6 / 19
6.きょうだい会議②
しおりを挟む
「はぁ!? 一体どこの世界にそんなふざけた話があるのよ!」
突然帰ってきた長姉・マリーヌは、シェーラたちからことの顛末を聞くと、眉を吊り上げて激しく憤った。
マリーヌは五きょうだいの次子であり、きょうだいの内では上の方なため、普段は明朗で鷹揚だが、その反面、癇癪持ちでもあり、一度怒りの琴線に触れられようものなら、激しい勢いで怒り出すタチだ。
カンカンになっているマリーヌを見て、シェーラは目だけでリサに指示を出す。
何も言われずとも以心伝心で主の意図を理解したリサは、手際良くマリーヌの分の紅茶の準備を始めた。
昨日シェーラが作ったばかりの薔薇の砂糖漬けは、母だけでなくマリーヌのお気に入りでもあるから、それを浮かべることも忘れない。
花弁を一枚、茶色の海に浮かべると、リサはシェーラへと目配せで合図をした。
「マリーヌお姉様、落ち着いて。お帰りなさい。お姉様のお好きな薔薇の砂糖漬けがあるの。まずは紅茶でも飲んで相談に乗ってくれる?」
シェーラとしても内心穏やかではないが、怒り狂うマリーヌを放っておいても話が進まないことは分かっていたため、とりあえず彼女を落ち着かせることを優先した。
怒ったマリーヌを宥めるのは、一番可愛がられている末っ子のシェーラが適任なのだ。
紅茶を進められたマリーヌは、ぴたりと怒声を放つのを止め、空いている椅子に座った。すかさずにその前にリサがティーカップを置く。
マリーヌは優雅な所作でカップを持ち上げると、打って変わってにこにこと紅茶を飲んだ。
「あらごめんなさい。少し取り乱したわ」
何でもなかったかのように、軽やかに放たれた謝罪に、シェーラたちは安堵した。
マリーヌは激しさこそ納めたものの、怒り自体は鎮まっておらず、また険しい顔をしてキースに訊ねた。
「お兄様、これは一体どういうことかしら? 何故、わたくしの可愛い妹が知らないうちにお嫁に行っているの?」
「説明した通りだよ。アルトゥニス侯爵家の知らないうちに、勝手に婚姻届が出されてたんだ」
「本当にふざけた話──とは思いますけれど、婚姻届って本人と証人の署名があれば、本人でなくても提出出来ますものね。戸籍だって早々確認するものでもないし」
長姉のマリーヌは既に他家に嫁いでおり、今は公爵夫人という肩書きを背負っている。とは言え、嫁ぎ先とアルトゥニス侯爵家の距離が近いこともあり、こうして度々予告なしに帰ってくることも多い。
既婚の身のため、きょうだいの中では一番結婚についての知識はあり、状況の飲み込みも早かった。それと同時に、互いに認め合った相手と結婚したからこそ、シェーラの身に降りかかった出来事に一番憤っている。
マリーヌも交えて話し合いは続く。
「誰が婚姻届を出したの? エドゥーラ伯爵?」
「それはないだろ。勝手に婚姻届を出したのなら、離縁状も勝手に出してるだろうし」
フィーネが根本的な疑問を提示し、真っ先に思い浮かぶ人物の名を上げたが、それはすぐさまキースが否定した。
「それもそっか。とは言え、現状で他に挙げられる名前ある?」
「あっ!」
シェーラが声を上げると、一斉に視線がそちらへと向く。
「シェーラ、心当たりがあるの?」
「はい。アミーカとエリザベス」
シェーラは頷くと、昨日ヘンドリックが口にしていた二つの名前を言った。
「「「誰アミーカとエリザベス」」」
「さぁ?」
ヘンドリックのことすら知らなかったシェーラが、その二人を知るはずもない。
「確か、エドゥーラ伯爵は私との結婚をアミーカが言っていたと。私と離縁出来れば、エリザベスを迎えに行けるとも言ってました」
「とりあえず、その二人については調べるか。カイ」
「かしこまりました」
キースの後ろに控えていたカイは、一礼をすると調査の手配をするために大広間から退出した。
「まぁ、その二人については調査の結果を待つとして、情報を掴んでからエドゥーラ伯爵家とはしっかり話し合わないとな。流石にこれは抗議だけでは済まない」
「当然よ。お兄様、力が必要ならいつでも言って。主人に協力してもらうよう、わたくしから頼んでおくから」
「ああ、ありがとう」
キースはマリーヌに礼を言った。公爵家に助力を頼めるのはありがたい。しかし、アルトゥニス侯爵家は侯爵家の中でも力のある家だ。わざわざ妹の嫁ぎ先に力を借りることはないだろうし、万一、そんな事態になれば、それは今度こそマリーヌが爆発するようなことがあった時だろう。万一を想像し、怒れるマリーヌを必死で宥めている義弟を想像したキースは、恙無く事態が集束することを願った。
