最強、最悪、最愛、唯一の兄は冷酷皇帝。

蒼真 空澄(ソウマ アスミ)

文字の大きさ
16 / 22
第二章:常に最愛の者へ。

思い合うばかり、ずっと愛してる。

しおりを挟む
相変わらず、ルイは夜にだった。

部屋に戻ってから私を。
何度も快楽ばかりへ。

「ふぁぁっん!!
ルイのがぁ!?
んぁあぁ…」

「あぁ、ルカ。
誰よりも愛してる。
くっ、ぅ…
こんなに締め付けながら…
伝えてくる。」

そう言うとルイは力強く…
腰すら掴んでる手も私を。
抱き締める様にしながら動き続ける。

何度も深くルイのが、私の中へ。
動きも止めず…

「あぁん、ルイ。
深いよぅ…
んぁ、あぁあっ、ふぁ!?
もぅ…
あぁっ、んぁあ…
ふぁぁあぁぁん!!」

突き上げてくるルイの快楽に…
全て私は逃れられない。

「ルカとだ。
これは…
一つになれるだけでもないなぁ?
俺すらルカへ。
このまま、もう一緒に…」

耳元で囁くルイの言葉も私は…
意味にも気付いて尚更。
身体は反応してルイのばかり。

感じ取りながら…
中で擦れる快楽に流される様にだった。

「あぁん、ルイ!!
もぅ、あぁあっ…
ふぁん!!
んぁぁあぁぁ!!」

そのままルイのを、何度も私の中へ。
出し入れされて…

もう私すら何も考えられなくなる。
同時にルイもだった。
中に出したのすら感じ取るばかりへ。

ビクビクと勝手に私の身体は痙攣する。

「はぁ、はぁ、ルカ…
俺の唯一、愛してるルカを。
もう俺すら気持ち良過ぎたよ…」

そう言いながらルイは…
ゆっくり私の中から抜いた。

「っあっ、ふぁ…
んっ…」

また抜かれるだけでもだった。
全て私は感じ取るけど…

そして残る快楽の余韻で息だけを。
必死に私もする。

ルイも荒くなってた息を。
すぐ整えて、また抱き寄せると…
優しく軽いキスまで私へ。

「あぁ、ルカは本当に俺だけを。
身体も含め心まで全て…
伝わってくるのが嬉しいよ。
ルカだけ俺は愛してる。
そして大丈夫だからね。
安心しておくれ?」

どうにか息も整えて私もルイへ。
少し擦り寄りながら…

「うん、ルイが居るなら…
私は凄く安心するの。
それに、やっぱりルイは優しい。
ルイだけが…」

言ってる途中でも、そう…
ルイが温かくて私は眠くなる。

更に優しくて変わらないルイを。
私も充分、判ってるから余計、眠くて…

また私の事も抱き締めるルイには気付くけど。

だからこそ…
いつも安心して私も眠れる。

そのままルイの腕に抱かれながら…
同じ様に私は、ただ思うばかりだった。

**************************

一方、ルイ。

皇帝としての業務も熟すが、常にだった。
ルカの言動すら見逃さない。

判る事でもルカだけを。
愛する感情すら強くなるばかり。

寝かせた後もルカの魔力は当然、合わせる上に…
体力まで考え日頃のパターンとして勉学へ。

そんな中で安心して眠って居るルカの姿を。
また抱き寄せながら思う。

あぁ、本当に俺へ、だろう?

いつもルカは俺だけ愛してると!!
身体も、心も、全て俺だけを!!

必ず同じでルカも俺のみ。
愛してる事すら伝わってくる。

思わず、またルカの身体も含め見た時。
何度でもしたくなる情欲すら抑え付けた。

華奢な身体でも充分なバストは…
細いウエストと相まって豊かな曲線美を。

白い肌すら滑らかで手に吸い付く様に…
瑞々しい上に傷一つもない美しさ。

今は閉じてるエメラルドの瞳を。
まつ毛すら長く顔立ちも含め整うから余計。
何もしてないにも関わらず。
肩の長さにある柔らかなプラチナの髪が煌めく。

全ての美を、バランス良く纏めた姿へ。

やはり、誰よりもルカは美しい…
それなのに心すら無垢で変わらないまま…

また俺へ、全て信じてると!!
すぐ判るのだぞ!?

