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本編
128:ユニークであること
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威圧感のある暗い灰色の視線が僕達を射抜く。
……ゾーイの言葉から察するに、当然のように僕達が転生した事も種族名から“人”の記載が無くなった事も察されている感じだ。
このフクロウが僕である事も……。
それにしても『人をやめたのに、人の町に入れるとでも』か。言われてみれば当然だが、僕だけならまだしもバラムは僕の影響で転生してしまったのだし、急に町へ入れなくなってしまうのは……どうしたものか……。
と、考え込んでいると、バラムの指が僕を落ち着かせるように首元を撫でる。
「はっ、お前が平気で出入りしてるってのに何が人の町だ、こいつを揶揄うな」
……ん?
「…………くっ、はははっ! いや、あまりこういうのに素直に引っかかってくれる者がいなくて、ついな」
…………んん???
バラムとゾーイのやり取りに、つまりどういうことだ?と、首を限界まで捻る。
「揶揄ってすまなかったな、トウノ。町の者達に危害を加えたり無闇にその根を出したりしなければ、これまで通り町へは入れるぞ」
ゾーイが艶やかに笑いながら紫煙を燻らせる。
僕は根をしまい、シルヴァから飛び上がってから変化を解く。
それを見てもゾーイに驚いた素振りは少しも見られない。やはり、把握しているらしい。
「そうか。勿論、誰も傷つけるつもりも……というか未だに僕自身にそのような力はほとんど無いが……本当に良いのか?」
「ああ、そういう者達を受け入れる町だからな、ここは。まぁ、町によっては人ではない事がバレると面倒な町もあるという事は覚えておけ」
「……分かった。気をつける」
「良い返事だ」
その時、地平線から日が昇り、強い光が真横から僕達を照らす。
ゾーイのグレーの髪が強い光に照らされて初めて、僅かに髪が煌めき────。
「……どうして気づかなかったんだ」
輝くような銀の髪でも銀の瞳でも無いし顔には大きな傷があるが、意志の強い瞳やその風格は……あの『レディ・ブルイヤールの図書館』の奥にあった肖像画の男装の麗人そのものだ。
「あの図書館と縁があったのか……」
「ほぅ……彼女はもうそこまで明かしていたか。随分変わり果てていて驚いたか?」
「いや、こうして見るとあまり変わってないように思う」
あの肖像画が描かれたであろう頃から意志や威厳は変わっていないどころかさらに増してすらいる、という印象だった。
「ふ……あっはっはっは! 意外と世辞が上手いじゃないか!」
いつも漂う威厳や時折見せる艶やかな雰囲気ともまた違う、さっぱりとした表情と声でゾーイが笑う。
「世辞というわけでは……」
「ふふ、まぁいい。お前達が転生した事はジェフリーとギルバートには通達しておいたから、ユヌとドゥトワでは今まで通り過ごせる。他の町では上手くやれ」
「分かった。……助言や根回し感謝する」
「面倒だがこれが仕事だ。では、さらばだ」
ゾーイはそう言って、紫煙を一際大きく吐き出し────煙が晴れた時には跡形も無く姿を消していた。
…………ユヌにいなくて良いんだろうか? 力無く笑うギルの顔がふと浮かぶ。
『ふむ……あの者……む、そうであるか』
気を遣ってか、ゾーイとの会話中は静かにしていたシルヴァがブツブツと何かを呟いている。
「どうかしたか?」
『む、いや、今は伝えなくて良いと友から諌められたのでな。またの機会に、である』
「? そうか……」
なんとなく、シルヴァはこの世界のバックストーリーの大部分の核心を知っていそうなのと、本人の正直な性格もあってブレーキ役がいないと全部喋ってしまいそうなところがある。そのブレーキ役を指輪の先にいる存在が担っているようだ。
僕もプレイヤーの端くれとしてはバックストーリーは徐々に知っていくワクワク感を残せるなら残しておいて欲しさがあるので、これについては助かる。
まぁ、前に聞こえているのによく聞き取れなかった単語もあるので、致命的なネタバレはシステム側でもガードしているのかもしれないが。
それはさておき。
ユヌへは問題無く入れるとゾーイからお墨付きをもらったので、夜明けの日の光を浴びながら、ユヌへと向かう。僕もフクロウに変化し直して、バラムの前に乗るスタイルだ。
