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9月19日 苗字の日 ノーマル楽しい
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昨日は楽しかったなぁ。
カイワレ大根を食べたことがない人が3人もいて、あんなに盛り上がれたのは奇跡だったんじゃないかな?
今日もいいことがありますように。
楽しく盛り上がれる雑談でありますように。
具体的には、30分を超えるくらいは盛り上がりたいです。
そして話題は、すごく話しやすい食べ物の話とか、ニュースの話とかならいいなぁ。
それと、知らない単語の話題とか、ふわっとした概念過ぎて分からないやつとかじゃないといいなぁ。
楽しく盛り上がる雑談をするために、雑談の神様、どうか願いをかなえてください。
神頼みをしながら俺は、『雑談部屋』に入っていった。
今日もいいことがありますように。
今日もまた、白い空間に放り出された。
そしてどこからともなくアナウンスが鳴った。
”シチュエーションの設定、人物選択、話題選択が終了しました。
これより雑談を始めます。”
やっぱりアナウンスが止んだ。
やはり、雑談部屋で一番無駄な時間なう。
AIはここを修正しないのだろうか?
やっぱ、修正しないかぁ。
修正してくれないかなぁ。
毎回同じこと思ってるなぁ。
ある意味、これがルーティーンみたいなところあるしなぁ。
そう考えると、意味があるのかなぁ?
意味、あったのかな…
このルーティーンやめようかな?
どうしよう。
でも、これをやめて、調子崩したら辛いから、続けるかぁ。
再びアナウンスが鳴った。
”雑談所要時間は30分、盛り上がり等により自動で延長や短縮を行います。
シチュエーションは、『お役所の待ちのベンチ』です。
雑談に参加するメンバーは、『田中様』『早川様』『村山様』『矢野様』です。
決まった役職、役割等はございません。ご気軽に参加してください。
それでは雑談を始めさせていただきます。
今回の話題は『苗字』です。
それでは楽しい雑談の時間をお過ごしください。”
アナウンスがやんで、光に包まれた。
苗字か。
苗字かぁ…
どっちだろう?
話しやすいのかな?話しづらいのかな?
分からないなぁ。
生活に密着してるから話しやすいと言われれば話しやすそうな気もするし、概念的なもので日常に溶け込みすぎてるから話しづらいと言われれば話しづらい気がしてしまう。
どっちなんだろうなぁ。
どっちかによって今回盛り上がれるかどうかがかかっていそうだなぁ。
苗字って具体的に何について話すんだろうなぁ?
何かエピソードとか?
あるあるとか?
困ったこととかを話せばいいのかな?
そう聞くとなんだか行けそうな気がしてきた。
なんとなく希望が見えてきたところで、光が収まった。
最初に話し出したのは早川。
「今回の話題は『苗字』ですね~。自分の苗字で困ったことってありますか~?泣ければ得したことでもいいですよ~!私は、困ったことで言うと、学校で名前の順で2列とかに並ぶときに、1列目の一番後ろか2列目の一番前になることが多くて、それがちょっと嫌だった程度ですかね~。何かに間違えられることもないですし~。ちなみに、得したことで言うと苗字が早川なだけで、この話し方をすると、ギャップって言われることですかね~」
早川は、最初に自分のエピソードを言うタイプの話し出しをした。
それに続くように村山が話し出した。
「僕は、苗字で困ったことはないと思う。得したことは、テストとかで名前を書くときに時間を使わなくて済むことと、小学校の割と早めに『村』も『山』も習ったから、すぐに自分の名字を漢字で書けるようになったことかなって思う」
今回、発言の一回一回が長めだから、じっくり聞くみたいな感じになっていて、考える時間が長めでいいなぁ。
俺は、村山が話してから、ゆっくり一拍おいて話しだした。
「俺がこの苗字に不満があるとするなら、もうちょっと個性のある苗字がよかったなぁと思うことだな。苗字の話とかをしたときに全くと言っていいほど盛り上がらないからもうちょっとマイナーな苗字がよかったなってたまに思うくらいかな」
俺が話した後大きく一拍ぐらい時間をおいて矢野が話し出した。
「僕は、苗字で困ったことはないかな。何かに困るくらいマイナーでもないし、田中君みたいに個性がなくて悩むくらいメジャーでもないから、ちょうどいいかな。この苗字で良かったことは、名前の順が遅いから、何かをやる時に考える時間がもらえることが多いことかな」
それから俺たちは、苗字エピソードをゆっくりとしたテンポで言いながら時に盛り上がり、時に共感しながら雑談を進めていった。
今日の話題はどうやら想像よりもだいぶイージーだったらしい。
今日は楽しい雑談ができた。
大満足しているとアナウンスが鳴った。
”32分53秒37が経過しました。お話の途中かと思いますが、教室の方に転送いたします。話し足りないかと思いますが、この話題はこの場限りといたしますようよろしくお願いします。教室で同じ話題をしたとしても特に罰則等はございませんが、ご協力よろしくお願いいたします。それと同じように、教室での話題をこの場に持ち込まないようよろしくお願いいたします。このアナウンスの内容を何度もお聞きになっていると思いますがなにとぞご協力よろしくお願いいたします。
個性とは、”その人しか持ち合わせていないもの”だけではありません。
何個かの要素を重ねていって、一致する人が自分一人になった時、それが個性となります。
その何個かの要素を知るため、学ぶために、今日の残りの時間も頑張ってください。
それでは教室にお送りいたします。
それでは良い学校生活を”
アナウンスが止んだ。
教室に戻ってきた。
楽しかった。
今日は純粋に楽しかった。
ノーマル楽しいが一番いいね。
楽しく雑談の基本形みたいな雑談だった。
満足超えて大満足って感じ。
今日一日頑張っていけそうだな!!