他の女など要らん!!

ルイはルカの身体も抱く様になってから…
外交では余計、仕方なく判る事も多かった。

今はルカ以外、ルイも抱かなくなって長いが。
既に充分だった。

ふとルカのリングも見て思い出す。

そこで目を、閉じながら魔力を、リングへ。

「汝の主へ、我が言霊を。
汝の力を、汝の源を、たたえる御身は汝の主へ。
我の紅き血潮より願いたまえん。
誓いし我が主と等しく汝の御身よ。
汝の源より我が源へ。
うごめたけるは我の元へ。
汝の主の光と眷属の魔を、反転せよ。
我が命と汝の主は我が主となる。
我の言霊は汝の主、故に源も変換せよ。」

魔法構築も同時にしながら呟く。

すると、すぐ二つのリングにあるエメラルドが…
同じく仄かに光って俺のリングだけへ。
ルカの貯蓄された魔力すら全て俺へ。

そう…
ルイはルカの魔力暴走も防ぐ為。
常に己の魔力変換して居た。

ふむ。
ルカが使わないからこそ、だろう。
余った魔力も定期的にすれば、問題ない。

確かにデュークの言う通り…
使える魔石だな。

また考えるのはルカの主についてだが…
違和感の正体は、すぐ判って僅かに苛立つ。

簡単に言えば…
万物の加護は神々と言われる所以でもある。

また祝福すら成立するからこそ、魔力へ。
それでも異なるのだ。

俺にも主は多いが、ルカの場合…

光に連なる神々が加護を、祝福を。
それでも他の加護は…
ルカの光にと群がってるだけ!!

だから余計、ルカは魔力を。
使う事すら尚更、嫌がるのだぞ!?

最初からルカの為、与え授けてる主も多い筈。

だがなぁ…
群がってルカへ、授け様とばかりか?

そんな魔力が勝手に何度も、だろう!?

単純に産まれ持ったルカの許容量すら越えれば…
既に祝福では、なくなるにも関わらず。

無駄にルカへ。
与え続けるのと同様な事でか?

空中庭園でも良い例だ。
魔法構築すらしてないルカに反応して…

あれすら魔力としてルカへ。
俺は魔力の集め過ぎかと思ったが、違う!!
一気に光へ、集まり過ぎただけの事。

危険になるのは常に、ルカだろう!!

だからこそ、ルカ自身、嫌がるのだ。
その群がる神々からも俺が守るのみ!!

恐らく元々ルカへ、与え授けた神々は…
判って居る上での加護を、祝福を、ルカへ。

常に許容量内でと、わざとしてる筈。

光に連なる神々はルカの為、常にルカへ。
勿論、魔力も含め与える中。

ルカの身を、案じて最小限へ。

祝福になるから、それは良い…
だが、群がって集まる魔力は違う!!

汝の主は全てルカの為に最小限だ。
だからこそ、ルカは汝の主が、だろう?
明確に判らない程度へ。

そのルカも己の汝の主を。
魔力を集めて探そうとしても…
途中で他の群がる魔力で危険になる感覚へ。

つまり…
ルカ自身、判らないのも当然。

そしてルカの主は俺と真逆で光を。
俺の場合は闇を、明確!!

主に多く加護を、祝福として俺も、ルカにもある。
俺すら多い主でもルカならば…
言い方も悪くなるが、一方的な加護と祝福。

一方的な魔力、そんな制御は困難だ。

ついでに言えば、光の眷属以外までルカへ。

もし魔力飽和以外に暴走させたら…
想像すら判らない魔力へ。

そうしたらルカ自身が危ういのみ!!
必ず俺が、だぞ!?

ルイも再度、ルカへ。
魔力も合わせるが、守り抜くのは変わらない。

だから余計、愛してるルカも抱き寄せると…
ルイすら温もりの中、眠るのだった。

**************************

ふと私が目を覚ますと…
目の前にルイが寝て居た。

何も言わず、そのまま私はルイを。
ただ、珍しいルイの寝顔を。
少し笑って見ながら思う。

普段から朝は居ないルイだけど…
アラーム前だし?

きっと、お仕事も、でしょう?
疲れてるよね、ルイ?

