151 / 206
第2章 紡がれる希望
第89話 機械仕掛けの神
しおりを挟む
ユウト達と共に階段を降りていたユカリは、突然階段を照らしていた照明玉の光が消滅した事でピタリと歩みを止めた。
「っ!」
(一瞬で照明玉の光が消えた!?)
周囲が暗黒に包まれた世界に立ち尽くしたユカリは、ツァリ・グラードで整理した情報を思い出していた。
(本当に……ミールの報告で聞いていた通り、転移端末を使用した一定領域の転移エリアを発生させたという事ですか)
闇の人間が使用する事の出来ない転移端末。
暗闇を見つめながら茫然と立ち尽くしていたユカリは、本来不可能である筈の闇の人間が使用可能となった転移端末を、自身とユウト以外の他者によって〝創造〟されている事を推察し、一抹の不安を感じていた。
(私やユウト以外に結晶の属性が使える?だとしたら、私が創造した障壁を無視して入り込む事が……)
そこまで考えたユカリは、アメリカやロシアで起きた闇の人間達の侵入事例を思い出した。
(まさか……アメリカに現れた障壁も、全て——)
その時、ユカリの視界を覆っていた暗闇に一筋の光が射し込んだ。
(この光は?)
ユカリが白い光を認識すると、一筋だった光の線は一瞬にして左側に存在した暗闇を塗り替えるように広がって行き、世界は白と黒に二分された世界となった。
「なっ!?」
(どうしてユウトを創造した時に見た世界が!?)
次々と起こる予想外の事態に動揺し、周囲を見回していたユカリは、以前同じように動揺して犯した過ちを思い出した。
(っ!……そうですよ。私は、もう二度と)
自身の小さな不安から始まり、ユウトによって静止された負の連鎖を思い出したユカリは、精神を落ち着かせる為に数度の深呼吸を行なった。
(ユウト達も私と同じ状況かもしれないのに、導き手の私が立ち止まってどうするの)
まだ幼いユカリは、普段と同様に言葉で自身を奮起させた。
(身体は、動かせますね)
身体の状態を確認した後に、風も音も感じない無の世界を歩き始めた。
(ユウト達と合流しなければいけないのに、出口が見当たらない)
歩きながら思考を巡らせていたユカリは、ふと自身の掌に意識を向け、属性による白色の冷気が発せられる事を確認した。
(属性は使える。この場を脱出する方法として使うのも良いですが、転移エリアが罠として仕掛けられた物であれば、隙をついて攻撃してくる可能性だって……)
その時、黒の世界に人の気配を感じたユカリは、気配のする場所に視線を向けた。
「……貴女ですか」
ユカリは、黒の世界に立ち自分と同じ衣服を身に付けた顔の見えない少女に声を掛けた。
「私と同じ服を着て、私と同じ動きをして、私と同じようにユウトを創造しようとした貴女は、私自身の中にある負の感情だと思っていました」
白い世界を歩むユカリと同じ速度で黒い世界を歩む少女は、ユカリと同じ時期に速度を変え、同じ時期に立ち止まった。
「でも、私のそんな考えをユウトが消してくれた。純粋に平和を願い行動するユウトが、私自信を信じさせてくれたんです」
黒い世界に立っている少女に顔を向けたユカリは、今までと異なる少女の動きに違和感を覚えた。
今までは自分と同じ動きをしていた少女が、身体の向きを変え、視線を合わせる事なく黒い世界を見つめて立ち尽くしていた。
「……創造の世界では、光と闇がハッキリと二分されている。そして、創造の世界に入る事が出来るのは創造に関わる存在のみ」
顔の見えない少女を見つめていたユカリは、言葉を重ねる度にゆっくりと此方に視線を向け始めている少女の存在に、微かな恐怖を感じていた。
「貴女が、闇の神……ですよね?」
その言葉を聞いた少女は、黒く塗り潰された瞳から赤い涙を流し、耳元まで届く大きな口を開き、悪魔の様に口を歪めて笑った。
「ふふふ……全ての始まりを創った元凶は」
〝貴女〟でしょ?