カイワレ大根を食べたことがない人が3人もいて、あんなに盛り上がれたのは奇跡だったんじゃないかな?
今日もいいことがありますように。
楽しく盛り上がれる雑談でありますように。
具体的には、30分を超えるくらいは盛り上がりたいです。
そして話題は、すごく話しやすい食べ物の話とか、ニュースの話とかならいいなぁ。
それと、知らない単語の話題とか、ふわっとした概念過ぎて分からないやつとかじゃないといいなぁ。
楽しく盛り上がる雑談をするために、雑談の神様、どうか願いをかなえてください。
神頼みをしながら俺は、『雑談部屋』に入っていった。
今日もいいことがありますように。
今日もまた、白い空間に放り出された。
そしてどこからともなくアナウンスが鳴った。
”シチュエーションの設定、人物選択、話題選択が終了しました。
これより雑談を始めます。”
やっぱりアナウンスが止んだ。
やはり、雑談部屋で一番無駄な時間なう。
AIはここを修正しないのだろうか?
やっぱ、修正しないかぁ。
修正してくれないかなぁ。
毎回同じこと思ってるなぁ。
ある意味、これがルーティーンみたいなところあるしなぁ。
そう考えると、意味があるのかなぁ?
意味、あったのかな…
このルーティーンやめようかな?
どうしよう。
でも、これをやめて、調子崩したら辛いから、続けるかぁ。
再びアナウンスが鳴った。
”雑談所要時間は30分、盛り上がり等により自動で延長や短縮を行います。
シチュエーションは、『お役所の待ちのベンチ』です。
雑談に参加するメンバーは、『田中様』『早川様』『村山様』『矢野様』です。
決まった役職、役割等はございません。ご気軽に参加してください。
それでは雑談を始めさせていただきます。
今回の話題は『苗字』です。
それでは楽しい雑談の時間をお過ごしください。”
アナウンスがやんで、光に包まれた。
苗字か。
苗字かぁ…
どっちだろう?
話しやすいのかな?話しづらいのかな?
分からないなぁ。
生活に密着してるから話しやすいと言われれば話しやすそうな気もするし、概念的なもので日常に溶け込みすぎてるから話しづらいと言われれば話しづらい気がしてしまう。
どっちなんだろうなぁ。
どっちかによって今回盛り上がれるかどうかがかかっていそうだなぁ。
苗字って具体的に何について話すんだろうなぁ?
何かエピソードとか?
あるあるとか?
困ったこととかを話せばいいのかな?
そう聞くとなんだか行けそうな気がしてきた。
なんとなく希望が見えてきたところで、光が収まった。
最初に話し出したのは早川。
「今回の話題は『苗字』ですね~。自分の苗字で困ったことってありますか~?泣ければ得したことでもいいですよ~!私は、困ったことで言うと、学校で名前の順で2列とかに並ぶときに、1列目の一番後ろか2列目の一番前になることが多くて、それがちょっと嫌だった程度ですかね~。何かに間違えられることもないですし~。ちなみに、得したことで言うと苗字が早川なだけで、この話し方をすると、ギャップって言われることですかね~」
早川は、最初に自分のエピソードを言うタイプの話し出しをした。
それに続くように村山が話し出した。
「僕は、苗字で困ったことはないと思う。得したことは、テストとかで名前を書くときに時間を使わなくて済むことと、小学校の割と早めに『村』も『山』も習ったから、すぐに自分の名字を漢字で書けるようになったことかなって思う」
今回、発言の一回一回が長めだから、じっくり聞くみたいな感じになっていて、考える時間が長めでいいなぁ。
俺は、村山が話してから、ゆっくり一拍おいて話しだした。
「俺がこの苗字に不満があるとするなら、もうちょっと個性のある苗字がよかったなぁと思うことだな。苗字の話とかをしたときに全くと言っていいほど盛り上がらないからもうちょっとマイナーな苗字がよかったなってたまに思うくらいかな」
俺が話した後大きく一拍ぐらい時間をおいて矢野が話し出した。
「僕は、苗字で困ったことはないかな。何かに困るくらいマイナーでもないし、田中君みたいに個性がなくて悩むくらいメジャーでもないから、ちょうどいいかな。この苗字で良かったことは、名前の順が遅いから、何かをやる時に考える時間がもらえることが多いことかな」
それから俺たちは、苗字エピソードをゆっくりとしたテンポで言いながら時に盛り上がり、時に共感しながら雑談を進めていった。
今日の話題はどうやら想像よりもだいぶイージーだったらしい。
今日は楽しい雑談ができた。
大満足しているとアナウンスが鳴った。
”32分53秒37が経過しました。お話の途中かと思いますが、教室の方に転送いたします。話し足りないかと思いますが、この話題はこの場限りといたしますようよろしくお願いします。教室で同じ話題をしたとしても特に罰則等はございませんが、ご協力よろしくお願いいたします。それと同じように、教室での話題をこの場に持ち込まないようよろしくお願いいたします。このアナウンスの内容を何度もお聞きになっていると思いますがなにとぞご協力よろしくお願いいたします。
個性とは、”その人しか持ち合わせていないもの”だけではありません。
何個かの要素を重ねていって、一致する人が自分一人になった時、それが個性となります。
その何個かの要素を知るため、学ぶために、今日の残りの時間も頑張ってください。
それでは教室にお送りいたします。
それでは良い学校生活を”
アナウンスが止んだ。
教室に戻ってきた。
楽しかった。
今日は純粋に楽しかった。
ノーマル楽しいが一番いいね。
楽しく雑談の基本形みたいな雑談だった。
満足超えて大満足って感じ。
今日一日頑張っていけそうだな!!
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