『そういえば、ゾーイは人ではないのか?』
先ほどのやり取りで気になったところをバラムに聞いてみる。
『知らん』
『えっ』
『ただ、転生して力を増してもなお、あの灰色にはまだ及ばないのが分かった。そんな奴、たとえ人だったとしても人扱い出来るかよ』
『ククク、であるなぁ。比較的相性の良い我ですら良くて相打ち、というところである。あれはかなりの手練れであるなぁ』
『そこまでか……』
バラムとシルヴァがそこまで評するとは……。ユヌの二つのギルドのギルドマスターは僕が想像しているよりも遥かに強い実力者だったようだ。
と、そんな事を言っている内にあっという間にユヌの南門のすぐそばまで近づいたので、静かに根を引っ込めた。
門番には《認識阻害》が効いていたのかどうなのかは分からないが、フクロウの僕に注意が払われる事はほとんど無かった。幻梟が取り憑いてしまったかもしれないが、取り憑いてしまうだけなら問題無い……はずだ。
シルヴァはこのまま馬のフリをして厩舎に行き、適当なところで抜け出してダンジョン宣伝活動をするとの事で、別行動となった。
僕はというと、裏通りのさらに路地裏で変化を解いて、僕達はユヌの宿屋へと戻って来た。まだローザがいる時間帯だったので、戻った挨拶と一杯だけホットミルクを貰ってから部屋へと向かう。
バラムは装備の手入れをするからと、自室へと戻って行った。
僕も自室に入り、ベッドへ腰を下ろして何をするでもなくぼんやりとする。
もしかしたら納品依頼が来ているかもしれないが、今はペリカンくん達を出す気分にはなれなかった。
「転生、してしまったな……」
少し考えた後、プライベートな空間なら多少は問題無いかと《底根の根》を発動させる。僕の影から黒い根が数本生えてきて、とくに意識して操作しなければその場でウネウネしている。
その内の一本を掴み、両手で抱え込む。掌で、頬で、感触を確かめながら目を閉じる。
転生してから先ほどまでバラムやシルヴァが傍にいてそこそこ賑やかだったので気づかなかったが……いや、正確には気が紛れていたのだが…………。
────寂しい。
先日、彷徨う霊魂達と共鳴した時に感じた荒れ狂うような寂しさとは違う……とても静かに、だけれど決して埋まらないと分かる寂しさが転生してからずっと僕の心の片隅に根を張っている。
これは、ユニーク種族というこの世界にたった一体しか存在しない、というのが確実に分かっている種族になってしまったからなのだろうか。そんな気がする。
世界の何処にも、自分と同じ種族の者はいないという決して埋まる事の無い、不足感と諦観がともするとひどく穏やかな……寂しさの正体なのかもしれない。
「はぁ……種族が変わるだけでこんな感覚まで生まれるなんて……本当に運営は変態、だな……」
敢えて茶化すような言葉を口に出してみるが、答えてくれる相手が誰もいなくて、寂しさが少し増してしまった。うぅん……こういう時どんな風に対処すれば……。
そんな時浮かんだのは……彷徨う霊魂と共鳴した時に必死に縋った体温だった。
「…………っ」
閉じた視界の裏で、あの時どのように熱を与えられて、どのように高められたのか、朧気ながらも次々に浮かんでくる。自分の記憶よりも体の方が鮮明に覚えているのか、あの時触られたいくつかの場所が疼いてくる。
「んっ……はぁ……」
抱えた根に無意識にその疼く場所のいくつかを擦り付けてしまったのか、甘い痺れが全身を駆け巡る。
一度そうしてしまってからは、疼きの解放を求めて体が勝手に根に擦り付け始めてしまう。
「ふ……ん……はぁ……」
……でも、やはり足りない。
下手に刺激してしまったが為に、中途半端な疼きに苛まれ、しかし中々上がっていかない熱にもどかしくなる。
「はぁ…………しい」
そして、ほとんど無意識の内にウィスパーで声を発していた。
『バラム、触って欲しい』
……ゾーイの言葉から察するに、当然のように僕達が転生した事も種族名から“人”の記載が無くなった事も察されている感じだ。
このフクロウが僕である事も……。
それにしても『人をやめたのに、人の町に入れるとでも』か。言われてみれば当然だが、僕だけならまだしもバラムは僕の影響で転生してしまったのだし、急に町へ入れなくなってしまうのは……どうしたものか……。
と、考え込んでいると、バラムの指が僕を落ち着かせるように首元を撫でる。
「はっ、お前が平気で出入りしてるってのに何が人の町だ、こいつを揶揄うな」
……ん?
「…………くっ、はははっ! いや、あまりこういうのに素直に引っかかってくれる者がいなくて、ついな」
…………んん???
バラムとゾーイのやり取りに、つまりどういうことだ?と、首を限界まで捻る。
「揶揄ってすまなかったな、トウノ。町の者達に危害を加えたり無闇にその根を出したりしなければ、これまで通り町へは入れるぞ」
ゾーイが艶やかに笑いながら紫煙を燻らせる。
僕は根をしまい、シルヴァから飛び上がってから変化を解く。
それを見てもゾーイに驚いた素振りは少しも見られない。やはり、把握しているらしい。
「そうか。勿論、誰も傷つけるつもりも……というか未だに僕自身にそのような力はほとんど無いが……本当に良いのか?」
「ああ、そういう者達を受け入れる町だからな、ここは。まぁ、町によっては人ではない事がバレると面倒な町もあるという事は覚えておけ」
「……分かった。気をつける」
「良い返事だ」
その時、地平線から日が昇り、強い光が真横から僕達を照らす。
ゾーイのグレーの髪が強い光に照らされて初めて、僅かに髪が煌めき────。
「……どうして気づかなかったんだ」
輝くような銀の髪でも銀の瞳でも無いし顔には大きな傷があるが、意志の強い瞳やその風格は……あの『レディ・ブルイヤールの図書館』の奥にあった肖像画の男装の麗人そのものだ。
「あの図書館と縁があったのか……」
「ほぅ……彼女はもうそこまで明かしていたか。随分変わり果てていて驚いたか?」
「いや、こうして見るとあまり変わってないように思う」
あの肖像画が描かれたであろう頃から意志や威厳は変わっていないどころかさらに増してすらいる、という印象だった。
「ふ……あっはっはっは! 意外と世辞が上手いじゃないか!」
いつも漂う威厳や時折見せる艶やかな雰囲気ともまた違う、さっぱりとした表情と声でゾーイが笑う。
「世辞というわけでは……」
「ふふ、まぁいい。お前達が転生した事はジェフリーとギルバートには通達しておいたから、ユヌとドゥトワでは今まで通り過ごせる。他の町では上手くやれ」
「分かった。……助言や根回し感謝する」
「面倒だがこれが仕事だ。では、さらばだ」
ゾーイはそう言って、紫煙を一際大きく吐き出し────煙が晴れた時には跡形も無く姿を消していた。
…………ユヌにいなくて良いんだろうか? 力無く笑うギルの顔がふと浮かぶ。
『ふむ……あの者……む、そうであるか』
気を遣ってか、ゾーイとの会話中は静かにしていたシルヴァがブツブツと何かを呟いている。
「どうかしたか?」
『む、いや、今は伝えなくて良いと友から諌められたのでな。またの機会に、である』
「? そうか……」
なんとなく、シルヴァはこの世界のバックストーリーの大部分の核心を知っていそうなのと、本人の正直な性格もあってブレーキ役がいないと全部喋ってしまいそうなところがある。そのブレーキ役を指輪の先にいる存在が担っているようだ。
僕もプレイヤーの端くれとしてはバックストーリーは徐々に知っていくワクワク感を残せるなら残しておいて欲しさがあるので、これについては助かる。
まぁ、前に聞こえているのによく聞き取れなかった単語もあるので、致命的なネタバレはシステム側でもガードしているのかもしれないが。
それはさておき。
ユヌへは問題無く入れるとゾーイからお墨付きをもらったので、夜明けの日の光を浴びながら、ユヌへと向かう。僕もフクロウに変化し直して、バラムの前に乗るスタイルだ。
『そういえば、ゾーイは人ではないのか?』
先ほどのやり取りで気になったところをバラムに聞いてみる。
『知らん』
『えっ』
『ただ、転生して力を増してもなお、あの灰色にはまだ及ばないのが分かった。そんな奴、たとえ人だったとしても人扱い出来るかよ』
『ククク、であるなぁ。比較的相性の良い我ですら良くて相打ち、というところである。あれはかなりの手練れであるなぁ』
『そこまでか……』
バラムとシルヴァがそこまで評するとは……。ユヌの二つのギルドのギルドマスターは僕が想像しているよりも遥かに強い実力者だったようだ。
と、そんな事を言っている内にあっという間にユヌの南門のすぐそばまで近づいたので、静かに根を引っ込めた。
門番には《認識阻害》が効いていたのかどうなのかは分からないが、フクロウの僕に注意が払われる事はほとんど無かった。幻梟が取り憑いてしまったかもしれないが、取り憑いてしまうだけなら問題無い……はずだ。
シルヴァはこのまま馬のフリをして厩舎に行き、適当なところで抜け出してダンジョン宣伝活動をするとの事で、別行動となった。
僕はというと、裏通りのさらに路地裏で変化を解いて、僕達はユヌの宿屋へと戻って来た。まだローザがいる時間帯だったので、戻った挨拶と一杯だけホットミルクを貰ってから部屋へと向かう。
バラムは装備の手入れをするからと、自室へと戻って行った。
僕も自室に入り、ベッドへ腰を下ろして何をするでもなくぼんやりとする。
もしかしたら納品依頼が来ているかもしれないが、今はペリカンくん達を出す気分にはなれなかった。
「転生、してしまったな……」
少し考えた後、プライベートな空間なら多少は問題無いかと《底根の根》を発動させる。僕の影から黒い根が数本生えてきて、とくに意識して操作しなければその場でウネウネしている。
その内の一本を掴み、両手で抱え込む。掌で、頬で、感触を確かめながら目を閉じる。
転生してから先ほどまでバラムやシルヴァが傍にいてそこそこ賑やかだったので気づかなかったが……いや、正確には気が紛れていたのだが…………。
────寂しい。
先日、彷徨う霊魂達と共鳴した時に感じた荒れ狂うような寂しさとは違う……とても静かに、だけれど決して埋まらないと分かる寂しさが転生してからずっと僕の心の片隅に根を張っている。
これは、ユニーク種族というこの世界にたった一体しか存在しない、というのが確実に分かっている種族になってしまったからなのだろうか。そんな気がする。
世界の何処にも、自分と同じ種族の者はいないという決して埋まる事の無い、不足感と諦観がともするとひどく穏やかな……寂しさの正体なのかもしれない。
「はぁ……種族が変わるだけでこんな感覚まで生まれるなんて……本当に運営は変態、だな……」
敢えて茶化すような言葉を口に出してみるが、答えてくれる相手が誰もいなくて、寂しさが少し増してしまった。うぅん……こういう時どんな風に対処すれば……。
そんな時浮かんだのは……彷徨う霊魂と共鳴した時に必死に縋った体温だった。
「…………っ」
閉じた視界の裏で、あの時どのように熱を与えられて、どのように高められたのか、朧気ながらも次々に浮かんでくる。自分の記憶よりも体の方が鮮明に覚えているのか、あの時触られたいくつかの場所が疼いてくる。
「んっ……はぁ……」
抱えた根に無意識にその疼く場所のいくつかを擦り付けてしまったのか、甘い痺れが全身を駆け巡る。
一度そうしてしまってからは、疼きの解放を求めて体が勝手に根に擦り付け始めてしまう。
「ふ……ん……はぁ……」
……でも、やはり足りない。
下手に刺激してしまったが為に、中途半端な疼きに苛まれ、しかし中々上がっていかない熱にもどかしくなる。
「はぁ…………しい」
そして、ほとんど無意識の内にウィスパーで声を発していた。
『バラム、触って欲しい』
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