その瞬間、ユカリと同じ衣服を身につけていた筈の少女の白い隊服は一瞬で黒く染まり、先程まで見えていなかった腰まで流れる白髪が露わになった。
「全ての——」
「そこまでだ。光の導き手」
『忘却』
「っ!」
血涙に見える涙を流した〝紅の瞳〟でこちらを見つめる少女に問い掛けようとしたユカリは、背後から声が聞こえた瞬間に言葉を中断し、咄嗟にその場から左方向へと飛んだ。
その瞬間、声の主から放たれた〝黒い光線〟によって白と黒の境界線をなぞる様に創造の世界は大きく抉り取られた。
パリィィィィン
そして、遥か遠くに存在しているかに思われた空間に直撃した光線は、甲高い音と共にガラス窓が砕かれた様な凹凸の巨大な穴を開けた。
開けられた巨大な穴から見える景色は、クレメンテ島に存在する廃墟の内部だった。
黒の世界に立っていた白髪の少女は、広範囲に広がる光線に呑み込まれ、創造の世界から姿を消した。
(今の一撃で、創造の世界が崩れてゆく)
光線によって大穴を開けられ、雪が降る様に静かに崩れ始めた創造の世界に視線を向けていたユカリは、光線を放った声の主へと視線を合わせた。
「この声、やっぱり貴女でしたか……アンリエッタ」
視線の先には黒い電撃を身体に迸らせ、身の丈以上の巨大な白い銃身を左右に浮かべた黄金色の髪の女性の姿があった。
「久方振りと云うべきか?光の神ユカリよ」
黒い衣服に身を包んだアンリエッタは、両方とも白藍へと変化した瞳でユカリを見つめていた。
「そうですね、アンリエッタ。貴女は私とあまり会話してくれませんでしたから……以前クレイドルで会って以来ですね」
クレイドルに所属していた頃のアンリエッタは、国民に親しく、他国には無関心といった性格だった。
他国の人間と話す時は、基本的に最低限の会話のみで、それ以上の会話をする事が殆ど無い。
例外として、何かと押しの強いヒナとは国民と同様に接する事が多かった。
最初は無視していたアンリエッタだったが、諦めずに接してくるヒナに根負けした事を切っ掛けに、いつしか気兼ねなく会話する存在になっていた。
しかし、アンリエッタに特に毛嫌いされていたユカリは、個人で会話した事が一度も無く、ケフィやクライフと行動を共にしている時や、作戦行動等で必要になった際に会話をする程度だった。
「ケフィから全て聞きました……貴女が光の人間だと偽ってクレイドルに入隊した事も、闇の神に近い存在である事も」
「問答をする暇があるのか?仲間が危険に晒されている状況下に」
「アンリエッタ……残念です」
アンリエッタの言葉に表情を曇らせたユカリは、ケフィから聞かされていたアンリエッタに対する言葉を告げた。
「さあ、見せて貰おう」
両手を大きく広げたアンリエッタの両脚に黒い電撃が集まると、アンリエッタの肉体がゆっくりとその場から宙へと浮かび始めた。
「我と同じように神と称された存在が、人間のまま……その領域へと到達しているか否か」
浮遊するアンリエッタの姿を見たユカリは、アメリカ南部で対峙した黄金色の髪と紅掛空色の瞳をした女性の事を思い出していた。
(あの女性達は、アンリエッタをモデルに創造された存在だったという事ですか)
ユカリは、自分自身がツァリ・グラードを創った際に資料を参考にして創造した経験から、アメリカ南部に現れた女性達も同様の方法で創造された事を推察した。
「貴女がどれ程強くても……私には、時間がありませんから」
そう告げたユカリは、ゆっくりと瞳を閉じた。
『領域覚醒』
金色の瞳が開眼された瞬間、ユカリの周囲を凍てつかせる程の冷気が放たれた。
「やはり到達していたか……いや、当然と云うべきか?」
不敵な笑みを浮かべたアンリエッタの視線の先には、以前の蒼に近い半透明な結晶とは異なる、純白に近い色彩の結晶で形成された結晶刀だった。
「ユウトとの契約で、一段階進化した私の結晶です」
『ユカリ。正と負の属性には、段階……簡単に言うと色の違いで強さが変わるとされていたんだ。正の属性は白に近くなり、負の属性は黒に近くなるんだ』
『白と黒の属性を使う事が出来たのは、神話に登場する神様達だと言われているんですよ?』
(まさか、お父さん達が話していた属性を見る日が来るとは思いませんでしたけど)
その時ユカリは、過去に両親から聞いていた属性の変化に関する逸話を思い出していた。
「ふっ、我が直々に対手をするのだ……暇潰しになる相手でなければ笑い話にもならん」
光線を放った白色の巨大な銃身を大刀の様に鋭利に変化させていたアンリエッタは、前方へ向けていた銃口を後方へと向け、トンファーの持ち手の様に突出した部分を両手で握った。
「始めるとしよう。この世の行く末を左右する戦いの……前哨戦を」
ユカリの金色に染まった瞳を見つめたアンリエッタは、後部に向けた銃口から光線を放ちユカリに急接近すると、同時に白色の刃を勢い良く振るった。
キィィィィン
音が置き去りにされる程の速度から放たれた刃を結晶刀が防いだ瞬間、島全体を震動させる程の衝撃波が周囲に放たれた。
「っ!」
(一瞬で照明玉の光が消えた!?)
