夜の目も寝ず見える景色は

かぷか

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ソード オブ ソード

 君に

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「どこが好きなんですか?」

「俺の気持ちを優しくしてくれる」

「それだけですか?」

「俺を俺でいさせてくれる。たまらなく好きなんだ。俺の全てを捧げたい。好きな理由は沢山有りすぎて言えないよ」

「でも、付き合ってませんよね?」

「ふふ、付き合う必要ないだろ」

「何でですか?」

「んー俺にその概念がないよ。お互い愛し合ってるならそれ以上何もいらない。婚姻や証など誰かが勝手に決めた事にすぎないから必要ないよ」

「とられないようにしないんですか?」

「しないよ」

「俺は嫌だ。独り占めしたいし、俺しか見てほしくない。他にとられないよう目に見えるよう証明もしたい」

「ふふ、正直だね」

「はい」

「図らずもそういう事になってしまう時があるんだよ。それは一度進むと止められない。そこに生じる矛盾を作り上げてしまう」

「矛盾ですか」

「そう、」

「では、矛盾がなくなったとしてその方と一番何がしたいですか?」


「そうだな……いつか見た朝日をもう一度一緒に見たい」
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