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本編
127:転生して良かっ……た?
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足元の自分の影から伸びた数本の黒い触手のようなものがウネウネと蠢いている。……急にコズミックホラーじみた光景になってしまった。
「これは根、か? 触手にしか見えないんだが……あっ」
「感触は植物の蔦っぽいな」
バラムがウネる触手の一本を躊躇なく掴んでマジマジと観察しだした。
「こんな得体の知れないものをよくそんな躊躇なく掴めるな……」
「お前のもんだと思えばな。触られてるのは感じるのか?」
「うぅん……触られているのは分かるが、自分の一部という感覚とはまた違う気がするな……手に持った棒の反対側を掴まれてるのが間接的に分かる、みたいな感じだ」
「……そうか」
「?」
どことなく残念そうな空気を醸し出しているのは何故なんだろうか? 僕の体の一部感がある方が色々支障がありそうなので、この付属品のような感じの方で良かったと思うが。
「で? 生気を吸うのは出来そうか?」
「そうだな……まぁ、出来そうではあるし、多分、調整も効きそうだ」
そう考えながら“根”の操作感を確かめていく。急に複数の付属品が出来たにしては、ほとんど違和感無くある程度自由に動かせている。なので感覚的には生気を吸ったり、力を送ったり云々も僕の思い通りに出来そうだ。それ以外にも物を掴んだりというのも出来るかもしれない。
と、バラムに掴まれたままの触……根を動かして手を握り返すようにしてみた。なんとなく僕本体よりも力がありそうなのが、微妙な気分になる……。
『よし、では早速此奴の生気を吸ってみるのだ、主殿!』
「お前ぇが乗り気なのは何かイラッとくるな……」
「じゃあ、試してみるが、嫌な感じがしたらすぐに振り解いてくれ」
「ああ」
ということで、まずは僕のLPを《源を技に、技を源に》で少しAPに変換し、満タンのLPを減らしてから生気をほんの少し吸うように意識してみる。
「んぅ……」
「……ふ」
生温かい何かが根を伝って僕の体を巡るのが分かった。だが、不思議と初めての感覚ではないような……?
LPはしっかり全回復しているのに、もっと、と吸い上げてしまいそうになったので、慌てて根をバラムから離す。
トク、トク、ドク、ドク……
まるでバラムと……触り合いをした時のように鼓動が主張をしてくる。
「ふぅ」
「まぁ、悪くない感覚だったな……」
バラムも同じように感じたのだろうか、瞳があの時のように強く光ってる気がする。
『観察してみたが、やはり夢魔の中でも淫魔系の吸精と近そうであったな』
「淫……吸精……」
確かに……口づけや触り合いをしている時と同じような感覚だったのだが、そういう……行為なのか、これ……とウネウネとしている根を見つめる。
手を伸ばして掴んでみると、バラムの言っていた通り、植物の蔦のような手触りだった。良かった、肉っぽかったり、滑りとかあったらそれこそコズミックホラーっぽくなってしまうところだった。
蔦らしく、ある程度硬質ながらも柔軟性があり、太さも直径も野球ボールくらいはある。そこそこ耐久力があるんじゃないだろうか。バラムと言わず、シャケ茶漬けのような本職の剣技を使われると太刀打ち出来そうにないが。
「今確認出来そうな事はこんなところだろうか」
『であるな、かなり興味深かったであるぞ、主殿!』
「……それは良かった」
僕は情報量が多すぎて疲労困憊だが。……シルヴァと盟友契約した日もこんな疲労感があった気がするな。
……そういえば、転生した後に全体アナウンスがかかる事を覚悟していたが、どのタイミングでもアナウンスはとくに無かったな。まぁ、僕としては無い方がありがたいが、アナウンスの基準は何なのだろう?