周囲が暗黒に包まれた世界に立ち尽くしたユカリは、ツァリ・グラードで整理した情報を思い出していた。
(本当に……ミールの報告で聞いていた通り、転移端末を使用した一定領域の転移エリアを発生させたという事ですか)
闇の人間が使用する事の出来ない転移端末。
暗闇を見つめながら茫然と立ち尽くしていたユカリは、本来不可能である筈の闇の人間が使用可能となった転移端末を、自身とユウト以外の他者によって〝創造〟されている事を推察し、一抹の不安を感じていた。
(私やユウト以外に結晶の属性が使える?だとしたら、私が創造した障壁を無視して入り込む事が……)
そこまで考えたユカリは、アメリカやロシアで起きた闇の人間達の侵入事例を思い出した。
(まさか……アメリカに現れた障壁も、全て——)
その時、ユカリの視界を覆っていた暗闇に一筋の光が射し込んだ。
(この光は?)
ユカリが白い光を認識すると、一筋だった光の線は一瞬にして左側に存在した暗闇を塗り替えるように広がって行き、世界は白と黒に二分された世界となった。
「なっ!?」
(どうしてユウトを創造した時に見た世界が!?)
次々と起こる予想外の事態に動揺し、周囲を見回していたユカリは、以前同じように動揺して犯した過ちを思い出した。
(っ!……そうですよ。私は、もう二度と)
自身の小さな不安から始まり、ユウトによって静止された負の連鎖を思い出したユカリは、精神を落ち着かせる為に数度の深呼吸を行なった。
(ユウト達も私と同じ状況かもしれないのに、導き手の私が立ち止まってどうするの)
まだ幼いユカリは、普段と同様に言葉で自身を奮起させた。
(身体は、動かせますね)
身体の状態を確認した後に、風も音も感じない無の世界を歩き始めた。
(ユウト達と合流しなければいけないのに、出口が見当たらない)
歩きながら思考を巡らせていたユカリは、ふと自身の掌に意識を向け、属性による白色の冷気が発せられる事を確認した。
(属性は使える。この場を脱出する方法として使うのも良いですが、転移エリアが罠として仕掛けられた物であれば、隙をついて攻撃してくる可能性だって……)
その時、黒の世界に人の気配を感じたユカリは、気配のする場所に視線を向けた。
「……貴女ですか」
ユカリは、黒の世界に立ち自分と同じ衣服を身に付けた顔の見えない少女に声を掛けた。
「私と同じ服を着て、私と同じ動きをして、私と同じようにユウトを創造しようとした貴女は、私自身の中にある負の感情だと思っていました」
白い世界を歩むユカリと同じ速度で黒い世界を歩む少女は、ユカリと同じ時期に速度を変え、同じ時期に立ち止まった。
「でも、私のそんな考えをユウトが消してくれた。純粋に平和を願い行動するユウトが、私自信を信じさせてくれたんです」
黒い世界に立っている少女に顔を向けたユカリは、今までと異なる少女の動きに違和感を覚えた。
今までは自分と同じ動きをしていた少女が、身体の向きを変え、視線を合わせる事なく黒い世界を見つめて立ち尽くしていた。
「……創造の世界では、光と闇がハッキリと二分されている。そして、創造の世界に入る事が出来るのは創造に関わる存在のみ」
顔の見えない少女を見つめていたユカリは、言葉を重ねる度にゆっくりと此方に視線を向け始めている少女の存在に、微かな恐怖を感じていた。
「貴女が、闇の神……ですよね?」
その言葉を聞いた少女は、黒く塗り潰された瞳から赤い涙を流し、耳元まで届く大きな口を開き、悪魔の様に口を歪めて笑った。
「ふふふ……全ての始まりを創った元凶は」
〝貴女〟でしょ?
