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147.落雷
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「キャァ!」
晴れているのに凄い音と共に雷が落ちた。心無しかチョーカーが熱い気がする。猛烈に嫌な予感…
『たえ いまの フィラ』
『やっぱりか…』
皆んな窓の外を確認する中、兄弟喧嘩が勃発し
「ダメだ!兄貴にはマリーナがいるだろう!」
「マリーナは幼馴染みでそんな仲ではない。ユキちゃんはこんなに知識豊富で愛らしい。惚れない方がおかしいだろう?」
「ユキちゃんは俺が先に見染めたんだそ!横恋慕するなよ!」
言い争う2人を他の人達はどうしていいか分からず見守るだけ。するとリックさんとミリアさんが溜息を吐いて
「毎度の事で慣れましたが、多恵様はホンとに超・人たらしですよね」
「うわぁ!ディスってる?私何もしてないじゃん!」
「ユキ。取りあえずお断りして子爵邸に戻りましょう」
そうだサリナさんの所に帰らないと。帰る事にし2人に
「ピートさん。お気持ち嬉しいのですが私まだ婚姻するつもりないし、王城での侍女の仕事を辞めるつもりありませんからお断りさせて頂きます。
そうそう。ジャックさんも親切にしていただいたけどお嫁に来るつもりないので、そろそろ目を覚ましてくださいね」
「「そんな!」」
小屋にローガンさんが迎えに来てくれた。作業場の皆さんにお世話になったお礼を述べて帰ろうとしたら
「明日、機織り体験に行くのに朝迎えに行くから」
「ジャックさんは畑の仕事があるでしょ?ローガンさんにお願いするので大丈夫です」
「あと2日で王都にかえるんだろう⁈俺まだ諦めてないから!」
リックさんが私の肩を抱き馬車に誘導する。馬車に乗り窓から手を振り綿花畑を後にした。
「はぁ…。リックさんミリアさん付き合ってくれてありがとう。農作業で疲れたでしょう。私の護衛受けて貧乏くじだったね。農作業とかさせられてるし」
「いえ。貴重な体験でしたよ。それより虫よけ全く効きませんね。ジャックさんは帰る直前まで求婚して来そうです」
「ちゃんと断ったし大丈夫」
1日作業で疲れ帰りの馬車では寝てしまった。子爵邸に着いてミリアさんに起こされ半分寝たまま部屋に戻る。
すぐに湯浴みをしてベッドに寝転がると睡魔に襲われそのまま寝てしまった。
目が覚めると部屋は薄暗く隣のベッドではミリアさんが寝ている。どうやら昨晩夕食も取らずに寝落ちしてしまったようだ。ミリアさんを起こさない様に隣の居間に行くと知っている香りがする。
「フィラ?」
そう呟くと風が吹き目の前にフィラが現れた。久しぶりに会うけど拗ねているような顔をしている。
気まずいので挨拶しチョーカーのお礼を言うと、似合っていると褒めてくれた。
その後言葉が出ずにいるとフィラは
「あの者達の求婚を受けるのか?」
「はぁ?んな訳ないでしょう。ちゃんと断ったし今は恋愛する気ないよ。あっ!突風とか雷とか危ないからやめてね」
そう言うと視線を逸らしわざとでは無いと拗ねる。
「あっ!そうそう!ちょっと待ってね」
丁度良かった。音を立てない様に寝室に戻りある物を取りに行く
「これ…帰ったら渡しに行こうと思っていたんだけど、今日会えたから…あんまりじっくり見ないで下手だから」
「これは…」
「この旅のお土産に買ったの。私の世界の文字で名前の頭文字を刺繍してみた。皆ポケットチーフだから見分けつく様に刺繍したの」
実はみんなのお土産買って直ぐに見分けがつくようにイニシャルを刺繍している。良かったフィラの刺繍は終わっていて。
「俺にくれるのか⁈」
「下手だけど貰ってくれると嬉しいな」
じっとポケットチーフを見つめるフィラ。だからあまりじっくり見ないで! 箱庭の令嬢に比べ私の刺繍は子供レベルだから。
「でもよく考えたらフィラは夜会とかはローブだからポケットチーフよりハンカチに方が良かったかなぁ…」
「…ていいか?」
「えっ?何?」
「触れていいか?」
前にもこんな事あった様な気がする。普段は俺様なのに、たまに迷子の子犬の様な表情をする事がある。その顔がたまらなく愛おしく思う。
私はバンザイをしてフィラを見た。目を見開き恐る恐る抱きしめるフィラ。温もりと新緑の香り…。やっぱりフィラの抱っこは好きだし安心する。
耳が丁度フィラの心臓の位置にあり少し早いフィラの鼓動を感じられて私もドキドキしてきた。
「今日はね機織りをさせてもらうの。今回の旅でリックさんとミリアさんとサリナさんにはいっぱいお世話になったから、機織りで何か織ってお礼にしようと思っているんだ。時間があったら自分にも何か作ろかなぁ~」
フィラは旋風にキスをして更に強く抱きしめる。
「あと2日か…楽しんでおいで」
「うん!」
フィラの抱っこに癒されていると寝室で物音がした。ミリアさんが起きた様だ。
「口付けていいか?」
「頬にならいいよ」
