社会人が異世界人を拾いました

かぷか

文字の大きさ
上 下
33 / 148
そして、異世界人になる

8 フィグ想う ①

しおりを挟む

「これはね…動くやつ。こっちは遠隔かな?」

俺は忍耐強い。

ナグマの中でも自分は屈強で忍耐強いと思う。どんな厳しい状況でも耐えてきた。

今もこうして常日頃から不意打ちでやってくるやまとの煽りにも耐えている。

この小さくて細くて優しいやまとが俺の妃。元々、快楽の国から来ているから仕方ないのだが油断すると煽られすぐに男を魅了する。

そんなやまととやっと想いが伝わり妃にできるまでこぎつけた。もっと好きを伝えたいが俺は口数も少なく自分の気持ちを伝えるのが苦手だ。だからアイコンタクトで伝えようと思った。

しかし、やまとはアイコンタクトが使えないから想いは一方通行になる。全て言葉にしないと伝わらない。はぁ……難しい。

俺の気持ちに全く気がつかず呑気に両手で俺のモノを擦りながらいとも簡単に煽り言葉を口に出す。そんな煽りに毎回自分の忍耐を極限まで試される。

「こんな大きいの入るかな?」

「……。」

口づけに関するものが全て禁止なのは我が国の規則。そんな事は知っている。

やまとの小さな密穴に指を入れるとびくりとし甘い声がでる。クソ、口づけしたい。口づけができないのが拷問としか考えられない。誰だこんなクソみたいな規則作ったのは。魔物送りにしてやりたい。

俺が堪らず口づけをしようとすると口を手で押さえて防ぐ。クラムの言った婚姻1年延期が効いている。クラムめ~だがこれはこれでいい時もあるがそれでも限界がある。

俺との婚儀の為に我慢してくれるやまとに嬉しく思うが入れれない上に口づけもできないなんて耐えられない。何とか婚儀迄には入れれるようにしないと俺が壊れる。

しかも、やまとが持ってきた愛の道具に先を越されやまとをイかせるはめになるとは。
確かに道具もたまにはいいがいい加減俺でイかせたいし俺ので甘い声をだして欲しい。

最近はやまとを見る護衛達の目が一段と熱い。俺のやまとに手を出したらどうなるか位わかるはずだ。これもやまとの力なのか……

さっさと婚儀も行為も済まさなければやまとが取られてしまう。

やまとの全てが欲しい。

「フィグ…いきそ…」

「一緒に」
「ん…」

「やまと顔が見たい」
「う、うん。あっ…」

「ごめん、フィグの顔見たらでちゃった」

っ!!俺の顔見たら…ってクソ!


やまとが淫乱過ぎる……毎回拷問状態だ。

俺の限界値はすぐそこまできている。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

生意気な少年は男の遊び道具にされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

放課後教室

Kokonuca.
BL
ある放課後の教室で彼に起こった凶事からすべて始まる

処理中です...