社会人が異世界人を拾いました

かぷか

文字の大きさ
上 下
43 / 148
異世界人てやつは 

2

しおりを挟む
 
やりました!

王がやまとさんを連れて帰って来てくれました!なんと喜ばしいこと~!

「やまとさん~!!」

「クラムさん、ただいまー」

「良かった~良かったです!!」

思わず抱きしめてしまいました。がこれぐらい許されます!王が、うちの口下手王が酷いこと言ってすみません。二つ名を最強の口下手に変えさせていただきます!

本当に良かった。王が無になりかけ危うくナグマ国が無くなる所でした。やまとさんの部屋から出てこない王は仕事も全て放棄して大変だったんです。

ただ、危険を顧みずやまとさんに会いに行った王はやはり心から好きなのだとわかりました。

「王、二人の王にも報告を」

「わかった」

二人の王も驚いた後にやまとさんを抱きしめてました。王が嫌そうにしましたがここは私が許しません。

〈アイコンタクト クラム・フィグ〉

「王、わかってると思いますが今はやまとさんから二人を剥がすのはやめてください」

「…わかってる」

「二人の王にも大変心配をかけたんですから」

「…わかってる」

「ならば、今回の反省を生かし。やまとさんへの独占禁止法を執行します!」

           強制終了

「な!?必要ない!!」

いきなり叫ぶので皆がフィグを見た。クラムはしれっとした顔をしている。

「当然です。やまとさんを独り占めするからこんな事になるのです。もっと自由にさせてあげて下さい。王が気にしすぎるからいけないのです」

「なんだ、クラム?」

「あぁ、やまとさん独占禁止法を適応しようと思いまして」

「「なるほど」」

「王がやまとさんばかり気にするから嫉妬や良からぬ考えが生まれるのです」

と良い考えと思ったがフィグにはそれは逆効果で更にやまとが気になりすぎて離れなくなるのだった。

「まぁ、そしたら気軽にここにもっとこれるしな」

「ただ、気をつけろよ。護衛は必ずつけろ。やまとは快楽の根元の国からきてるから」

え!!二人の王もそれ知ってたの!!
違うんだけど!!!

「はい、勿論です。最高位の中でも屈強な護衛を付けます」

「王、異論はないですね!反省してください!」

フィグの顔が怖い。

「あ~フィグ、やってみてダメならまた…考えよ。一回してみようよ」

「一回だけだ」

「意味の無いこといわないで下さい!」 

 こうして王には暫く独占禁止法を執行したのですが…  やっぱりでした。

「王!いつもと変わりません!」

ぐぬ~そっぽ向いて~!

やまとさんの部屋に今まで通り来ているし使用人は追い出すし。仕事場に連れていかなかっただけで職務放棄。何も変わらずいや、寧ろ悪化してしまった。

強行突破で二人の王とやまとさんでお茶を三人でしてもらおうとしましたがついてきました。

二人の王には前ほどの嫉妬はなさそうで一歩…いえ、半歩前進しましたが独占禁止法は失敗でした。

今思えば唯一離れたのはやまとさんが迷子に一度なった時ぐらいですか。あの時の王は……魔物より怖かった…。

婚儀準備に取りかかれば必然的に離れますし…我慢もしてくれるはず!何だか婚儀後の先が見えるようで恐ろしいですが考えないようにします。

明日からはやまとさんの準備にとりかかります!しっかりきっちりやっていきます!
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

処理中です...