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ソード オブ ソード
君に
しおりを挟む「どこが好きなんですか?」
「俺の気持ちを優しくしてくれる」
「それだけですか?」
「俺を俺でいさせてくれる。たまらなく好きなんだ。俺の全てを捧げたい。好きな理由は沢山有りすぎて言えないよ」
「でも、付き合ってませんよね?」
「ふふ、付き合う必要ないだろ」
「何でですか?」
「んー俺にその概念がないよ。お互い愛し合ってるならそれ以上何もいらない。婚姻や証など誰かが勝手に決めた事にすぎないから必要ないよ」
「とられないようにしないんですか?」
「しないよ」
「俺は嫌だ。独り占めしたいし、俺しか見てほしくない。他にとられないよう目に見えるよう証明もしたい」
「ふふ、正直だね」
「はい」
「図らずもそういう事になってしまう時があるんだよ。それは一度進むと止められない。そこに生じる矛盾を作り上げてしまう」
「矛盾ですか」
「そう、」
「では、矛盾がなくなったとしてその方と一番何がしたいですか?」
「そうだな……いつか見た朝日をもう一度一緒に見たい」
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