だから起こさないままで、また私もルイを。
改めて良く見れば…

やっぱり、たくましい?

魔力も強いから余り言われないけど?
ルイは剣や槍とかの古武術まで…
マスターしてるよね?

私の身長が162cmだけど…
確かルイは177cmと高めだし?

講師も女性が多いからなぁ…

でも…
そもそも私の場合。

ルイしか知らないし?
比較対象にした事もないけど…

ルイは色白で太陽みたいに…
やっぱり、私より綺麗でしょう!?

今は閉じてるエメラルドの瞳。
整った様な顔立ちは明らかに判る。
何よりも太陽みたいな綺麗な金色の髪。

ふと私は、そこで…
少し手でルイの胸元へ、触れた時。

「ルカ…
朝から俺の寝込みを?
これだと俺を、誘ってるのか?」

「ご、ごめんね、ルイ?
起こしちゃった?
えっ!?」

慌てながら私も咄嗟に言う中。
ルイの閉じてた目が、ゆっくり開いた。

「私がルイを!?
誘うと?
そうじゃないけど、ただ…」

どうしても私は上手く言葉すら判らなくなる。

でもルイは優しく、いつもと同じ様に笑った。
また、すぐスッと右手が、私の左頬へ。
同じで僅かに触れながら…

「大丈夫だ、ルカ。
ずっと俺はルカだけ愛してるからなぁ…
もう言わなくても判る。
ただ、前にも教えただろう?
身体に関しては男女で違うと…
そして俺よりも姿だけでもないか?
ルカの場合、心すら美しいのだよ。
そして俺が愛してるルカを、守りたいと…
当然だと、いつも言ってる筈。」

言ってきた事に私も少し驚くけど。
確かに前にも聞いた事はある。

だから何も言わず、ルイへ。
目すら閉じて私は擦り寄るばかり。

そう…
いつもルイは、私を!!

そんなルイの為、私だって…
安心させたいのに!!

「ル、ルカ?
誘ってなくても、これだと…
一応、判ってるが?
だが、その姿だと…
また俺にと、だろう?
そんなに触れ…
やはり、こんな状況は…」

少し普段とも違うルイの声で、私も目を。
開けるのと同時、抱き締められる。

「俺はルカだけを愛してる。
ずっと最初から変わってないぞ?
俺の唯一、大切な者すらルカだけ…
だからルカには安心させたいが…」

耳元でルイも囁くと僅かに舌が…
その動きに、すぐ私もビクリと反応する。

でも、どうにか思ってる事を、ルイへ。

「っんぁ、ルイ…
私も、そう…
もっとルイにだって安心を。
して欲しいけど。
ふぁ、んっ?
んんっ。
っんぁ、あぁ…」

言ってる途中からルイもキスを、私へ。
そのまま…

「んん、あっ、ふぁ…
ル、イ、んぁあ!?」

ルイは何度も軽くキスを、してくる中。
腕も緩めながら僅かに私の胸へ。

手も伸ばしたのも判ったけど…
すぐ止めてから、なぜか?

ルイは息も吐き出した。

「まだ朝も早過ぎるが、ルカ?
男女の違いでも言ってある筈。
単純に俺よりルカの体力もか?
そんな姿だと、まぁ…
嬉しくてルカと、したくなるがなぁ…
だが、俺にはルカの身体も全て。
大切なのだよ?」

言われてから私も意味には判る。
男女の違いでも聞いてた事。

すぐ部屋にある時刻も見れば…
まだ朝の6時半だった。

私の普段、起きる時間は8時。

確かにルイの言う通りだと…
思うのもある中、納得もして頷く。

そんな私に、またルイは優しい声で…

「ルカだけなぁ…
俺は本当に、ずっと愛してる。
その大切なルカの身体も守りたい。
もう少し寝た方が良いだろう?
今日のルカならば…
パターン10で大丈夫だよ。
起きた時、また俺も居ないとしても…
いつも通りに俺すら戻るからね?
一緒に居られるだけでも安心する。」

ずっと愛してると?
一緒に居られるだけでと!?

安心と!!
私もルイを、ずっと同じだよ!!

