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第四章
エルトナム城と呪いの大穴(3)
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明朝、時計の針は六時を指していた。
眠い目を擦りながらアレフは起きた。
光指す窓には大空と森が平がっているのが見えた。
マクレインの孤児院では太陽が登る頃に目を覚まし、太陽が沈み暗くなったら部屋の明かりを消す、と言うのが普通だった。
だが、未だにリィンやベネットは寝ており、昨日騒がしかった赤の寮は随分と静かになっていた。
アレフは今日中にやらないといけないことを、頭の中で整えながら眠気を覚ました。
アレフは私服に着替え、ウィルカートの街で揃えた学院で着るための剣とドラゴンの紋様が描かれた黒のマントを身に着けた。
授業以外で身に着ける必要はないが、アレフは少しの興奮に押し負けて着てみては姿鏡の前でマントをはためかせてみた。
存外悪くはないんじゃないかと思いながら一階の談話室へ降りる。
談話室にはアレフがよく知る一人の女の子がソファーに座って教科書を読んでいた。
「やぁ、エトナ。昨日は寝れた?」
「ええ、ぐっすりと」
エトナが持っている教科書はマースが担当している防衛術の本で、「少し、勉強して喜ばしたくて」と言ってはにかんだ。
「ところで、何でマントを着けているの?」
「何となく気分的に」
アレフは少し照れ臭くなり、マントを外した。
「座ったら?」
「うん」
そう言われアレフはエトナの横に座った。
「まだ、六時。みんなが授業受ける時間は九時からで、基本的に七時半か八時に目を覚ますんだって」
「それは、マーガレットからの情報?」
「そうなの。マーガレットのお兄さんはここが母校だったから、いろいろと教えてくれたんだって」
エトナは教科書を見ながら楽しそうに話した。
何気ない会話を続けながら、アレフはポケットにある袋を取り出し、エトナと教科書を遮るように中身を見せつけた。
その中身にエトナは目を丸くした。
「これって……」
「その前、マーケットに行ったとき、これを見てたろ? 俺とマルクで買ったんだ。入学祝ってことで、持っといてよ」
エトナの目の前に出されたのはピンク色のネコのキーホルダーだった。
エトナは教科書を閉じ、キーホルダーを受け取った。
エトナは嬉しそうにしながら、キーホルダーをまじまじと見た。
「マルクに感謝しないと……」
「俺は……?」
「アレフもありがとう。大切にするよ」
エトナは教科書やキーホルダーを手に、ソファーから立ち上がった。
エトナは「これ閉まってくるよ。また後でね」と言い残し、その場を立ち去った。
アレフは立ち去るエトナを見送った後、部屋に戻ろうとした時だった。
「おやおや、大変仲がよろしいようで」
「羨ましいネ、キンブレー」
階段の陰に隠れながら、リィンとキンブレーがアレフを見てにやにやしていた。
アレフは「楽しそうで何より」と冷静に対応をしては、リィンとキンブレーの仲の良さに、類は友を呼ぶのだなと思ったのだった。
九時になると寮の談話室はずいぶんと賑やかになっていた。
アレフはリィンを連れて(勝手についてきただけ)エトナを探した。
談話室には七十人もの生徒がいたが、部屋の広さも相まってか、見つけるのは少し苦労する。
アレフたちがエトナを見つけると傍にはマーガレットがおり、二人と合流しては互いに自己紹介をした。
自己紹介を終えた後に、ガイアが「ちょうどいい集団がいるな」と言ってはアレフたちの傍に駆け寄った。
「昨日の話覚えているかい」
「ええ、確か親睦会だの学院案内だの言っておりましたね」
マーガレットが返事をした。
「そう。せっかく四人集まっているし、学院案内したいのだけど、どうだろうか?」
四人は別段断る理由もないので、ガイアの提案を受け入れると、四人は部屋からマントを羽織ると、談話室に集まっては学院に向かった。
学院には自分たちの他にいくつかのグループが出歩いていた。
「そういえば君たちのマントはまだ、赤色になっていなかったね。あとで、談話室に置いといてくれ」
「マントを赤くする?」
「そう、赤の寮と黒の寮で色分けしているんだ。君たちのマントを赤色にしないとな」
「なるほどネ」
そのような会話をしながら、ガイアに連れられ着た場所は昨日訪れた講堂だった。
講堂の中央まで歩いて行くと、ガイアが話し始めた。
「ここは講堂。昨日はみんなを出迎えるため、全学院生徒がここに集まってた。基本的には集会やトロールの大群が押し寄せてきたときに、ここに集まってる」
「トロールの大群?」
「馬鹿で大きな体をした怪力生物さ。基本的に先生たちが追い払ってくれるけど、万が一に備えてね。あ、あと、食事をするときもここだよ」
ガイアは四人の方に振り向くと「まだ、ご飯は食べてないよね。それじゃあ、席について」というと、昨日座っていたテーブルまで行き椅子に座った。
だが、テーブルの上には何もなく、アレフたちは困惑してしまう。
「ガイア先輩。ご飯ってドコ?」
「先輩なんてつけなくていいさ。ガイアでいいよ。それじゃあ、朝ご飯といこう。机の下のボタンを押してみて」
そう言われ、アレフは机の下にあるボタンを手探りで探した。
アレフは何かボタンのようなものを確認するとそれを思いっきり押してみる。すると、何もなかったテーブルの上から突然小窓が開くと、テーブルの中から焼きたてのパンと、水、オートミールなど様々な食べ物が顔を出してきた。
「凄い!」
「どうなっているのかしら!」
驚くエトナとマーガレットを横目に、アレフとリィンはテーブルの下を覗いた。
「ははっ、やっぱり驚くよね。このテーブル自体アーティファクトらしいんだ。不思議だよね」
「アーティファクトってどんな原理で動いているの?」
アレフはいきなり出された食事に驚きながらも、ガイアに質問する。
「原理は不明。魔法で動いているのかもしれない。一部のアーティファクトは原石というの削って作られるけど、こういうのはどうやって作られているか分からないんだ。木剣とかもそうさ。木剣の刀身を作っては、騎士たちが回収した柄型のアーティファクトに無理矢理付けているだけなんだよ。それに、ものによってできることも限られてるし、役に立つものも多いわけではない」
ガイアが出てきた水を飲んでは話を続けた。
「いずれ詳しく授業で習うだろうけど、アーティファクトと言うものだから、昔の偉人たちが作り上げた産物なのかもしれないよ」
アレフは納得したように相槌を打つと「分からん物は分からんな」と言いながら、パンにイチゴジャムを塗りたくっていた。
「それじゃ、食べよう」
ガイアがそう言うと、アレフたちは食事に食いつくのだった。
アレフはあらかた出された食事を食べ終えると、リィンから質問が飛んできた。
「アレフの目ってなんでオッドアイなんだ?」
「私も気になるわ」
マーガレットも質問の内容が気になったのか、話しに食らいついてきた。
「さぁ、僕にもわからない。気づいた時にはこんなだったよ」
碧色の瞳と赤色の瞳。
孤児院で最初に鏡を見たときは驚いたが、だからと言って視力が悪いわけでも、色覚が異常と言うわけでもなかった。
「ご両親のをそれぞれ引き継いでいるとか?」
アレフたちと並んで座っていたガイアからも質問が飛んできた。
アレフがどう答えようか考えていると代わりにエトナが答えた。
「私たち孤児院暮らしで、家族のことはあまり覚えていないんです」
するとガイアは申し訳なさそうに「ああ、ごめん。悪いこと聞いちゃったね」と謝罪すると、リィンもマーガレットも少し暗い表情をした。
アレフは「大丈夫ですよ」というと、話題を変えようとガイアに質問する。
「あー、そう言えばここにいる先生たちって、どこで寝泊まりしているんですか? 赤と黒の寮があったのは知っているけど、それ以外の建物ってないですよね」
「ああ、それは、自分たちの持っている教室が自身の部屋になっているんだよ。食器を片付けたら見に行こうか」
ガイアはテーブルの上の食べ終わった食器を先ほどの小窓の上に置くと、テーブル下のボタンを押して食器をしまった。
それを見たアレフたちも同じように真似をしては席から立ちあがった。
眠い目を擦りながらアレフは起きた。
光指す窓には大空と森が平がっているのが見えた。
マクレインの孤児院では太陽が登る頃に目を覚まし、太陽が沈み暗くなったら部屋の明かりを消す、と言うのが普通だった。
だが、未だにリィンやベネットは寝ており、昨日騒がしかった赤の寮は随分と静かになっていた。
アレフは今日中にやらないといけないことを、頭の中で整えながら眠気を覚ました。
アレフは私服に着替え、ウィルカートの街で揃えた学院で着るための剣とドラゴンの紋様が描かれた黒のマントを身に着けた。
授業以外で身に着ける必要はないが、アレフは少しの興奮に押し負けて着てみては姿鏡の前でマントをはためかせてみた。
存外悪くはないんじゃないかと思いながら一階の談話室へ降りる。
談話室にはアレフがよく知る一人の女の子がソファーに座って教科書を読んでいた。
「やぁ、エトナ。昨日は寝れた?」
「ええ、ぐっすりと」
エトナが持っている教科書はマースが担当している防衛術の本で、「少し、勉強して喜ばしたくて」と言ってはにかんだ。
「ところで、何でマントを着けているの?」
「何となく気分的に」
アレフは少し照れ臭くなり、マントを外した。
「座ったら?」
「うん」
そう言われアレフはエトナの横に座った。
「まだ、六時。みんなが授業受ける時間は九時からで、基本的に七時半か八時に目を覚ますんだって」
「それは、マーガレットからの情報?」
「そうなの。マーガレットのお兄さんはここが母校だったから、いろいろと教えてくれたんだって」
エトナは教科書を見ながら楽しそうに話した。
何気ない会話を続けながら、アレフはポケットにある袋を取り出し、エトナと教科書を遮るように中身を見せつけた。
その中身にエトナは目を丸くした。
「これって……」
「その前、マーケットに行ったとき、これを見てたろ? 俺とマルクで買ったんだ。入学祝ってことで、持っといてよ」
エトナの目の前に出されたのはピンク色のネコのキーホルダーだった。
エトナは教科書を閉じ、キーホルダーを受け取った。
エトナは嬉しそうにしながら、キーホルダーをまじまじと見た。
「マルクに感謝しないと……」
「俺は……?」
「アレフもありがとう。大切にするよ」
エトナは教科書やキーホルダーを手に、ソファーから立ち上がった。
エトナは「これ閉まってくるよ。また後でね」と言い残し、その場を立ち去った。
アレフは立ち去るエトナを見送った後、部屋に戻ろうとした時だった。
「おやおや、大変仲がよろしいようで」
「羨ましいネ、キンブレー」
階段の陰に隠れながら、リィンとキンブレーがアレフを見てにやにやしていた。
アレフは「楽しそうで何より」と冷静に対応をしては、リィンとキンブレーの仲の良さに、類は友を呼ぶのだなと思ったのだった。
九時になると寮の談話室はずいぶんと賑やかになっていた。
アレフはリィンを連れて(勝手についてきただけ)エトナを探した。
談話室には七十人もの生徒がいたが、部屋の広さも相まってか、見つけるのは少し苦労する。
アレフたちがエトナを見つけると傍にはマーガレットがおり、二人と合流しては互いに自己紹介をした。
自己紹介を終えた後に、ガイアが「ちょうどいい集団がいるな」と言ってはアレフたちの傍に駆け寄った。
「昨日の話覚えているかい」
「ええ、確か親睦会だの学院案内だの言っておりましたね」
マーガレットが返事をした。
「そう。せっかく四人集まっているし、学院案内したいのだけど、どうだろうか?」
四人は別段断る理由もないので、ガイアの提案を受け入れると、四人は部屋からマントを羽織ると、談話室に集まっては学院に向かった。
学院には自分たちの他にいくつかのグループが出歩いていた。
「そういえば君たちのマントはまだ、赤色になっていなかったね。あとで、談話室に置いといてくれ」
「マントを赤くする?」
「そう、赤の寮と黒の寮で色分けしているんだ。君たちのマントを赤色にしないとな」
