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4人の帰路 シルさんとクジョウ君
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俺達は、『始まりの町』に帰るために歩きながら話をしている。
それにしても、今のところ、4分の3か。
シルさんって、生産職の知り合いが多いんだな。
と言うことは、最後のクジョウ君に関しても期待が持てるな。
俺は、どうせクジョウ君とも知り合いなんでしょう? と思いながら、シルさんに聞いた。
「最後に、クジョウ君は知ってる?」
ここで、シルさんが聞き返して、ローズが詳細を説明すれば、いつもの流れだ。
結論はその後になるだろう。
ここはとりあえず、おなじみの流れを待つとしよう。
そう思っていると、シルさんはすぐにピンと来て、驚いたような声を上げていった。
「クジョウ君……あぁ、あのスパーヘルパーのクジョウさんか!」
まさかここで確定されるとは思ってもいなかった。
今まで4回、4怪異ともここで聞き返していたのだ。
知り合いではないけんけんぱさんの時もここで一度聞き返していた。
だから、すぐに結果が出るとはみじんも思っていなかった。
完全に油断していたところに、予想外のことを言われたので面食らってしまった。
俺が面食らって何も言えなくなっている間に、コルドが言った。
「知ってるのか?!」
俺もそれぐらい驚いている。
いや、まだ声を出せないぐらい驚いている俺の方がより驚いているのかもしれないな。
まさか、あそこでピンとくるとは思わなかったな。
いつもの流れになるものだと思っていた。
俺は驚きから解放されてだんだんと冷静になってきた。
あの反応と言うことは、少なくとも、クジョウ君について知っている。
あれだけ大きな反応をしたと言うことは、知っているだけではないだろう。
と言うことは、知り合いである可能性が高い。
というか、もうほとんど知り合いで確定だろう。
そう思っていると、冷静にローズが言った。
「同じクジョウさんを言っているのか確認するために詳細を言うわね。クジョウさんは、男性のプレイヤーよ。職業はクラフターで、見た目的には、私たちより年下っぽいわね」
そうだな。人違いの可能性があるし、詳細説明は必要だな。
いつも通り簡潔でわかりやすい説明をしたローズ。
ローズの説明を聞いたシルさんはうんうんと何度も頷いた。
この反応から、人違いではなさそうだな。
シルさんは、一呼吸置いてから言った。
「そのクジョウさんで合っているはずだよ。あ、言い忘れていたけど、クジョウさんとは知り合いだよ。いろんなところで彼の商品を買ってたからね。それで何度か話したこともあるよ。今までの知り合いと同じぐらいの知り合いだよ」
よし! これで5分の4か。
元々の知り合いがこんだけいれば、シルさんは、すぐにでもクランになじむだろうな。
それに、残りのメンバーもシルさんと対立するようなことはないだろうし、シルさんはすぐにでもクランに溶け込むだろうな。
すぐにでも全メンバーとフレンドになるだろうな。
早ければ今日にでも。
そして、いつの間にか生産とかに手を出しているだろうな。
俺は、気になったことをそのまま聞いた。
「今までのメンバーと違って、そんなすぐピンとくるぐらい有名なの?」
今までの4人と違ってすぐにピンときたと言うことは、それだけ有名だったという事じゃないだろうか?
シルさんは、俺の発言をうんうん頷きながら聞いて、1拍おいた後、少し興奮気味に答えた。
「クジョウさんは、今までのメンバーの中で一番有名だよ。クラフターという職業の中で、一番優秀な人で、人手が足りない生産職のところに手伝いに行って、どこでも一線級の活躍をしていたんだよ」
へぇ、そんな有名だったんだ。
人材不足だから、ただでさえどの生産職の人も有名だった中でさらに抜けて有名だったのか。
かなりすごい人材がクランに入ってくれたって事なのかな?