僕が確認している中で今まで全体アナウンスされていた内容は、ワールドクエストの発生、新たな町の最初の到達、初めての盟友契約、ダンジョン初踏破だ。
こうして並べるとプレイヤー全員のプレイやプレイエリアに関わるものの解放がアナウンス対象となるのだろうか。うーん……それにハマらないものもあるので本当のところはよく分からないが。
まぁ、これ以上は考えても答えを得られそうに無いな。
「それじゃあ、町へ戻るか?」
「ああ。……とりあえず、フードは被っとけ」
「うぷっ。……ん? フードに何かついている?」
大雑把にガバッとフードを頭に被さられるが、今までと違い、目元まで何かに覆われている。
「あん? ああ、何かフクロウの仮面みてぇのが付いてるな」
「ほぅ」
「っ、お前……」
「あ、いや、今のはわざとじゃない……」
こんな大したことない洒落を意識せず2回もしてしまって、普通に恥ずかしい。
『うむ? 何を気にしておるのか分からぬが、主殿に似合っているであるぞ!』
「気にしないでくれ……。ふぅん……この状態だと《認識阻害》の影響を受けた者に問答無用で幻梟とやらが取り憑く、と……2人に影響は無いのか?」
『我らはそもそも盟友契約があるからか《認識阻害》が効いていないであるな。まぁ、よしんば効いたとしても主殿に害意を抱くはずも無いが』
「当然だ」
「そうか」
盟友契約が成立し続ける限りはバラムとシルヴァに幻梟が取り憑く事は無さそうで少し安心する。
「今更だが、バラムは転生後の確認をしなくていいのか?」
「何となく感覚で分かるし、ほとんど戦闘に関わる変化になりそうだから追々だな。今すぐここでしなくても問題無い」
「分かった」
ということで、僕の転生後のステータス確認にそれなりに時間がかかってしまったが、町へ戻るとしよう。
戻る時は欠け月の写しで旧関所へ転移してから、シルヴァに乗っての移動になる。行きと異なる点はというと、フクロウに変化した僕がバラムの手前にちょこんと留まっているという点だ。
変化状態でも《底根の根》が使えたので、シルヴァに断って巻きつける事で一応安定性はそこそこある。
しかし、何故行きと同じようにバラムの首元にいないのかと言えば……。
『……まさかフクロウ姿の方が少し大きくなっていたとはな』
「……」
『ククク、いつまで拗ねておるのだ』
そう、最初はフクロウになってバラムの首元の隙間に入るつもりだったのだが、そのフクロウの体が少し大きくなっていたので、隙間に入れなくなってしまったのだ。
シルヴァがむすっとした表情のバラムを揶揄っているが、僕を懐に入れられなくなったので危険度が上がると心配してくれての事なので、僕としては触れづらい。
『心配せずとも主殿の転生は成ったである。その証拠に……』
『む。また発動したな』
唐突に僕のAPが減る。これは《幻梟の夢渡り》によって取り憑いた幻梟が取り憑いた先で僕への害意に反応して自動で秘技が発動した事を表している。フードを被っている状態で変化すると、そのまま効果が発動し続けるらしい。
《勘破》の感知もそれなりに広がっているようで、今秘技にかかったのはエレメントから2段階くらい進化した中級精霊のようだ。姿形は未だ分からないのだが。
『このように主殿に何かしようなど、最早その辺の有象無象に出来ようが無いである』
「……ふん。それでも」
バラムが僕の首元を優しく撫でる。
「心配して悪いかよ」
『……まぁ、そうであるな』
首元を撫でる手が心地良くて、よく動く首を活かして手へとすり寄る。
『それにしても、我があれだけ締め上げたにも関わらず、付き纏い続けるとは根性だけは見上げたものであるな』
『というと?』
『ユヌとか言う町に入る前に主殿にちょっかいをかけようとしていたのも、今主殿の技にかかっている奴らである。まぁ、これで彼奴らの手の届かぬ存在になったと流石に理解出来よう』
『……そうだったのか』
これまで幻梟の自動発動に引っかかった存在は1体や2体では無い為、ずっとこの様に付き纏われるとなると、流石のバラムとシルヴァでもいつか取りこぼしがあったかもしれない。
……サポートAIの自慢げなニンマリ顔が脳裏にチラつくが、まぁ、サポートAIの出してきた選択肢を選んで良かったのだろう。
『む?』
「『!』」
林を抜け、ユヌの町並みが目視出来るようになろうかというところで、辺りの空気が一変する。
遠くの方に僅かにあった精霊の気配すら跡形も無く霧散するほどの濃密で、威圧的な気配。
《勘破》ですら“たった今”存在を感知出来た。おそらく、バラムとシルヴァもそうだったのだろう。
そしてそれは、その存在自らが“分かるようにした”であろう事も。
「やれやれ、たった一度の転生で人で無くなるとはな。流石に予想出来なかったぞ」
威厳のある声が静かな夜明けを待つ丘陵地に響く。紫煙の香りが鼻腔を擽る。
いつの間にか僕達とユヌの間に立ち塞がるように、1人の女性が佇んでた。
ウェーブのかかった白髪混じりのグレーヘアが丘を駆ける風にたなびく。
その女性は、ユヌの職業ギルドと傭兵ギルドを束ねるギルドマスター、ゾーイだ。
「お前達、人をやめたのに、人の町に入れるとでも思っているのか?」
………………それは全く、思い至っていなかったな……。
────────────
次話更新は10月30日(水)予定です。
「これは根、か? 触手にしか見えないんだが……あっ」
「感触は植物の蔦っぽいな」
バラムがウネる触手の一本を躊躇なく掴んでマジマジと観察しだした。
「こんな得体の知れないものをよくそんな躊躇なく掴めるな……」
「お前のもんだと思えばな。触られてるのは感じるのか?」
「うぅん……触られているのは分かるが、自分の一部という感覚とはまた違う気がするな……手に持った棒の反対側を掴まれてるのが間接的に分かる、みたいな感じだ」
「……そうか」
「?」
どことなく残念そうな空気を醸し出しているのは何故なんだろうか? 僕の体の一部感がある方が色々支障がありそうなので、この付属品のような感じの方で良かったと思うが。
「で? 生気を吸うのは出来そうか?」
「そうだな……まぁ、出来そうではあるし、多分、調整も効きそうだ」
そう考えながら“根”の操作感を確かめていく。急に複数の付属品が出来たにしては、ほとんど違和感無くある程度自由に動かせている。なので感覚的には生気を吸ったり、力を送ったり云々も僕の思い通りに出来そうだ。それ以外にも物を掴んだりというのも出来るかもしれない。
と、バラムに掴まれたままの触……根を動かして手を握り返すようにしてみた。なんとなく僕本体よりも力がありそうなのが、微妙な気分になる……。
『よし、では早速此奴の生気を吸ってみるのだ、主殿!』
「お前ぇが乗り気なのは何かイラッとくるな……」
「じゃあ、試してみるが、嫌な感じがしたらすぐに振り解いてくれ」
「ああ」
ということで、まずは僕のLPを《源を技に、技を源に》で少しAPに変換し、満タンのLPを減らしてから生気をほんの少し吸うように意識してみる。
「んぅ……」
「……ふ」
生温かい何かが根を伝って僕の体を巡るのが分かった。だが、不思議と初めての感覚ではないような……?
LPはしっかり全回復しているのに、もっと、と吸い上げてしまいそうになったので、慌てて根をバラムから離す。
トク、トク、ドク、ドク……
まるでバラムと……触り合いをした時のように鼓動が主張をしてくる。
「ふぅ」
「まぁ、悪くない感覚だったな……」
バラムも同じように感じたのだろうか、瞳があの時のように強く光ってる気がする。
『観察してみたが、やはり夢魔の中でも淫魔系の吸精と近そうであったな』
「淫……吸精……」
確かに……口づけや触り合いをしている時と同じような感覚だったのだが、そういう……行為なのか、これ……とウネウネとしている根を見つめる。
手を伸ばして掴んでみると、バラムの言っていた通り、植物の蔦のような手触りだった。良かった、肉っぽかったり、滑りとかあったらそれこそコズミックホラーっぽくなってしまうところだった。
蔦らしく、ある程度硬質ながらも柔軟性があり、太さも直径も野球ボールくらいはある。そこそこ耐久力があるんじゃないだろうか。バラムと言わず、シャケ茶漬けのような本職の剣技を使われると太刀打ち出来そうにないが。
「今確認出来そうな事はこんなところだろうか」
『であるな、かなり興味深かったであるぞ、主殿!』
「……それは良かった」
僕は情報量が多すぎて疲労困憊だが。……シルヴァと盟友契約した日もこんな疲労感があった気がするな。
……そういえば、転生した後に全体アナウンスがかかる事を覚悟していたが、どのタイミングでもアナウンスはとくに無かったな。まぁ、僕としては無い方がありがたいが、アナウンスの基準は何なのだろう?