だから少し私は笑いながら素直に言う。

「うん、判った、ルイ。
今日はパターン10だね。
ルイの言う事だけ絶対、信じられる。
それに私もルイと、だよ?
一緒に居るだけでも安心するの。」

また私は目を、閉じて少しだけ…
擦り寄りながら…

ただ、思う事だけ伝えたくてルイへ。

「ルイは温かいなぁ…
それと同じくらい。
凄く優しいルイが私も、ずっと…
大好きで、愛してるの。
だから側に居たいと…
お仕事だって忙しいのでしょう?
きっとルイだって疲れちゃうね。
私も勉学してるのも、今はルイの為…
ルイにも安心して欲しいよ…」

言いながら私もルイの温かさも感じた。
余計、眠くなるけど思うばかり。

あぁ、そうだなぁ…
ルイは最初から変わらないし?
ずっと私を。

そう思うだけで充分だなぁ…

だから私はルイの腕の中へ。
安心して温もりの中、眠るのだった。

**************************

一方、ルイ。

ルカの起きた気配を、察して起きて居たが。
そのまま目は開けず、予測する中。
僅かに考えれば簡単だった。

ルカは俺以外、知らないからなぁ…

それすら含めて内心、本気で思う事もある。

俺以外の男など…
誰にも愛してるルカへ、触れさせない!!

俺の唯一、ずっと最初からルカだけ…
愛してるのも変わらない。

だが、ルカの…
まさに美し過ぎる姿で、だった。

擦り寄られるばかりだと…
欲情する上に必死に、その情欲も抑え付ける。

どうにか普段通りにルカへ。
安心と同時に寝かせてから思うばかり。

あぁ、ルカだけでなぁ…
本当に俺すら充分だ。

その為に俺が必ず守り抜くのも一切。
最初から変わってないのもだぞ?

そして俺はルカを。
起こさない様に軽く頬へ。
キスもしてベッドから出てソファへ。

簡単な上着も着てから転送術を。
使って連絡事項の確認の為、書類もテーブルへ。

そこで皇帝の顔にもなるが。
先にと軽く魔力も使って書類、全て宙へ。

浮かせてから軽く一読して新たな指示を。
予定に合わせながら追記して、すぐ転送させる。

書類の中にあった鼠について…
僅かに考える為、目も閉じた。

やはりか。
ユテライク一族も俺の予測通り動いた…

だが、肝心の鼠には逃げられたと?

まぁ、最初から俺は信じてないとして…
どこまでも厄介な!!

既に目眩しの魔石も所持…
それに関しては問題ないが。

前回はライカック国からならば…
他国とも繋がりがある筈。

頭脳もある中、風の応用魔法か…

ならば、逃げる際にも上空へ!!

今の帝国警備でも属国は対策可能。

あのデュークと…
接触したらユテライク一族を、だろう?
鼠すら調べそうだな。

それにしても今までの言動も含めると…
単純にルカだけを?
狙ってるだけでもないのか?

更に俺の事について?

デュークの場合、確かに鼠の言う通り…
俺ではなく、所詮、神々だ。

鼠の言動に違和感も残るが、すぐ切り替える。

どちらにせよ…
あのルカすら狙った者を?
俺が許す筈もない!!

必ず捕らえ、もう首謀者以上に…
徹底的に駆除するのみ!!

そこで一番、近い壁へ。
同じ様に予定時刻も含め通常業務の準備を。
簡単に済ませてから、また一度ルカの側へ。

ベッドで安心して眠ってるルカを。
起こさない様に少し髪に触れると自然に笑う。

俺に安心を、そう…
ルカは言ってたがなぁ…

こうやって俺が信じられる唯一を。
最初から変えず、向けてくれるのは、ルカ?
ずっと愛してるルカだけなのだよ?

だから今すらルカが、俺へ。
安心して笑う姿だけでも充分…

信じてるのが伝わってくる程。
俺の心には凄く温かいんだぞ?

寝てるルカへ、思うばかり。

その愛するルカを。
何よりも、誰よりも、守るのが俺だと…
再度、思うのと同時、愛してるとだった。

そしてルイは部屋から出た。

すぐ、また皇帝の顔へ。

帝国業務と同時に鼠対策もする中。

属国より次も含め潜伏先も他国を。
真っ先に予測して動き出した…
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

いちばん好きな人…

麻実
恋愛
夫の裏切りを知った妻は 自分もまた・・・。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

処理中です...