「キース兄様、父様たちには伝えたの?」
「いや、手紙を送ろうとしたけど、今から出しても行き違いになる可能性が高いからな」
「ああ。それもそうだけど、帰ってきたら父様たちひっくり返らない?」
「──失神するかもしれないな。一応医師を呼んでおこうかな」
現在、アルトゥニス侯爵家に当主である父と侯爵夫人である母は不在である。
というのも、五きょうだいたちの両親は何年経っても新婚の頃のように仲睦まじく、毎年の結婚記念日は勿論、節目節目にお祝いをしている。
そして今年は結婚三十年目という大節目であり、二人は南の島へ旅行に行っているのだ。両親不在の間は跡取りであるキースが当主名代として、公務を執り行っている。
侯爵でないと手に余るような大きな仕事は父が事前に片しており、キースが任されたのは次期侯爵としての手腕を測るのに適した仕事ばかりだったが、まさかこんな大仕事がやって来るのは流石に想定外だった。
帰ってきたら末っ子が結婚していた上に、離縁したと聞かされた両親を思い、何て伝えたらいいんだとキースは今から頭を抱えたくなった。
「・・・・・・キースお兄様」
シェーラにか細い声で呼ばれ、キースははっと顔を上げる。
今は自分のことよりも、一番不安に思っているシェーラを安心させることが先決だとキースは優しい笑みを浮かべた。
「何だい? シェーラ」
優しい声で訊ねられ、シェーラは一度唇を引き結んだ。
婚姻届が出されていたと知ってから、ずっと気になっていたことがある。
結婚するつもりなんて更々なかったが、それはそれとしてかなり気になることでもあった。
意を決して、シェーラは訊ねた。
「キースお兄様、シェーラはバツイチになっちゃうの?」
突然帰ってきた長姉・マリーヌは、シェーラたちからことの顛末を聞くと、眉を吊り上げて激しく憤った。
マリーヌは五きょうだいの次子であり、きょうだいの内では上の方なため、普段は明朗で鷹揚だが、その反面、癇癪持ちでもあり、一度怒りの琴線に触れられようものなら、激しい勢いで怒り出すタチだ。
カンカンになっているマリーヌを見て、シェーラは目だけでリサに指示を出す。
何も言われずとも以心伝心で主の意図を理解したリサは、手際良くマリーヌの分の紅茶の準備を始めた。
昨日シェーラが作ったばかりの薔薇の砂糖漬けは、母だけでなくマリーヌのお気に入りでもあるから、それを浮かべることも忘れない。
花弁を一枚、茶色の海に浮かべると、リサはシェーラへと目配せで合図をした。
「マリーヌお姉様、落ち着いて。お帰りなさい。お姉様のお好きな薔薇の砂糖漬けがあるの。まずは紅茶でも飲んで相談に乗ってくれる?」
シェーラとしても内心穏やかではないが、怒り狂うマリーヌを放っておいても話が進まないことは分かっていたため、とりあえず彼女を落ち着かせることを優先した。
怒ったマリーヌを宥めるのは、一番可愛がられている末っ子のシェーラが適任なのだ。
紅茶を進められたマリーヌは、ぴたりと怒声を放つのを止め、空いている椅子に座った。すかさずにその前にリサがティーカップを置く。
マリーヌは優雅な所作でカップを持ち上げると、打って変わってにこにこと紅茶を飲んだ。
「あらごめんなさい。少し取り乱したわ」
何でもなかったかのように、軽やかに放たれた謝罪に、シェーラたちは安堵した。
マリーヌは激しさこそ納めたものの、怒り自体は鎮まっておらず、また険しい顔をしてキースに訊ねた。
「お兄様、これは一体どういうことかしら? 何故、わたくしの可愛い妹が知らないうちにお嫁に行っているの?」
「説明した通りだよ。アルトゥニス侯爵家の知らないうちに、勝手に婚姻届が出されてたんだ」
「本当にふざけた話──とは思いますけれど、婚姻届って本人と証人の署名があれば、本人でなくても提出出来ますものね。戸籍だって早々確認するものでもないし」
長姉のマリーヌは既に他家に嫁いでおり、今は公爵夫人という肩書きを背負っている。とは言え、嫁ぎ先とアルトゥニス侯爵家の距離が近いこともあり、こうして度々予告なしに帰ってくることも多い。
既婚の身のため、きょうだいの中では一番結婚についての知識はあり、状況の飲み込みも早かった。それと同時に、互いに認め合った相手と結婚したからこそ、シェーラの身に降りかかった出来事に一番憤っている。
マリーヌも交えて話し合いは続く。
「誰が婚姻届を出したの? エドゥーラ伯爵?」
「それはないだろ。勝手に婚姻届を出したのなら、離縁状も勝手に出してるだろうし」