こんなβテスターですらないようなプレイヤーの道楽クランに。
ありがたや。ありがたや。
もちろん有名だからとか、有名じゃないからとかにかかわらず、クランに入ってくれた全てのメンバーには感謝しかないな。
改めて、ありがたや。ありがたや。
クジョウ君って、いろんなところにヘルプに入っていたんだな。
確かに、どの生産職の仕事も出来るって言ってたし、どこも需要過多で大変な中でいろんな現場にヘルプに出ていたら、それは有名になるな。
それに、どの現場でもちゃんと活躍をしていたのならなおさら。
コルドは、クジョウ君を尊敬するようなキラキラとしたまなざしで言った。
「そんなすごい人だったんだな!」
俺も知らなかったから大分驚いたな。
挨拶とかで、スーパーヘルパーしてましたクジョウですとか言ってくれたら良かったのにな。
そうじゃなきゃ過去のことなんか分からないよな。
ローズは感心したような声色で言った。
「だから、スーパーヘルパーなのね」
めっちゃすごいヘルパーで、スーパーヘルパーなんだな。
とてもそのままのネーミングだな。
もうちょっとひねっても良かったんじゃないかな?
いや、ひねると相手に伝わらない可能性が高くなるから、これぐらいまっすぐな二つ名の方が良いのかな?
と言うか、二つ名ってどうやって授けられるのも何だ?
称号みたいにシステム側がくれるのかな?
クランの称号みたいに、もらった二つ名が名前の前についたのかな。
もしくは、自称なのかな?
クジョウ君なら、βテスターの時は厨二病だったんだよと言われてもそこまで驚かないな。
そっとしておいてあげたくなるな。
もしくは、周りが名付けたパターンもあるのか。
それが自然と広まっていった可能性があるな。
もしくは、シルさんの周りだけその二つ名で読んでいただけの可能性も十分あるな。
俺は気になったので、シルさんに聞いてみることにした。
「二つ名みたいなのって、他称? 自称? APOのシステムからつけられたもの?」
シルさんは、あぁ、その話ねみたいな反応をした後にすぐに説明してくれた。
「周りの人たちが勝手に言っててそのまま定着した二つ名だよ」
へぇ、周りが言ったが正解だったか。
1番最初に思いつけなかったな。
ちょっと悔しい。
前半にぼけるのではなくて、真剣に考えていればたどり着けた気がする。
それもまた悔しいな。
コルドは、感心したような、シルさんを褒めるようなテンションで言った。
「そうなんだな! 兄貴は、生産職の人に関して詳しいな!」
それは思った。
こんなに詳しいものなのかな?
もしかして、大体のβテスターはこれぐらい詳しいのかな?
もしくは、シルさんの知り合いが生産職の人に偏っているのかな?
気になるな。
コルド、ナイスクエスチョン。
シルさんは、軽く言った。
「そこまででもないよ。まぁでも、生産職の人と関わる機会って多いからね。多少は情報が入ってくるんだよ」
俺はうんうんと頷きつつ言った。
「やっぱりそうなんだな」
シルさんは、豆知識を披露するようなテンションで言った。
「それに案外同業者の方が関わりが薄いんだよね」
同業者の方が薄いんだな。
へぇ、知らなかったな。
何でだろう?
狩りの場所の情報共有とかしていそうだけど。
まぁ、俺達はそういうことは一切やってないけどな。身内以外では。
ローズは、へぇと言いたげな顔をして言った。
「そうなのね。意外だわ」
俺も意外だった。
シルさんは追加で説明するように言った。
「一緒に狩りをするとか、パーティーを組むとか、同じクランになるぐらいでしか関わらないからね」
確かにそうだな。
同業者は、それすなわち、競合他社、競争相手。
簡単に手の内を明かさないし、なれ合わない。そもそも、関わる機会がないと言うことなのかな。
なんとなくそんな気がするな。
俺はそんなことを考えながら言った。
「そう考えると、生産職は取引とか、護衛とか関わる機会が多いんだな」
シルさんは俺の発言をうんうんと頷きながら聞いた後に言った。
「そうだね。だから大体の生産職の人とは面識があるんだよね」
そういうことだったのか。
はぁ、なんか納得いったな。
話が収束に向かっているのを察したのか、コルドが締めの言葉のテンションで言った。
「やっぱり、世間って思ったより狭いんだな!」
それにしても、今のところ、4分の3か。
シルさんって、生産職の知り合いが多いんだな。
と言うことは、最後のクジョウ君に関しても期待が持てるな。
俺は、どうせクジョウ君とも知り合いなんでしょう? と思いながら、シルさんに聞いた。
「最後に、クジョウ君は知ってる?」
ここで、シルさんが聞き返して、ローズが詳細を説明すれば、いつもの流れだ。
結論はその後になるだろう。
ここはとりあえず、おなじみの流れを待つとしよう。
そう思っていると、シルさんはすぐにピンと来て、驚いたような声を上げていった。
「クジョウ君……あぁ、あのスパーヘルパーのクジョウさんか!」
まさかここで確定されるとは思ってもいなかった。
今まで4回、4怪異ともここで聞き返していたのだ。
知り合いではないけんけんぱさんの時もここで一度聞き返していた。
だから、すぐに結果が出るとはみじんも思っていなかった。
完全に油断していたところに、予想外のことを言われたので面食らってしまった。
俺が面食らって何も言えなくなっている間に、コルドが言った。
「知ってるのか?!」
俺もそれぐらい驚いている。
いや、まだ声を出せないぐらい驚いている俺の方がより驚いているのかもしれないな。
まさか、あそこでピンとくるとは思わなかったな。
いつもの流れになるものだと思っていた。
俺は驚きから解放されてだんだんと冷静になってきた。
あの反応と言うことは、少なくとも、クジョウ君について知っている。
あれだけ大きな反応をしたと言うことは、知っているだけではないだろう。
と言うことは、知り合いである可能性が高い。
というか、もうほとんど知り合いで確定だろう。
そう思っていると、冷静にローズが言った。
「同じクジョウさんを言っているのか確認するために詳細を言うわね。クジョウさんは、男性のプレイヤーよ。職業はクラフターで、見た目的には、私たちより年下っぽいわね」
そうだな。人違いの可能性があるし、詳細説明は必要だな。
いつも通り簡潔でわかりやすい説明をしたローズ。
ローズの説明を聞いたシルさんはうんうんと何度も頷いた。
この反応から、人違いではなさそうだな。
シルさんは、一呼吸置いてから言った。
「そのクジョウさんで合っているはずだよ。あ、言い忘れていたけど、クジョウさんとは知り合いだよ。いろんなところで彼の商品を買ってたからね。それで何度か話したこともあるよ。今までの知り合いと同じぐらいの知り合いだよ」
よし! これで5分の4か。
元々の知り合いがこんだけいれば、シルさんは、すぐにでもクランになじむだろうな。
それに、残りのメンバーもシルさんと対立するようなことはないだろうし、シルさんはすぐにでもクランに溶け込むだろうな。
すぐにでも全メンバーとフレンドになるだろうな。
早ければ今日にでも。
そして、いつの間にか生産とかに手を出しているだろうな。
俺は、気になったことをそのまま聞いた。
「今までのメンバーと違って、そんなすぐピンとくるぐらい有名なの?」
今までの4人と違ってすぐにピンときたと言うことは、それだけ有名だったという事じゃないだろうか?
シルさんは、俺の発言をうんうん頷きながら聞いて、1拍おいた後、少し興奮気味に答えた。
「クジョウさんは、今までのメンバーの中で一番有名だよ。クラフターという職業の中で、一番優秀な人で、人手が足りない生産職のところに手伝いに行って、どこでも一線級の活躍をしていたんだよ」
へぇ、そんな有名だったんだ。
人材不足だから、ただでさえどの生産職の人も有名だった中でさらに抜けて有名だったのか。
かなりすごい人材がクランに入ってくれたって事なのかな?