その瞬間、ユカリと同じ衣服を身につけていた筈の少女の白い隊服は一瞬で黒く染まり、先程まで見えていなかった腰まで流れる白髪が露わになった。
「全ての——」
「そこまでだ。光の導き手」
『忘却』
「っ!」
血涙に見える涙を流した〝紅の瞳〟でこちらを見つめる少女に問い掛けようとしたユカリは、背後から声が聞こえた瞬間に言葉を中断し、咄嗟にその場から左方向へと飛んだ。
その瞬間、声の主から放たれた〝黒い光線〟によって白と黒の境界線をなぞる様に創造の世界は大きく抉り取られた。
パリィィィィン
そして、遥か遠くに存在しているかに思われた空間に直撃した光線は、甲高い音と共にガラス窓が砕かれた様な凹凸の巨大な穴を開けた。
開けられた巨大な穴から見える景色は、クレメンテ島に存在する廃墟の内部だった。
黒の世界に立っていた白髪の少女は、広範囲に広がる光線に呑み込まれ、創造の世界から姿を消した。
(今の一撃で、創造の世界が崩れてゆく)
光線によって大穴を開けられ、雪が降る様に静かに崩れ始めた創造の世界に視線を向けていたユカリは、光線を放った声の主へと視線を合わせた。
「この声、やっぱり貴女でしたか……アンリエッタ」
視線の先には黒い電撃を身体に迸らせ、身の丈以上の巨大な白い銃身を左右に浮かべた黄金色の髪の女性の姿があった。
「久方振りと云うべきか?光の神ユカリよ」
黒い衣服に身を包んだアンリエッタは、両方とも白藍へと変化した瞳でユカリを見つめていた。
「そうですね、アンリエッタ。貴女は私とあまり会話してくれませんでしたから……以前クレイドルで会って以来ですね」
クレイドルに所属していた頃のアンリエッタは、国民に親しく、他国には無関心といった性格だった。
他国の人間と話す時は、基本的に最低限の会話のみで、それ以上の会話をする事が殆ど無い。
例外として、何かと押しの強いヒナとは国民と同様に接する事が多かった。
最初は無視していたアンリエッタだったが、諦めずに接してくるヒナに根負けした事を切っ掛けに、いつしか気兼ねなく会話する存在になっていた。
しかし、アンリエッタに特に毛嫌いされていたユカリは、個人で会話した事が一度も無く、ケフィやクライフと行動を共にしている時や、作戦行動等で必要になった際に会話をする程度だった。
「ケフィから全て聞きました……貴女が光の人間だと偽ってクレイドルに入隊した事も、闇の神に近い存在である事も」
「問答をする暇があるのか?仲間が危険に晒されている状況下に」
「アンリエッタ……残念です」
アンリエッタの言葉に表情を曇らせたユカリは、ケフィから聞かされていたアンリエッタに対する言葉を告げた。
「さあ、見せて貰おう」
両手を大きく広げたアンリエッタの両脚に黒い電撃が集まると、アンリエッタの肉体がゆっくりとその場から宙へと浮かび始めた。
「我と同じように神と称された存在が、人間のまま……その領域へと到達しているか否か」
浮遊するアンリエッタの姿を見たユカリは、アメリカ南部で対峙した黄金色の髪と紅掛空色の瞳をした女性の事を思い出していた。
(あの女性達は、アンリエッタをモデルに創造された存在だったという事ですか)
ユカリは、自分自身がツァリ・グラードを創った際に資料を参考にして創造した経験から、アメリカ南部に現れた女性達も同様の方法で創造された事を推察した。
「貴女がどれ程強くても……私には、時間がありませんから」
そう告げたユカリは、ゆっくりと瞳を閉じた。
『領域覚醒』
金色の瞳が開眼された瞬間、ユカリの周囲を凍てつかせる程の冷気が放たれた。
「やはり到達していたか……いや、当然と云うべきか?」
不敵な笑みを浮かべたアンリエッタの視線の先には、以前の蒼に近い半透明な結晶とは異なる、純白に近い色彩の結晶で形成された結晶刀だった。
「ユウトとの契約で、一段階進化した私の結晶です」