フィーネが根本的な疑問を提示し、真っ先に思い浮かぶ人物の名を上げたが、それはすぐさまキースが否定した。
「それもそっか。とは言え、現状で他に挙げられる名前ある?」
「あっ!」
シェーラが声を上げると、一斉に視線がそちらへと向く。
「シェーラ、心当たりがあるの?」
「はい。アミーカとエリザベス」
シェーラは頷くと、昨日ヘンドリックが口にしていた二つの名前を言った。
「「「誰アミーカとエリザベス」」」
「さぁ?」
ヘンドリックのことすら知らなかったシェーラが、その二人を知るはずもない。
「確か、エドゥーラ伯爵は私との結婚をアミーカが言っていたと。私と離縁出来れば、エリザベスを迎えに行けるとも言ってました」
「とりあえず、その二人については調べるか。カイ」
「かしこまりました」
キースの後ろに控えていたカイは、一礼をすると調査の手配をするために大広間から退出した。
「まぁ、その二人については調査の結果を待つとして、情報を掴んでからエドゥーラ伯爵家とはしっかり話し合わないとな。流石にこれは抗議だけでは済まない」
「当然よ。お兄様、力が必要ならいつでも言って。主人に協力してもらうよう、わたくしから頼んでおくから」
「ああ、ありがとう」
キースはマリーヌに礼を言った。公爵家に助力を頼めるのはありがたい。しかし、アルトゥニス侯爵家は侯爵家の中でも力のある家だ。わざわざ妹の嫁ぎ先に力を借りることはないだろうし、万一、そんな事態になれば、それは今度こそマリーヌが爆発するようなことがあった時だろう。万一を想像し、怒れるマリーヌを必死で宥めている義弟を想像したキースは、恙無く事態が集束することを願った。
「キース兄様、父様たちには伝えたの?」
「いや、手紙を送ろうとしたけど、今から出しても行き違いになる可能性が高いからな」
「ああ。それもそうだけど、帰ってきたら父様たちひっくり返らない?」
「──失神するかもしれないな。一応医師を呼んでおこうかな」
現在、アルトゥニス侯爵家に当主である父と侯爵夫人である母は不在である。
というのも、五きょうだいたちの両親は何年経っても新婚の頃のように仲睦まじく、毎年の結婚記念日は勿論、節目節目にお祝いをしている。
そして今年は結婚三十年目という大節目であり、二人は南の島へ旅行に行っているのだ。両親不在の間は跡取りであるキースが当主名代として、公務を執り行っている。
侯爵でないと手に余るような大きな仕事は父が事前に片しており、キースが任されたのは次期侯爵としての手腕を測るのに適した仕事ばかりだったが、まさかこんな大仕事がやって来るのは流石に想定外だった。
帰ってきたら末っ子が結婚していた上に、離縁したと聞かされた両親を思い、何て伝えたらいいんだとキースは今から頭を抱えたくなった。
「・・・・・・キースお兄様」
シェーラにか細い声で呼ばれ、キースははっと顔を上げる。
今は自分のことよりも、一番不安に思っているシェーラを安心させることが先決だとキースは優しい笑みを浮かべた。
「何だい? シェーラ」
優しい声で訊ねられ、シェーラは一度唇を引き結んだ。
婚姻届が出されていたと知ってから、ずっと気になっていたことがある。
結婚するつもりなんて更々なかったが、それはそれとしてかなり気になることでもあった。
意を決して、シェーラは訊ねた。
「キースお兄様、シェーラはバツイチになっちゃうの?」
842
あなたにおすすめの小説
ここは私の邸です。そろそろ出て行ってくれます?
藍川みいな
恋愛
「マリッサ、すまないが婚約は破棄させてもらう。俺は、運命の人を見つけたんだ!」
9年間婚約していた、デリオル様に婚約を破棄されました。運命の人とは、私の義妹のロクサーヌのようです。
そもそもデリオル様に好意を持っていないので、婚約破棄はかまいませんが、あなたには莫大な慰謝料を請求させていただきますし、借金の全額返済もしていただきます。それに、あなたが選んだロクサーヌは、令嬢ではありません。
幼い頃に両親を亡くした私は、8歳で侯爵になった。この国では、爵位を継いだ者には18歳まで後見人が必要で、ロクサーヌの父で私の叔父ドナルドが後見人として侯爵代理になった。
叔父は私を冷遇し、自分が侯爵のように振る舞って来ましたが、もうすぐ私は18歳。全てを返していただきます!
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
王太子殿下から婚約破棄されたのは冷たい私のせいですか?