「なるほどネ」
そのような会話をしながら、ガイアに連れられ着た場所は昨日訪れた講堂だった。
講堂の中央まで歩いて行くと、ガイアが話し始めた。
「ここは講堂。昨日はみんなを出迎えるため、全学院生徒がここに集まってた。基本的には集会やトロールの大群が押し寄せてきたときに、ここに集まってる」
「トロールの大群?」
「馬鹿で大きな体をした怪力生物さ。基本的に先生たちが追い払ってくれるけど、万が一に備えてね。あ、あと、食事をするときもここだよ」
ガイアは四人の方に振り向くと「まだ、ご飯は食べてないよね。それじゃあ、席について」というと、昨日座っていたテーブルまで行き椅子に座った。
だが、テーブルの上には何もなく、アレフたちは困惑してしまう。
「ガイア先輩。ご飯ってドコ?」
「先輩なんてつけなくていいさ。ガイアでいいよ。それじゃあ、朝ご飯といこう。机の下のボタンを押してみて」
そう言われ、アレフは机の下にあるボタンを手探りで探した。
アレフは何かボタンのようなものを確認するとそれを思いっきり押してみる。すると、何もなかったテーブルの上から突然小窓が開くと、テーブルの中から焼きたてのパンと、水、オートミールなど様々な食べ物が顔を出してきた。
「凄い!」
「どうなっているのかしら!」
驚くエトナとマーガレットを横目に、アレフとリィンはテーブルの下を覗いた。
「ははっ、やっぱり驚くよね。このテーブル自体アーティファクトらしいんだ。不思議だよね」
「アーティファクトってどんな原理で動いているの?」
アレフはいきなり出された食事に驚きながらも、ガイアに質問する。
「原理は不明。魔法で動いているのかもしれない。一部のアーティファクトは原石というの削って作られるけど、こういうのはどうやって作られているか分からないんだ。木剣とかもそうさ。木剣の刀身を作っては、騎士たちが回収した柄型のアーティファクトに無理矢理付けているだけなんだよ。それに、ものによってできることも限られてるし、役に立つものも多いわけではない」
ガイアが出てきた水を飲んでは話を続けた。
「いずれ詳しく授業で習うだろうけど、アーティファクトと言うものだから、昔の偉人たちが作り上げた産物なのかもしれないよ」
アレフは納得したように相槌を打つと「分からん物は分からんな」と言いながら、パンにイチゴジャムを塗りたくっていた。
「それじゃ、食べよう」
ガイアがそう言うと、アレフたちは食事に食いつくのだった。
アレフはあらかた出された食事を食べ終えると、リィンから質問が飛んできた。
「アレフの目ってなんでオッドアイなんだ?」
「私も気になるわ」
マーガレットも質問の内容が気になったのか、話しに食らいついてきた。
「さぁ、僕にもわからない。気づいた時にはこんなだったよ」
碧色の瞳と赤色の瞳。
孤児院で最初に鏡を見たときは驚いたが、だからと言って視力が悪いわけでも、色覚が異常と言うわけでもなかった。
「ご両親のをそれぞれ引き継いでいるとか?」
アレフたちと並んで座っていたガイアからも質問が飛んできた。
アレフがどう答えようか考えていると代わりにエトナが答えた。
「私たち孤児院暮らしで、家族のことはあまり覚えていないんです」
するとガイアは申し訳なさそうに「ああ、ごめん。悪いこと聞いちゃったね」と謝罪すると、リィンもマーガレットも少し暗い表情をした。
アレフは「大丈夫ですよ」というと、話題を変えようとガイアに質問する。
「あー、そう言えばここにいる先生たちって、どこで寝泊まりしているんですか? 赤と黒の寮があったのは知っているけど、それ以外の建物ってないですよね」
「ああ、それは、自分たちの持っている教室が自身の部屋になっているんだよ。食器を片付けたら見に行こうか」
ガイアはテーブルの上の食べ終わった食器を先ほどの小窓の上に置くと、テーブル下のボタンを押して食器をしまった。
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