『ユカリ。正と負の属性には、段階……簡単に言うと色の違いで強さが変わるとされていたんだ。正の属性は白に近くなり、負の属性は黒に近くなるんだ』
『白と黒の属性を使う事が出来たのは、神話に登場する神様達だと言われているんですよ?』
(まさか、お父さん達が話していた属性を見る日が来るとは思いませんでしたけど)
その時ユカリは、過去に両親から聞いていた属性の変化に関する逸話を思い出していた。
「ふっ、我が直々に対手をするのだ……暇潰しになる相手でなければ笑い話にもならん」
光線を放った白色の巨大な銃身を大刀の様に鋭利に変化させていたアンリエッタは、前方へ向けていた銃口を後方へと向け、トンファーの持ち手の様に突出した部分を両手で握った。
「始めるとしよう。この世の行く末を左右する戦いの……前哨戦を」
ユカリの金色に染まった瞳を見つめたアンリエッタは、後部に向けた銃口から光線を放ちユカリに急接近すると、同時に白色の刃を勢い良く振るった。
キィィィィン
音が置き去りにされる程の速度から放たれた刃を結晶刀が防いだ瞬間、島全体を震動させる程の衝撃波が周囲に放たれた。
0
あなたにおすすめの小説
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
汚部屋女神に無茶振りされたアラサー清掃員、チートな浄化スキルで魔境ダンジョンを快適ソロライフ聖域に変えます!
虹湖🌈
ファンタジー
女神様、さては…汚部屋の住人ですね? もう足の踏み場がありませーん><
面倒な人間関係はゼロ! 掃除で稼いで推し活に生きる! そんな快適ソロライフを夢見るオタク清掃員が、ダメ女神に振り回されながらも、世界一汚いダンジョンを自分だけの楽園に作り変えていく、異世界お掃除ファンタジー。
「聖女はもう用済み」と言って私を追放した国は、今や崩壊寸前です。私が戻れば危機を救えるようですが、私はもう、二度と国には戻りません【完結】
小平ニコ
ファンタジー
聖女として、ずっと国の平和を守ってきたラスティーナ。だがある日、婚約者であるウルナイト王子に、「聖女とか、そういうのもういいんで、国から出てってもらえます?」と言われ、国を追放される。
これからは、ウルナイト王子が召喚術で呼び出した『魔獣』が国の守護をするので、ラスティーナはもう用済みとのことらしい。王も、重臣たちも、国民すらも、嘲りの笑みを浮かべるばかりで、誰もラスティーナを庇ってはくれなかった。
失意の中、ラスティーナは国を去り、隣国に移り住む。
無慈悲に追放されたことで、しばらくは人間不信気味だったラスティーナだが、優しい人たちと出会い、現在は、平凡ながらも幸せな日々を過ごしていた。
そんなある日のこと。
ラスティーナは新聞の記事で、自分を追放した国が崩壊寸前であることを知る。
『自分が戻れば国を救えるかもしれない』と思うラスティーナだったが、新聞に書いてあった『ある情報』を読んだことで、国を救いたいという気持ちは、一気に無くなってしまう。
そしてラスティーナは、決別の言葉を、ハッキリと口にするのだった……
勘違いで召喚して来たこの駄女神が強引すぎる 〜ふざけたチートスキルで女神をボコしながら冒険します〜
エレン
ファンタジー
私は水無月依蓮《みなづきえれん》、どこにでもいる普通の女子高生だ。
平穏な生活を送っていた私は、ある日アルテナと名乗る女神に召喚されてしまう。
厨二臭いその女神が言うには、有給休暇で異世界冒険したいから、従者としてついて来なさいとの事。
うん、なんだその理由は。
異世界なんて興味ない、とっとと私を元の場所に返せ。
女神を殴ったり踏みつけたりしてやっと返してもらえるかと思いきや。
え? 勝手に人間を異世界に呼ぶのは天界の掟で禁止? バレたら私も消される?
ふざけるなー!!!!
そんなこんなで始まる私とポンコツ女神アルテナのドタバタ異世界冒険。
女神が貴族をハゲさせたり、「器用貧乏・改」と言うふざけたスキルを習得したり、ゴブリンの棲家に突撃する羽目になったり、手に入れた家が即崩壊したり、色々起きるけど全てを乗り切って見せる。
全ては元の世界に帰るために!!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができて、先行者利益を得られたら〜
一日千秋
ファンタジー
昨今、話題の現実にダンジョンができる系の作品です。
高校生達のダンジョン攻略と日常の学校生活、ビジネス活動を書いていきます。
舞台は2025年、
高校2年生の主人公の千夏将人(チナツマサト)は
異世界漫画研究部の部長をしています。
同じ部活の友人たちとある日突然できたダンジョンに
できてすぐ侵入します。
オタクは知っている、ダンジョンには先行者利益があることを。
そして、得たスキルでこつこつダンジョンを攻略していき、日本で影響力をつけていった先に待ち受ける困難とは!?
ダンジョンの設定はステータス、レベル、スキルあり、ダンジョン内のモンスターの死体はしっかり消えます。
一話につき1000〜2500文字くらいの読みやすい量になっているので初心者には読みやすい仕様になっております。
キャラクターはところどころ新キャラが出てきますがメインストーリーは主に3人なので複雑になりすぎないように心がけています。
「いいね」頂けるととても嬉しいです!
「お気に入り」登録も最高に嬉しいです!
よろしくお願いします!
※契約書、経済システムの書式、掲示板テンプレはAI生成を活用して制作しております。修正、加筆は行っております。ご了承下さい。
規格外の魔法少女は『遊び』と称して魔獣討伐行ってます! 〜王子の機転が国家を救う!?〜
婚后 清羅
ファンタジー
子供たちはただ遊んでいるだけなのに?王子の機転が国家を救う!?痛快ファンタジー!
平和な田舎町コレットに住む少女キスティーは、全属性の魔法を極めた規格外の魔力を持っていた。しかし彼女にとって魔法は「家事があっという間に終わってしまい、毎日の楽しみを奪うもの」でしかなく、その力を使うのはもっぱら幼馴染のアリシア(精密な無詠唱魔法の使い手)、ギルバート(規格外の強靭な肉体の持ち主)との「遊び」の中だけだった。
そんな彼女たちの前に、視察団として身分を隠した第三王子レイエスが現れる。王子は、三人が国家級の脅威である魔獣たちを、ただの「遊び」の延長で、一撃のもとに仕留める光景を目の当たりにし、驚愕する。この国の常識を遥かに超えた彼女たちの力は、本人たちにとってはあくまで「日常の遊び」に過ぎなかったのだ。
王子に同行している騎士団長は、自らの部隊が命懸けで挑む難敵を、遊び感覚で仕留める彼女たちの振る舞いに、常に顔を青ざめさせ、胃を痛め、絶叫に近いツッコミを入れ続ける。
レイエスは確信する。各地で活発化する魔獣の脅威を退け、王国の平和を守る鍵は彼女たちの力にあると。しかし、義務や名誉に興味がない自由奔放な彼女たちを、騎士団などの堅苦しい枠に閉じ込めることは不可能だ。そこでレイエスは、一石二鳥の妙案を思いつく。それは、彼女たちを「働かせる」のではなく、討伐対象がいる危険地帯へ「遊び」という名目で誘い出すことだった。
レイエスは親たちへの根回しを完璧に済ませ、再び三人の前に現れる。「褒美に海へ遊びに行こう」という誘いに、三人は、王子様が自分たちを騙して捕まえようとしてるのではないかと疑うが、結局未知なる冒険という名のピクニックへと旅立つことになる。
こうして、規格外の力を持つ三人と、彼女たちを「遊び」で導き、その力を正しく制御しようとする王子の奇妙な旅が始まる。彼女たちが無邪気に遊ぶたび、王国を脅かす難敵は露知らずのうちに駆逐されていく。自覚なき救世主たちのドタバタな日常が、世界の運命を静かに、そして豪快に変えていくのである。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【2025カドカワBOOKS10周年記念長編コンテスト中間選考通過作品】
・規格外の魔法少女は『遊び』と称して魔獣討伐行ってます!?
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
