジ「あらぁ…かわいい///…ナデナデ」
アレス「あははw…ツツジさん、かわいがってあげてください」
ツツジ「はいw」

エウレカ「アレス、龍生ゲームやろう」
アレス「なにそれ?」
ミリア「なに~?」
エウレカ「これだよw」

エウレカは古びた箱を開けて、中から盤面のものを取り出した

龍生(人生)をゲーム感覚で遊ぶものらしい

ルーレットを回して、出た目の数進み、そこに書かれている事にしたがいながら、いろんな経験を積み、学校やら就職やらして、最終的に一番資産が多いと勝ちみたいなルールだ

このゲームも面白くて、人間の世界に帰ったら、オレも自分で作ろうと思ってる

途中でメシをご馳走になって、ツツジさんも手が空いたから、また最初からやろうってなった

ツツジさんは結構運が悪くて、悲惨な目に遭ってたけど、その時の反応がいちいちかわいらしかった

見た目はドラゴンだから、かわいいとかわからないけど、仕草とか喋り方はかわいいと思った

エウレカの親なんだなと感じた

途中からツツジさんはミリアを膝に乗せて、かわいがりながらゲームを続けた

ドラゴンから見てもミリアはかわいいんだな

なんせ素直で優しくて純粋だからな

性格だけでもかわいいんだ

オレもミリアも良い龍生を歩んでいた

オレはこういう運が絡むのはなぜか強いんだ

龍生ゲームも後半になったとこで、エウレカの父親も帰ってきた

父「ただいま~…うお!」
エウレカ「ああ、おかえり、久しぶり」
ツツジ「あらあなたおかえりなさいw」
アレス「おじゃましてます」
ミリア「おじゃましてまーす!」
父「も、もしかして…セカキョー戦に出場する?…アレスとかいう人間?」
アレス「あ、はいw…エウレカにはだいぶ世話になってます…この子はミリア…オレの恋人です」
ミリア「ミリアです٩(*❛⊰❛)۶」
父「あ、ああ…オレはエウロスです…」
アレス「驚かせてすんません」
エウロス「いやいや…今話題の人間がこんなとこに居るなんて、なんか嬉しいよ!w」
アレス「あははw」
エウレカ「でもあんま言いふらすなよ?」
エウロス「わかっとる、お前は黙ってろ…」
エウレカ「ちぇ…」
ツツジ「おやおやw…ケンカはダメよ?」
アレス「はははw」
ツツジ「おとうさん、わたしはアレスさんにお食事作るから、代わりにこれやっててください」
エウロス「ん?…龍生ゲームか?…おかあさん、すげえ負けてるじゃん!」
ミリア「あははははw」

まさかこんなドラゴンの世界に来て、あたたかな家族に触れるなんて、思いもよらなかった

だけど、オレもミリアも、エウレカたちに会えて本当に嬉しいと思えた

エウロス「エウレカ…お前、まだ結婚相手いないのか?」
エウレカ「いないよ…いいだろ、その話は…オレは独り身でいいの!」
エウロス「寂しいぞ?…お前寂しがりのくせに」
エウレカ「うるさいよw」
エウロス「アレスからも言ってやってよ…恋人くらい作れって」
アレス「お前、モテねえのか?」
エウレカ「も、モテないよ!」
アレス「なんで?…顔とか見た目に問題あるのか?…人間目線だとわからねえけど…」
エウロス「うーん…まあ、普通かな…良くも悪くもって感じ…かあさんの子とは思えん」
アレス「ツツジさんはキレイなんだ?」
エウロス「かあさんはキレイというより、かわいい系だ」
アレス「ああ~…ドラゴンの外見はわからないけど、それはわかるw」
エウロス「だろお?w」
エウレカ「じゃあ、父ちゃんに似たんだろ…くそ」
エウロス「父ちゃんに似たんなら、かあさんみたいなかわい子ちゃんと付き合えるはずだぞ?w」
エウレカ「うるっさい!」
アレス「…お前さ、女の子に興味ないのか?…本当に1人で居たいのか?」
エウレカ「ええ?…なんだよ、アレスまで…」
アレス「いいから質問に答えろよ」
エウレカ「ええ?…そ、そりゃ…興味はあるよ…か、彼女とか…出来たら欲しいし…」
アレス「…でもお前は行動しないってわけか?」
エウレカ「ま、まあ…」
アレス「なんで?」
エウレカ「いや…そのさ…オレと一緒にいてもつまらないと思うし…自信ないんだよ」
アレス「それだけ?」
エウレカ「あとは…結婚とかしたとして…他人とずっと一緒に暮らせるかとか…子ども出来たらちゃんと面倒見れるか…とかさ」
アレス「お前さ…そんなの誰だって初めてそうする時は、自信あるなしに関わらず、どうなるかはわからないじゃん…それでも一歩踏み出してるんだぜ?」
エウロス「その通り!」
アレス「お前に足りないのは、ほんの少しの勇気だよ…自信なんかなくたっていい…何もしないのに自信なんかつくはずがねえんだ…違うか?…出来そうにないから諦める…お前はそれで後悔しないか?…後悔しないって言い切るなら、オレももう言うのやめる」
エウレカ「…後悔…わからないけど…すると思う…」
アレス「じゃあさ…後悔したとして…それでもそれでいいやって、割り切って生きていけるか?」
エウレカ「…わからないよ…」
アレス「わからねえか?…1000年も生きててわからねえのか?…オレにはわかるぜ、お前は絶対後悔するし、引きずる…そういうタイプだ」
エウレカ「うう…」
アレス「いいか?…女の子誘うなんてのはそう難しいもんじゃねえよ?…ただ一言『今日これから食事でもどう?』…たったこれだけだ…そんな一言を言うのに、そんなデカい勇気なんか必要ない…そりゃ断られたらショックだけど、それだってお前にプラスになるんだぞ?…そんな一言を言う勇気すら、お前はないのか?…だとしたらオレはお前の事好きだけど、友達だとは思わないぞ」
エウレカ「…いやだよ…友達だと思わないとか…やだよ…」
アレス「そうだろ?…オレだって嫌だ…オレはお前とは会ってちょっとしか経ってないけど、もう好きだ…だから友達で居たいと思ってる…だからさ…オレの為にちょっとだけ勇気を出してくれよ」
エウレカ「…うん…グス…わかった…やってみる…グス」
アレス「大丈夫だよw…ナデナデ…お前は全然彼女なんてすぐ出来るよw…お前の心はキレイなんだからさ…優しくて思いやりあって、世話好きでさ…面白いとかカッコいいとか、そんなの足りなくても、十分魅力あるって…なあ?」
ミリア「そうなのよ!…エウレカちゃんは全然一緒に居たいと思うのよ」
エウレカ「ほ、ほんと?」
アレス「本当w…そんな事ウソついて傷つけるオレじゃねえよ」
ミリア「そうよ」
エウレカ「…ありがとう…オレ、頑張ってみる」
アレス「ああ…大丈夫だよ」
エウロス「……いい友達を持ったな…ウル…ありがとね…アレスさん」
アレス「いや、気にしないでくださいw」

ツツジ「さあさ…大したものじゃないけど…どうぞ…みんなも少し付き合ってね」
エウロス「ああ」
エウレカ「うん!」
アレス「すんません、いただきます」

そうしてオレは、エウレカの家族に触れて、いつもとは違った幸せを感じて、眠りについたのだった
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