僕が確認している中で今まで全体アナウンスされていた内容は、ワールドクエストの発生、新たな町の最初の到達、初めての盟友契約、ダンジョン初踏破だ。
こうして並べるとプレイヤー全員のプレイやプレイエリアに関わるものの解放がアナウンス対象となるのだろうか。うーん……それにハマらないものもあるので本当のところはよく分からないが。
まぁ、これ以上は考えても答えを得られそうに無いな。
「それじゃあ、町へ戻るか?」
「ああ。……とりあえず、フードは被っとけ」
「うぷっ。……ん? フードに何かついている?」
大雑把にガバッとフードを頭に被さられるが、今までと違い、目元まで何かに覆われている。
「あん? ああ、何かフクロウの仮面みてぇのが付いてるな」
「ほぅ」
「っ、お前……」
「あ、いや、今のはわざとじゃない……」
こんな大したことない洒落を意識せず2回もしてしまって、普通に恥ずかしい。
『うむ? 何を気にしておるのか分からぬが、主殿に似合っているであるぞ!』
「気にしないでくれ……。ふぅん……この状態だと《認識阻害》の影響を受けた者に問答無用で幻梟とやらが取り憑く、と……2人に影響は無いのか?」
『我らはそもそも盟友契約があるからか《認識阻害》が効いていないであるな。まぁ、よしんば効いたとしても主殿に害意を抱くはずも無いが』
「当然だ」
「そうか」
盟友契約が成立し続ける限りはバラムとシルヴァに幻梟が取り憑く事は無さそうで少し安心する。
「今更だが、バラムは転生後の確認をしなくていいのか?」
「何となく感覚で分かるし、ほとんど戦闘に関わる変化になりそうだから追々だな。今すぐここでしなくても問題無い」
「分かった」
ということで、僕の転生後のステータス確認にそれなりに時間がかかってしまったが、町へ戻るとしよう。
戻る時は欠け月の写しで旧関所へ転移してから、シルヴァに乗っての移動になる。行きと異なる点はというと、フクロウに変化した僕がバラムの手前にちょこんと留まっているという点だ。
変化状態でも《底根の根》が使えたので、シルヴァに断って巻きつける事で一応安定性はそこそこある。
しかし、何故行きと同じようにバラムの首元にいないのかと言えば……。
『……まさかフクロウ姿の方が少し大きくなっていたとはな』
「……」
『ククク、いつまで拗ねておるのだ』
そう、最初はフクロウになってバラムの首元の隙間に入るつもりだったのだが、そのフクロウの体が少し大きくなっていたので、隙間に入れなくなってしまったのだ。
シルヴァがむすっとした表情のバラムを揶揄っているが、僕を懐に入れられなくなったので危険度が上がると心配してくれての事なので、僕としては触れづらい。
『心配せずとも主殿の転生は成ったである。その証拠に……』
『む。また発動したな』
唐突に僕のAPが減る。これは《幻梟の夢渡り》によって取り憑いた幻梟が取り憑いた先で僕への害意に反応して自動で秘技が発動した事を表している。フードを被っている状態で変化すると、そのまま効果が発動し続けるらしい。
《勘破》の感知もそれなりに広がっているようで、今秘技にかかったのはエレメントから2段階くらい進化した中級精霊のようだ。姿形は未だ分からないのだが。
『このように主殿に何かしようなど、最早その辺の有象無象に出来ようが無いである』
「……ふん。それでも」
バラムが僕の首元を優しく撫でる。
「心配して悪いかよ」
『……まぁ、そうであるな』
首元を撫でる手が心地良くて、よく動く首を活かして手へとすり寄る。
『それにしても、我があれだけ締め上げたにも関わらず、付き纏い続けるとは根性だけは見上げたものであるな』
『というと?』
『ユヌとか言う町に入る前に主殿にちょっかいをかけようとしていたのも、今主殿の技にかかっている奴らである。まぁ、これで彼奴らの手の届かぬ存在になったと流石に理解出来よう』
『……そうだったのか』
これまで幻梟の自動発動に引っかかった存在は1体や2体では無い為、ずっとこの様に付き纏われるとなると、流石のバラムとシルヴァでもいつか取りこぼしがあったかもしれない。
……サポートAIの自慢げなニンマリ顔が脳裏にチラつくが、まぁ、サポートAIの出してきた選択肢を選んで良かったのだろう。
『む?』
「『!』」
林を抜け、ユヌの町並みが目視出来るようになろうかというところで、辺りの空気が一変する。
遠くの方に僅かにあった精霊の気配すら跡形も無く霧散するほどの濃密で、威圧的な気配。
《勘破》ですら“たった今”存在を感知出来た。おそらく、バラムとシルヴァもそうだったのだろう。
そしてそれは、その存在自らが“分かるようにした”であろう事も。
「やれやれ、たった一度の転生で人で無くなるとはな。流石に予想出来なかったぞ」
威厳のある声が静かな夜明けを待つ丘陵地に響く。紫煙の香りが鼻腔を擽る。
いつの間にか僕達とユヌの間に立ち塞がるように、1人の女性が佇んでた。
ウェーブのかかった白髪混じりのグレーヘアが丘を駆ける風にたなびく。
その女性は、ユヌの職業ギルドと傭兵ギルドを束ねるギルドマスター、ゾーイだ。
「お前達、人をやめたのに、人の町に入れるとでも思っているのか?」
………………それは全く、思い至っていなかったな……。
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