ねーさん
恋愛
公爵令嬢であるアリシアは王太子殿下と婚約してから十年、王太子妃教育に勤しんで来た。
なのに王太子殿下は男爵令嬢とイチャイチャ…諫めるアリシアを悪者扱い。「アリシア様は殿下に冷たい」なんて男爵令嬢に言われ、結果、婚約は破棄。
王太子妃になるため自由な時間もなく頑張って来たのに、私は駒じゃありません!
〖完結〗私の事を愛さなくても結構ですが、私の子を冷遇するのは許しません!
藍川みいな
恋愛
「セシディには出て行ってもらう。」
ジオード様はいきなり愛人を連れて来て、いきなり出て行けとおっしゃいました。
それだけではなく、息子のアレクシスを連れて行く事は許さないと…
ジオード様はアレクシスが生まれてから一度だって可愛がってくれた事はありませんし、ジオード様が連れて来た愛人が、アレクシスを愛してくれるとは思えません…
アレクシスを守る為に、使用人になる事にします!
使用人になったセシディを、愛人は毎日いじめ、ジオードは目の前でアレクシスを叱りつける。
そんな状況から救ってくれたのは、姉のシンディでした。
迎えに来てくれた姉と共に、アレクシスを連れて行く…
「シモーヌは追い出すから、セシディとアレクシスを連れていかないでくれ!!」
はあ!? 旦那様は今更、何を仰っているのでしょう?
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全11話で完結になります。
〖完結〗愛人が離婚しろと乗り込んで来たのですが、私達はもう離婚していますよ?
藍川みいな
恋愛
「ライナス様と離婚して、とっととこの邸から出て行ってよっ!」
愛人が乗り込んで来たのは、これで何人目でしょう?
私はもう離婚していますし、この邸はお父様のものですから、決してライナス様のものにはなりません。
離婚の理由は、ライナス様が私を一度も抱くことがなかったからなのですが、不能だと思っていたライナス様は愛人を何人も作っていました。
そして親友だと思っていたマリーまで、ライナス様の愛人でした。
愛人を何人も作っていたくせに、やり直したいとか……頭がおかしいのですか?
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全8話で完結になります。
『婚約者を大好きな自分』を演じてきた侯爵令嬢、自立しろと言われたので、好き勝手に生きていくことにしました
皇 翼
恋愛
「リーシャ、君も俺にかまってばかりいないで、自分の趣味でも見つけて自立したらどうだ?正直、こうやって話しかけられるのはその――やめて欲しいんだ……周りの目もあるし、君なら分かるだろう?」
頭を急に鈍器で殴られたような感覚に陥る一言だった。
彼がチラリと見るのは周囲。2学年上の彼の教室の前であったというのが間違いだったのかもしれない。
この一言で彼女の人生は一変した――。
******
※タイトル少し変えました。
・暫く書いていなかったらかなり文体が変わってしまったので、書き直ししています。
・トラブル回避のため、完結まで感想欄は開きません。
【完結】新婚生活初日から、旦那の幼馴染も同居するってどういうことですか?
よどら文鳥
恋愛
デザイナーのシェリル=アルブライデと、婚約相手のガルカ=デーギスの結婚式が無事に終わった。
予め購入していた新居に向かうと、そこにはガルカの幼馴染レムが待っていた。
「シェリル、レムと仲良くしてやってくれ。今日からこの家に一緒に住むんだから」
「え!? どういうことです!? 使用人としてレムさんを雇うということですか?」
シェリルは何も事情を聞かされていなかった。
「いや、特にそう堅苦しく縛らなくても良いだろう。自主的な行動ができるし俺の幼馴染だし」
どちらにしても、新居に使用人を雇う予定でいた。シェリルは旦那の知り合いなら仕方ないかと諦めるしかなかった。
「……わかりました。よろしくお願いしますね、レムさん」
「はーい」
同居生活が始まって割とすぐに、ガルカとレムの関係はただの幼馴染というわけではないことに気がつく。
シェリルは離婚も視野に入れたいが、できない理由があった。
だが、周りの協力があって状況が大きく変わっていくのだった。
〖完結〗残念ですが、お義姉様はこの侯爵家を継ぐことは出来ません。
藍川みいな
恋愛
五年間婚約していたジョゼフ様に、学園の中庭に呼び出され婚約破棄を告げられた。その隣でなぜか私に怯える義姉のバーバラの姿があった。
バーバラは私にいじめられたと嘘をつき、婚約者を奪った。
五年も婚約していたのに、私ではなく、バーバラの嘘を信じた婚約者。学園の生徒達も彼女の嘘を信じ、親友だと思っていた人にまで裏切られた。
バーバラの目的は、ワイヤット侯爵家を継ぐことのようだ。
だが、彼女には絶対に継ぐことは出来ない。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
感想の返信が出来ず、申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる