11 / 35
平穏
しおりを挟む
7日間もその後も濃厚な繋がり注がれ愛し合ったのに、月のモノがきた
ーー子供ってなかなか出来ないのかしら
昨日もたっぷり愛され、ホークを見送った後に発覚した月のモノで倦怠感が増した気がする
ーーもうホーク様と結婚して半月
相変わらず忙しそうな騎士団長は朝早くに出て、日が暮れ暗くなると帰って私を愛してくれる
ーー実はまだ、愛してるって言えてないな
ーー好きって………言ったこともないのかな……ないわ
ガーンと愛し合う事に夢中で言葉にしていなかった自分にショックを受ける
照れ臭いのもあるが、愛し合う時に初めて言うのは違うと思ったからだけど、いつもすぐ愛し合ってしまうのがイケナイんだ、きっとそうよ…嬉しいけど
この半月のルーティーンになったホークを見送った後の午前中は身体をざっと洗い流しベッドで休んでいる
午後になると軽食をとり、屋敷内を覚えるため散歩をし執事とメイドと雑談するため一緒におやつタイムを作った
最初はみんな遠慮していたが、ホーク様の普段の様子や仕事で不便な事、流行りのものとかも聞きたかったので、強制参加にしたのだ
今はみんな和気あいあいとして話す時間が唯一の楽しみと言ってくれ嬉しくてにこにこしていると、目の毒ですから笑顔はほどほどにして下さいと言われてしまった
庭で散策しハンナにお茶にしましょうと言われ寝室へ戻るとアークからホーク様の帰宅時間を知らされ夕食を一緒に摂れる時間かを考えて先に食べる場合もある
一度遅くまで帰ってこなかったホークを待つため食事をしなかったら、そのまま朝まで求められ起きた途端にぐぅとお腹がなり、恥ずかしい思いをしたので食事は必ず摂るようにした
ーーホーク様は可愛いと言ってまた愛されたけど、死ぬ程恥ずかしかったから二度と同じ過ちは繰り返さないわ!
今日は少し遅いと聞いて先に食べる事にした
アークに伝えると部屋から出て行き、ハンナと2人っきりになる
「ハンナ、月のモノがきたのだけど、これはホーク様に伝えた方がいいのかしら」
結婚してから初めての月のモノなのでハンナに聞く
するとハンナは
「もう知っていると思いますよ、逐一報告してますから」
「えっ」
衝撃の事実が発覚する
そういえば今日のおやつタイムはカモミール茶だったし、消化に優しい味のクッキーだった
それにいつもよりハンナが庭で声を掛けるのも早かった気がする
「…もしかしておやつタイムでホーク様を褒めていたの報告されたのかしら」
それは困る…優しい所と、力が強く頼もしいと毎日絶賛しているんだけども
恥ずかしくてなかなか本人には言えないから、周りに言っているのに!
「…奥様…聞く所違うと思いますよ」
呆れ顔のハンナがやれやれと肩をすくめお茶のお代りを注いだ午後は陰でしゃべった事が全部知られて、夜会うのが恥ずかしいと悩みが出来た
ーー子供ってなかなか出来ないのかしら
昨日もたっぷり愛され、ホークを見送った後に発覚した月のモノで倦怠感が増した気がする
ーーもうホーク様と結婚して半月
相変わらず忙しそうな騎士団長は朝早くに出て、日が暮れ暗くなると帰って私を愛してくれる
ーー実はまだ、愛してるって言えてないな
ーー好きって………言ったこともないのかな……ないわ
ガーンと愛し合う事に夢中で言葉にしていなかった自分にショックを受ける
照れ臭いのもあるが、愛し合う時に初めて言うのは違うと思ったからだけど、いつもすぐ愛し合ってしまうのがイケナイんだ、きっとそうよ…嬉しいけど
この半月のルーティーンになったホークを見送った後の午前中は身体をざっと洗い流しベッドで休んでいる
午後になると軽食をとり、屋敷内を覚えるため散歩をし執事とメイドと雑談するため一緒におやつタイムを作った
最初はみんな遠慮していたが、ホーク様の普段の様子や仕事で不便な事、流行りのものとかも聞きたかったので、強制参加にしたのだ
今はみんな和気あいあいとして話す時間が唯一の楽しみと言ってくれ嬉しくてにこにこしていると、目の毒ですから笑顔はほどほどにして下さいと言われてしまった
庭で散策しハンナにお茶にしましょうと言われ寝室へ戻るとアークからホーク様の帰宅時間を知らされ夕食を一緒に摂れる時間かを考えて先に食べる場合もある
一度遅くまで帰ってこなかったホークを待つため食事をしなかったら、そのまま朝まで求められ起きた途端にぐぅとお腹がなり、恥ずかしい思いをしたので食事は必ず摂るようにした
ーーホーク様は可愛いと言ってまた愛されたけど、死ぬ程恥ずかしかったから二度と同じ過ちは繰り返さないわ!
今日は少し遅いと聞いて先に食べる事にした
アークに伝えると部屋から出て行き、ハンナと2人っきりになる
「ハンナ、月のモノがきたのだけど、これはホーク様に伝えた方がいいのかしら」
結婚してから初めての月のモノなのでハンナに聞く
するとハンナは
「もう知っていると思いますよ、逐一報告してますから」
「えっ」
衝撃の事実が発覚する
そういえば今日のおやつタイムはカモミール茶だったし、消化に優しい味のクッキーだった
それにいつもよりハンナが庭で声を掛けるのも早かった気がする
「…もしかしておやつタイムでホーク様を褒めていたの報告されたのかしら」
それは困る…優しい所と、力が強く頼もしいと毎日絶賛しているんだけども
恥ずかしくてなかなか本人には言えないから、周りに言っているのに!
「…奥様…聞く所違うと思いますよ」
呆れ顔のハンナがやれやれと肩をすくめお茶のお代りを注いだ午後は陰でしゃべった事が全部知られて、夜会うのが恥ずかしいと悩みが出来た
13
お気に入りに追加
1,309
あなたにおすすめの小説
可愛すぎてつらい
羽鳥むぅ
恋愛
無表情で無口な「氷伯爵」と呼ばれているフレッドに嫁いできたチェルシーは彼との関係を諦めている。
初めは仲良くできるよう努めていたが、素っ気ない態度に諦めたのだ。それからは特に不満も楽しみもない淡々とした日々を過ごす。
初恋も知らないチェルシーはいつか誰かと恋愛したい。それは相手はフレッドでなくても構わない。どうせ彼もチェルシーのことなんてなんとも思っていないのだから。
しかしある日、拾ったメモを見て彼の新しい一面を知りたくなってしまう。
***
なんちゃって西洋風です。実際の西洋の時代背景や生活様式とは異なることがあります。ご容赦ください。
ムーンさんでも同じものを投稿しています。
【完結】呪いを解いて欲しいとお願いしただけなのに、なぜか超絶美形の魔術師に溺愛されました!
藤原ライラ
恋愛
ルイーゼ=アーベントロートはとある国の末の王女。複雑な呪いにかかっており、訳あって離宮で暮らしている。
ある日、彼女は不思議な夢を見る。それは、とても美しい男が女を抱いている夢だった。その夜、夢で見た通りの男はルイーゼの目の前に現れ、自分は魔術師のハーディだと名乗る。咄嗟に呪いを解いてと頼むルイーゼだったが、魔術師はタダでは願いを叶えてはくれない。当然のようにハーディは対価を要求してくるのだった。
解呪の過程でハーディに恋心を抱くルイーゼだったが、呪いが解けてしまえばもう彼に会うことはできないかもしれないと思い悩み……。
「君は、おれに、一体何をくれる?」
呪いを解く代わりにハーディが求める対価とは?
強情な王女とちょっと性悪な魔術師のお話。
※ほぼ同じ内容で別タイトルのものをムーンライトノベルズにも掲載しています※
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
騎士団長のアレは誰が手に入れるのか!?
うさぎくま
恋愛
黄金のようだと言われるほどに濁りがない金色の瞳。肩より少し短いくらいの、いい塩梅で切り揃えられた柔らかく靡く金色の髪。甘やかな声で、誰もが振り返る美男子であり、屈強な肉体美、魔力、剣技、男の象徴も立派、全てが完璧な騎士団長ギルバルドが、遅い初恋に落ち、男心を振り回される物語。
濃厚で甘やかな『性』やり取りを楽しんで頂けたら幸いです!
燻らせた想いは口付けで蕩かして~睦言は蜜毒のように甘く~
二階堂まや
恋愛
北西の国オルデランタの王妃アリーズは、国王ローデンヴェイクに愛されたいがために、本心を隠して日々を過ごしていた。 しかしある晩、情事の最中「猫かぶりはいい加減にしろ」と彼に言われてしまう。
夫に嫌われたくないが、自分に自信が持てないため涙するアリーズ。だがローデンヴェイクもまた、言いたいことを上手く伝えられないもどかしさを密かに抱えていた。
気持ちを伝え合った二人は、本音しか口にしない、隠し立てをしないという約束を交わし、身体を重ねるが……?
「こんな本性どこに隠してたんだか」
「構って欲しい人だったなんて、思いませんでしたわ」
さてさて、互いの本性を知った夫婦の行く末やいかに。
+ムーンライトノベルズにも掲載しております。
獣人公爵のエスコート
ざっく
恋愛
デビューの日、城に着いたが、会場に入れてもらえず、別室に通されたフィディア。エスコート役が来ると言うが、心当たりがない。
将軍閣下は、番を見つけて興奮していた。すぐに他の男からの視線が無い場所へ、移動してもらうべく、副官に命令した。
軽いすれ違いです。
書籍化していただくことになりました!それに伴い、11月10日に削除いたします。
【電子書籍化進行中】声を失った令嬢は、次期公爵の義理のお兄さまに恋をしました
八重
恋愛
※発売日少し前を目安に作品を引き下げます
修道院で生まれ育ったローゼマリーは、14歳の時火事に巻き込まれる。
その火事の唯一の生き残りとなった彼女は、領主であるヴィルフェルト公爵に拾われ、彼の養子になる。
彼には息子が一人おり、名をラルス・ヴィルフェルトといった。
ラルスは容姿端麗で文武両道の次期公爵として申し分なく、社交界でも評価されていた。
一方、怠惰なシスターが文字を教えなかったため、ローゼマリーは読み書きができなかった。
必死になんとか義理の父や兄に身振り手振りで伝えようとも、なかなか伝わらない。
なぜなら、彼女は火事で声を失ってしまっていたからだ──
そして次第に優しく文字を教えてくれたり、面倒を見てくれるラルスに恋をしてしまって……。
これは、義理の家族の役に立ちたくて頑張りながら、言えない「好き」を内に秘める、そんな物語。
※小説家になろうが先行公開です
第二王子の婚約者候補になりましたが、専属護衛騎士が好みのタイプで困ります!
春浦ディスコ
恋愛
王城でのガーデンパーティーに参加した伯爵令嬢のシャルロットは第二王子の婚約者候補に選ばれる。
それが気に食わないもう一人の婚約者候補にビンタされると、騎士が助けてくれて……。
第二王子の婚約者候補になったシャルロットが堅物な専属護衛騎士のアランと両片思いを経たのちに溺愛されるお話。
前作「婚活に失敗したら第四王子の家庭教師になりました」と同じ世界観ですが、単品でお読みいただけます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる