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11月17日 将棋の日
しおりを挟む今日もまた、白い空間に放り出された。
そしてどこからともなくアナウンスが鳴った。
”シチュエーションの設定、人物選択、話題選択が終了しました。
これより雑談を始めます。”
やっぱりアナウンスが止んだ。
やはり、雑談部屋で一番無駄な時間なう。
AIはここを修正しないのだろうか?
やっぱ、修正しないかぁ。
修正してくれないかなぁ。
毎回同じこと思ってるなぁ。
ある意味、これがルーティーンみたいなところあるしなぁ。
そう考えると、意味があるのかなぁ?
意味、あったのかな…
このルーティーンやめようかな?
どうしよう。
でも、これをやめて、調子崩したら辛いから、続けるかぁ。
再びアナウンスが鳴った。
”雑談所要時間は30分、盛り上がり等により自動で延長や短縮を行います。
シチュエーションは、『和室』です。
雑談に参加するメンバーは、『田中様』『大久保様』『関様』『佐々木様』です。
決まった役職、役割等はございません。ご気軽に参加してください。
それでは雑談を始めさせていただきます。
今回の話題は『将棋』です。
それでは楽しい雑談の時間をお過ごしください。”
アナウンスがやんで、光に包まれた。
光が収まった。
「今日の話題は、『将棋』です、はい。皆さんは将棋をしたことがありますか?はい」
「俺は、昔おじいちゃんとしてたよ。詳しいことはよくわからないけど、駒の動きとかならなんとなく今も覚えているよ」
「俺は、中学生の頃に、スマホでちょっとだけやってたよぉ。俺も、駒の動きぐらいまでかなぁ。駒組みとかまではやらなかったなぁ」
「私も、昔、おじいちゃん家で、やったことある。でも、幼稚園に、入るか、入らないか、ぐらいの、年齢、だったから、駒の、動きぐらい、しか覚えてない」
「みんな、一度はやったことあるんですね、はい。ちなみに私も、中学生の頃少しやっていました、はい。棋士の方の動画を見てやりたいと思ってやっていました、はい」
「みんなは、棋士の方の動画とかは見るのか?俺はあまり見たことないかもな」
「俺は、何年か前は見てたよぉ」
「私は、今でも、流れてきたら、たまに、見るよ」
「将棋の棋士の方の動画って面白いですよね、はい。何かのプロの方のどう勝手なんであんなに面白いんでしょうか?はい」
「話変わるけど、将棋盤って家にあるぅ?うちは持ってないんだよねぇ。インターネットでやってただけだからぁ」
「うちにはないな。おじいちゃんちには立派なやつが置いてあるな」
「私の、家には、父が、使っている、ポータブルの、やつが、ある」
「私の家には、ないです、はい。おじいちゃんの家にはポータブルのやつがあります、はい」
「デカいやつってかっこいいよね」
「渋い感じが良いですよねぇ」
「ポータブルのやつでも、駒が木のやつとかだと、いい音が鳴るよね」
それから雑談はそこそこの盛り上がりを見せた。
全員が微妙に経験者だったこともあって、ちょっとした将棋の話も通じたため、盛り上がることができた。
だけど、みんな初心者止まりであったため、詳しい将棋の先方の話や駒組みの話は、全くできなかった。
みんなエンジョイ勢だから仕方がないよね。
それでも、家族の将棋の話や、誰と対戦しているのかとか、将棋の番の良さについてなど、いろんな話ができて楽しかったな。
今日は割と積極的に話すこともできたし、良い雑談ができたんじゃないかと思う。
脳内1人反省会が終わると、アナウンスがなった。
”30分04秒39が経過しました。お話の途中かと思いますが、教室の方に転送いたします。話し足りないかと思いますが、この話題はこの場限りといたしますようよろしくお願いします。教室で同じ話題をしたとしても特に罰則等はございませんが、ご協力よろしくお願いいたします。それと同じように、教室での話題をこの場に持ち込まないようよろしくお願いいたします。このアナウンスの内容を何度もお聞きになっていると思いますがなにとぞご協力よろしくお願いいたします。
将棋ですか。
難しそうなイメージがありますよね。
パチンと駒が鳴る音が良いですよね。
後は、……
それぐらいですかね。
私は、あまり将棋をやったことがないので、それぐらいの印象しかないですね。
後は、有名な棋士の方を何名か知っているぐらいの知識量です。
なんとなく難しそうで遠ざけていますね。
将来のためにもやっておいた方がいい気はするんですけどね……
今日の残りの時間も頑張ってください。
それでは教室にお送りいたします。
それでは良い学校生活を”
アナウンスが止んだ。
教室に戻ってきた。
今日は、久しぶりの雑談だったな。
今までは、間が開くとブランクを感じることが多かったけど、今日は、そんなことはなく楽しく活発に雑談をすることができたなぁ。
良い雑談をすると、気分が良いな。
でも、体力はまだ完全には戻ってきてないから、雑談が終わって若干疲れているな。
この疲れも雑談の達成感でうまく感じなくなれば良いのになぁ。
そう思いながら次の授業の準備を始めた。
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