こんなβテスターですらないようなプレイヤーの道楽クランに。
ありがたや。ありがたや。
もちろん有名だからとか、有名じゃないからとかにかかわらず、クランに入ってくれた全てのメンバーには感謝しかないな。
改めて、ありがたや。ありがたや。
クジョウ君って、いろんなところにヘルプに入っていたんだな。
確かに、どの生産職の仕事も出来るって言ってたし、どこも需要過多で大変な中でいろんな現場にヘルプに出ていたら、それは有名になるな。
それに、どの現場でもちゃんと活躍をしていたのならなおさら。
コルドは、クジョウ君を尊敬するようなキラキラとしたまなざしで言った。
「そんなすごい人だったんだな!」
俺も知らなかったから大分驚いたな。
挨拶とかで、スーパーヘルパーしてましたクジョウですとか言ってくれたら良かったのにな。
そうじゃなきゃ過去のことなんか分からないよな。
ローズは感心したような声色で言った。
「だから、スーパーヘルパーなのね」
めっちゃすごいヘルパーで、スーパーヘルパーなんだな。
とてもそのままのネーミングだな。
もうちょっとひねっても良かったんじゃないかな?
いや、ひねると相手に伝わらない可能性が高くなるから、これぐらいまっすぐな二つ名の方が良いのかな?
と言うか、二つ名ってどうやって授けられるのも何だ?
称号みたいにシステム側がくれるのかな?
クランの称号みたいに、もらった二つ名が名前の前についたのかな。
もしくは、自称なのかな?
クジョウ君なら、βテスターの時は厨二病だったんだよと言われてもそこまで驚かないな。
そっとしておいてあげたくなるな。
もしくは、周りが名付けたパターンもあるのか。
それが自然と広まっていった可能性があるな。
もしくは、シルさんの周りだけその二つ名で読んでいただけの可能性も十分あるな。
俺は気になったので、シルさんに聞いてみることにした。
「二つ名みたいなのって、他称? 自称? APOのシステムからつけられたもの?」
シルさんは、あぁ、その話ねみたいな反応をした後にすぐに説明してくれた。
「周りの人たちが勝手に言っててそのまま定着した二つ名だよ」
へぇ、周りが言ったが正解だったか。
1番最初に思いつけなかったな。
ちょっと悔しい。
前半にぼけるのではなくて、真剣に考えていればたどり着けた気がする。
それもまた悔しいな。
コルドは、感心したような、シルさんを褒めるようなテンションで言った。
「そうなんだな! 兄貴は、生産職の人に関して詳しいな!」
それは思った。
こんなに詳しいものなのかな?
もしかして、大体のβテスターはこれぐらい詳しいのかな?
もしくは、シルさんの知り合いが生産職の人に偏っているのかな?
気になるな。
コルド、ナイスクエスチョン。
シルさんは、軽く言った。
「そこまででもないよ。まぁでも、生産職の人と関わる機会って多いからね。多少は情報が入ってくるんだよ」
俺はうんうんと頷きつつ言った。
「やっぱりそうなんだな」
シルさんは、豆知識を披露するようなテンションで言った。
「それに案外同業者の方が関わりが薄いんだよね」
同業者の方が薄いんだな。
へぇ、知らなかったな。
何でだろう?
狩りの場所の情報共有とかしていそうだけど。
まぁ、俺達はそういうことは一切やってないけどな。身内以外では。
ローズは、へぇと言いたげな顔をして言った。
「そうなのね。意外だわ」
俺も意外だった。
シルさんは追加で説明するように言った。
「一緒に狩りをするとか、パーティーを組むとか、同じクランになるぐらいでしか関わらないからね」
確かにそうだな。
同業者は、それすなわち、競合他社、競争相手。
簡単に手の内を明かさないし、なれ合わない。そもそも、関わる機会がないと言うことなのかな。
なんとなくそんな気がするな。
俺はそんなことを考えながら言った。
「そう考えると、生産職は取引とか、護衛とか関わる機会が多いんだな」
シルさんは俺の発言をうんうんと頷きながら聞いた後に言った。
「そうだね。だから大体の生産職の人とは面識があるんだよね」
そういうことだったのか。
はぁ、なんか納得いったな。
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