毎日記念日小説

百々 五十六

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10月7日 ミステリーの日 明日こそは

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今日は少し気合を入れていこう。
昨日みたいな雰囲気に飲まれるみたいな恥ずかしいことがないようにしていこう。
頑張ろう!!
昨日あんなに大変だったんだから、今日はきっといいことがあるはずだ!!
気分を上げていこう!
だけど集中はしていこう!
昨日みたいに雰囲気に負けないためにも。
気合を入れて、集中をして、俺は『雑談部屋』に入っていった。








今日もまた、白い空間に放り出された。
そしてどこからともなくアナウンスが鳴った。


”シチュエーションの設定、人物選択、話題選択が終了しました。
これより雑談を始めます。”

やっぱりアナウンスが止んだ。
やはり、雑談部屋で一番無駄な時間なう。
AIはここを修正しないのだろうか?
やっぱ、修正しないかぁ。
修正してくれないかなぁ。
毎回同じこと思ってるなぁ。
ある意味、これがルーティーンみたいなところあるしなぁ。
そう考えると、意味があるのかなぁ?
意味、あったのかな…
このルーティーンやめようかな?
どうしよう。
でも、これをやめて、調子崩したら辛いから、続けるかぁ。
再びアナウンスが鳴った。


”雑談所要時間は30分、盛り上がり等により自動で延長や短縮を行います。
シチュエーションは、『ミステリーの舞台になりそうな洋館』です。
雑談に参加するメンバーは、『田中様』『九条様』『関様』『小坂様』です。
決まった役職、役割等はございません。ご気軽に参加してください。
それでは雑談を始めさせていただきます。
今回の話題は『ミステリー』です。
それでは楽しい雑談の時間をお過ごしください。”

アナウンスがやんで、光に包まれた。
ミステリーか。
ミステリーかぁ…
いけそうかな?
出来そうな気がするな!
昨日よりは確実にましだろう。
相対的に見たら昨日よりはいいけれど、絶対的に見たら、少しハードよりな気がする。
ミステリー好きいるかな?
それによって、難しさの種類が変わってきそう。
まぁ、ここでいろいろ考えたところで何かが変わるわけではないから、切り替えて、テーマについて考えよう。
ミステリーで、テーマは何にしたらいいかな?
”ミステリーあるある”とかでいいかな?
ある程度盛り上がりそうだし、ミステリーにわかな俺的には、これぐらいで盛り上がった方が楽しめそうだ。
忍ばせていくテーマが決まったところで、光が収まった。

今回先陣を切っていったのは、やはり九条だった。
今日も相変わらず、ハイテンポな雑談が始まった。

「今日の話題は『ミステリー』だな!!!みんなは、ミステリー好きか?!!!」
「俺は、あまり分からないな。ミステリー小説とかは、読んだことないけど、テレビドラマの推理とかは見たことあるぞ」
「えっと、俺も、田中君と同じくらいの感じだよ。ミステリー小説とかに積極的に手を伸ばせてはいないな」
「私は、ちょっとだけミステリー小説を読んだことあります、はい。でも、考えることが多すぎてあまり楽しめなかったので、はまるまではいきませんでした、はい」
「俺も、あんまりミステリーとか分からない!!!なんとなく難しそうで手が伸びないようね!!!」
「でも、なんとなく推理ものあるあるみたいなのってあるよな!」
「えっと、最終的に崖まで追い詰めるとかですか?」
「そう、それ!そういうやつ」
「そういうのいろいろあるな!!!」
「あれ知ってる、はい。洋館の客間に宿泊客を集めて推理を披露するとか、はい」
「ありありだね!!!」




それから、俺が持って行ったテーマである”ミステリーあるある”で盛り上がった。
でも、みんなにわかだから、なんとなく知ってる!とか、なんか見たことある!クライのテンションでやっていたから、早めにガス欠になってしまった。
まぁ、知識量もないし、超有名なあるあるぐらいしか、わからないんだから、そうなるよな!
楽しかったけど、ちょっと早めにアナウンスが鳴った。










”28分44秒37が経過しました。お話の途中かと思いますが、教室の方に転送いたします。話し足りないかと思いますが、この話題はこの場限りといたしますようよろしくお願いします。教室で同じ話題をしたとしても特に罰則等はございませんが、ご協力よろしくお願いいたします。それと同じように、教室での話題をこの場に持ち込まないようよろしくお願いいたします。このアナウンスの内容を何度もお聞きになっていると思いますがなにとぞご協力よろしくお願いいたします。


ミステリーって面白いですよね。
でも面白さに気づくまで、私は結構時間がかかっちゃいましたね。
娯楽として読んでいる小説とかですごく頭を使うのに、最初は抵抗感がありました。
でも、この年になって、もう一度読んでみると面白さが分かったんですよ。



今日の残りの時間も頑張ってください。
それでは教室にお送りいたします。
それでは良い学校生活を”

アナウンスが止んだ。

教室に戻ってきた。
今日は、ちょっと失敗ぐらいで済んだ気がする。
楽しかったし、いい思い出にはなった。
昨日の終わった後にちょっとテンションを下げるみたいな、失敗じゃなかった。
ペース配分を間違えて短くなっちゃっただけだから。
教室に戻ってきてもちょっとだけセルフ反省会をしていた。





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