フィラは頬を両手を優しく包み左頬に口付けた。
「多恵様!」
ミリアさんがこっちに来る。フィラは額にキスをして、帰ったら話し合おうと言い残し帰って行った。
晴れているのに凄い音と共に雷が落ちた。心無しかチョーカーが熱い気がする。猛烈に嫌な予感…
『たえ いまの フィラ』
『やっぱりか…』
皆んな窓の外を確認する中、兄弟喧嘩が勃発し
「ダメだ!兄貴にはマリーナがいるだろう!」
「マリーナは幼馴染みでそんな仲ではない。ユキちゃんはこんなに知識豊富で愛らしい。惚れない方がおかしいだろう?」
「ユキちゃんは俺が先に見染めたんだそ!横恋慕するなよ!」
言い争う2人を他の人達はどうしていいか分からず見守るだけ。するとリックさんとミリアさんが溜息を吐いて
「毎度の事で慣れましたが、多恵様はホンとに超・人たらしですよね」
「うわぁ!ディスってる?私何もしてないじゃん!」
「ユキ。取りあえずお断りして子爵邸に戻りましょう」
そうだサリナさんの所に帰らないと。帰る事にし2人に
「ピートさん。お気持ち嬉しいのですが私まだ婚姻するつもりないし、王城での侍女の仕事を辞めるつもりありませんからお断りさせて頂きます。
そうそう。ジャックさんも親切にしていただいたけどお嫁に来るつもりないので、そろそろ目を覚ましてくださいね」
「「そんな!」」
小屋にローガンさんが迎えに来てくれた。作業場の皆さんにお世話になったお礼を述べて帰ろうとしたら
「明日、機織り体験に行くのに朝迎えに行くから」
「ジャックさんは畑の仕事があるでしょ?ローガンさんにお願いするので大丈夫です」
「あと2日で王都にかえるんだろう⁈俺まだ諦めてないから!」
リックさんが私の肩を抱き馬車に誘導する。馬車に乗り窓から手を振り綿花畑を後にした。
「はぁ…。リックさんミリアさん付き合ってくれてありがとう。農作業で疲れたでしょう。私の護衛受けて貧乏くじだったね。農作業とかさせられてるし」
「いえ。貴重な体験でしたよ。それより虫よけ全く効きませんね。ジャックさんは帰る直前まで求婚して来そうです」
「ちゃんと断ったし大丈夫」
1日作業で疲れ帰りの馬車では寝てしまった。子爵邸に着いてミリアさんに起こされ半分寝たまま部屋に戻る。
すぐに湯浴みをしてベッドに寝転がると睡魔に襲われそのまま寝てしまった。
目が覚めると部屋は薄暗く隣のベッドではミリアさんが寝ている。どうやら昨晩夕食も取らずに寝落ちしてしまったようだ。ミリアさんを起こさない様に隣の居間に行くと知っている香りがする。
「フィラ?」
そう呟くと風が吹き目の前にフィラが現れた。久しぶりに会うけど拗ねているような顔をしている。
気まずいので挨拶しチョーカーのお礼を言うと、似合っていると褒めてくれた。
その後言葉が出ずにいるとフィラは
「あの者達の求婚を受けるのか?」
「はぁ?んな訳ないでしょう。ちゃんと断ったし今は恋愛する気ないよ。あっ!突風とか雷とか危ないからやめてね」
そう言うと視線を逸らしわざとでは無いと拗ねる。
「あっ!そうそう!ちょっと待ってね」
丁度良かった。音を立てない様に寝室に戻りある物を取りに行く
「これ…帰ったら渡しに行こうと思っていたんだけど、今日会えたから…あんまりじっくり見ないで下手だから」
「これは…」
「この旅のお土産に買ったの。私の世界の文字で名前の頭文字を刺繍してみた。皆ポケットチーフだから見分けつく様に刺繍したの」
実はみんなのお土産買って直ぐに見分けがつくようにイニシャルを刺繍している。良かったフィラの刺繍は終わっていて。
「俺にくれるのか⁈」
「下手だけど貰ってくれると嬉しいな」
じっとポケットチーフを見つめるフィラ。だからあまりじっくり見ないで! 箱庭の令嬢に比べ私の刺繍は子供レベルだから。
「でもよく考えたらフィラは夜会とかはローブだからポケットチーフよりハンカチに方が良かったかなぁ…」
「…ていいか?」
「えっ?何?」
「触れていいか?」
前にもこんな事あった様な気がする。普段は俺様なのに、たまに迷子の子犬の様な表情をする事がある。その顔がたまらなく愛おしく思う。
私はバンザイをしてフィラを見た。目を見開き恐る恐る抱きしめるフィラ。温もりと新緑の香り…。やっぱりフィラの抱っこは好きだし安心する。
耳が丁度フィラの心臓の位置にあり少し早いフィラの鼓動を感じられて私もドキドキしてきた。
「今日はね機織りをさせてもらうの。今回の旅でリックさんとミリアさんとサリナさんにはいっぱいお世話になったから、機織りで何か織ってお礼にしようと思っているんだ。時間があったら自分にも何か作ろかなぁ~」
フィラは旋風にキスをして更に強く抱きしめる。
「あと2日か…楽しんでおいで」
「うん!」
フィラの抱っこに癒されていると寝室で物音がした。ミリアさんが起きた様だ。
「口付けていいか?」
「頬にならいいよ」
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