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終わりが近づく

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何度交わり何度果てたのか数えるのもやめてから、多分数日は経ったのだろう
僅かな睡眠を摂り、お互い起きたら相手をイタズラに起こし求めては燃え上がりまた体力尽きるまで愛し合う

食事の仕度を最低限に早めマリアは初夜の次の日のお風呂の時しか部屋から出なかったーーいや、出られない
ホークが全て彼女の世話をするため、清め、食事を与えてる
自分の差し出す手で、甘い声で鳴き、口を開け口の中へ消える食材でお腹を満たすマリアを見てはムラムラと沸き上がる欲情を彼女にぶつけてしまう
彼女は決して拒絶をしないのをいい事に、どこもかしこも触れ舐め、あられもない体位で脚を開きホークを受け止める


「ぁんっ…はっ…ぁ」
途切れ途切れに喘ぐ声は掠れ、お尻を持ち上げられ固定され背後から獣のように突きつける肉棒にシーツを握る力も入らない
ただ力なく顔の横にあるシーツに頬をつけるだけ
それなのに背後からくる重い衝撃は、頭を痺れさせ気持ちいい、気持ちいいとしか考えることしか出来なくなっていた
「っく…マリアっマリアっ」
一気に突き焦がれるように私の名前を呼ぶホーク様にきゅんっとして蜜壺をぎゅうぎゅうに締め付けてしまう
締め付けたことを咎めるようにガッガッと腰を激しく打ちつけ、蜜壺の中をぐちゃぐちゃにかき乱す
肉棒のカサが引っ掛かり、少しでも反応を示す箇所があったら確かめるように責める
覆い被さるように身体を倒したホークはマリアの横に肘をつき腰だけ動かし、籠る熱を解消しようとラストスパートをかける
目の前にある美味しそうな頸に舌を這わせ甘噛みする
銀色の髪が乱れ、細い腰もくねくねと動くマリアにパンパンッと肌がぶつかる音がホークの快感を引き出す
彼女を全身使って押しつぶすように抱きしめ腰をくっつけらると弾けた肉棒が小さくなっていく
熱い証を注がれたマリアは目の前にあるホークの腕を掴み、やってきた快感に身を任せ小刻みに震えた




ソファーでホークの胸板に頬をつけ膝の上にいるマリアはバスローブ姿で座っていた
全身が重く怠い身体はもう指一本動かすのが大変だが、何故かホーク様に触っていたいと、思うと力が出る
上半身裸のホークは腰にタオルを巻いただけでひと言も発せずただお互いを抱きしめているだけだ

「…明後日から仕事が始まる」
苦しそうに言うホークに、この甘い日々が終わるのかと寂しくなり目から涙が出てくるのを知られたくなくて胸板に顔を埋めるが、濡れた胸に気がついたホークは
「…泣くな…すぐ帰ってくる」
嬉しそうに、私の顎を掴み上へ向け、溢れた涙を舐めとる
「…絶対…ですよ…早く帰ってきてくださいね…他の……他の女の人がいても…触れちゃダメですからね…視るのも」
溢れる涙が止まらず、難しい事を言っていると思っていても懇願する
「…ああ」
と目を細め笑うホークは抱きしめる力を強くし、宥めるようにマリアに口づけをする
お互い溺れるように舌を絡めれば、また始まる濃厚な時間にマリアは離さないでと告げると離さないと囁くホークの愛撫が激しくなっていく





食事の準備をしていた、ハンナはノックしようとしてやめた
しばらくしたら持ってきましょうと思い
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