Alliance Possibility On-line~ロマンプレイのプレーヤーが多すぎる中で、普通にプレイしてたら最強になっていた~

百々 五十六

文字の大きさ
171 / 412

シルさんと狩り パーティーの話(ボス)

しおりを挟む
 途中から攻略サイトとか、検証班の話になったけど、パーティーの人数について聞けてよかったな。
 まさか、パーティー上限がないとかな。
 さすがに考えもしなかったな。
 APOは、ゲームの常識というのか、そういうのを打ち破ってるな。
 さすがだな。
 よくそんな事、思いつくよな。
 俺なら逆立ちしても出てこなさそうな事だな。
 逆にAPOの制作陣は、今までゲームをプレイしたことがないのでは? と思えるほど自由なゲームだよな、APOって。
 どこからそんな発想が出てくるのかな?
 こうやって、思考で褒めておけば、何かしらの贔屓とかしてくれないかなぁ。
 思考でメニューとかを動かせるんだし、俺の思考も、APOの運営には筒抜けなのだろう。
 お願いしますよぉ。何かひいきしてくださいよぉ。
 俺は、頭の中で、ひたすらに運営にこびた。
 媚びて媚びて媚びまくった。
 媚びているうちに、ふと思った。
 そういえば、素材とか経験値は、人数によって減っていくと言ってたけど、次の町に進める権利とかはどうなんだろう?
 『クランの町フラッグ』に行くのには、『ビックボスゴブリン』を倒す必要がある。
 この『ビックボスゴブリン』を倒した判定についてはどうなっているんだろう。
 すごく気になる。
 どうなんだろう?
 経験値とか素材は、減っていくけど、権利は減っていかないのかな?
 もしくは、何らかの手段を使って、権利も減っていくのかな?
 それとも、ボス戦の場合は、人数によって敵が強くなったりするのかな?
 気になるなぁ。
 かなり気になる。
 俺は思いきって、シルさんに聞いてみた。

「ボス戦はどうなるんだ?」

 俺的には、ボスが強くなるのが面白いと思う。
 あえて、大人数で行って、高難易度ボス相手に楽しく大規模戦闘をするのも楽しそうだな。
 まぁ、そんな大人数の知り合いはいないんだけどな。
 一番困るのは、ボス戦の時は、5人パーティーまでみたいな人数制限がつくことだな。
 それがついちゃうと、生産組を輸送するのが大変になるからな。
 6人だと2回みたいな素材と同じ感じだったら、5人ずつで戦闘する方が効率的だよな。
 と言うか、どの方法でも、結局、人員輸送は5人パーティーと言うことになるそうだな。
 いろんな想像をしていると、シルさんが丁寧に説明してくれた。

「ボスも同じだよ。ただ、北のボスとか、次のエリアに行くためのボスは、6人パーティーなら倒しても、半分の権利しかもらえないから、2回倒す必要があるらしいよ。それ以上の人数も、7人なら4回、8人なら8回みたいに、通行権は、素材とか経験値とかと同じ扱いで、人が増えれば増えるほどもらえる量が少なくなるらしいよ」

 あぁ、素材と同じ方式なんだ。
 と言うことは、6人で1回倒した後、7人で2回倒しても良いと言うことなのかな?
 まぁ、そんな面倒くさいことはやらないだろうけど。
 まぁ、一番妥当だよな。
 あと、この方法なら、1ダメージでも入れられる奴を大量に集めて、大量に戦い続ければ、いつかはボスを攻略できると言うことになる。
 ものすごく頑張れば、力押しできるというのが良いな。
 選択肢が広がるからな。
 攻略法の選択肢が広がるのは面白いな。
 俺は、再び、頭の中で運営を絶賛していた。
 いやぁ、なんか面白そうな称号とかスキルとかが振ってこないかなぁ。
 そんな邪なことを思いながら。
 ローズは、いつも以上に驚きながら言った。

「そうなのね」

 もしかして、ローズの予想とは違ったのかな?
 だからすごく驚いていたのかな?
 既に力押しで攻略を始めている集団とかいるのかな?
 でもなぁ、俺達が『ビックボスゴブリン』戦をしていた前後では、そんなことをしている集団はいなかったな。
 今の平均的なプレイヤーでも、12人ぐらい集まれば、なんとかクリアできそうだと思うけどな。
 連携がとれないのかな?
 それとも、この情報があまり出回っていないのかな?
 どっちなんだろう?
 もしくは、そんな面倒なことをしてまで、次の町に行こうという気合いがないのかな?
 もしくは、5人のパーティーでクリアするのを美徳にしているのかな?
 もしかしたら、実はやっている人たちはいるけど、他の人の迷惑にならないように、別ワールドに飛ばされているのかな?
 いろんな予想をしたけれど、掲示板とかを見ない俺には分からないな。
 まぁ、でも、実際にやって集中力が持つのは、8人、9人ぐらいの、8回か、16回ぐらいだと思うな。
 それ以上は、俺なら飽きちゃうな。
 そう思いながら言った。

「じゃあ、実際にボスを倒して1回の遠征で、次の町に行こうとなると、忍耐力とかを考えたら、8人か9人が限界だと思うぞ」

 16回連続で同じ敵を戦うとか、かなり苦痛だよな。
 それもかなりの格上相手なら。
 格下とか、適正レベルなら、そこまで危機感も高くないし、良い感じにダメージも通るし、やる気も集中力も持つだろうけど、格上相手に9人で連携して、16連戦は、かなりきついと思うな。
 ゲームとして楽しくやれるラインを超えていると思うな。
 まぁ、後半作業みたいにできるのなら、なんとかなると思うけど。
 そんだけ頑張って16連戦して、得られる報酬とか素材、経験値は、1回分って、俺なら割に合わなくてやらないだろうな。
 まぁ、でも誰かしらがやってても不思議じゃないな。
 なんで、誰もやってないんだろう? もしかして実は誰かしらはやってるのかな?
 もしかして、9人集めても、倒せないとかなのかな? 10人集めても倒せないのかな?
 いろいろ考えている間に、コルドが、言った。

「8回とか、16回安定してコンスタントに勝てるなら、メンバー減らして良さそうだけどな!」

 確かにそうだな。
 9人で、16回も連続で戦えるようなすごい人たちは、8人でも戦えそうだな。
 多分、9人で16回やるよりも8人で、8回やる方が簡単だと思う。1戦1戦の時間は長くなるかもしれないけど、そっちの方が集中力が持つと思うんだよな。
 と言うか、まともにダメージを与えられる人なら、5人で、長い1戦をやった方が良いよな。
 多分9人で、倒せる人たちなら、5人でも時間をかければ倒せるだろ。
 俺はそう思う。
 俺は、どうやら真理にたどり着いてしまったようだ。
 頑張って、16回戦える人は、長い1回を戦った方が良いのだと。
 そして、それができた人がいないと言うことは、『ビックボスゴブリン』相手にまともに戦える人たちがいないと言うことだな。
 自分で広げていった疑問は、コルドの力も借りながらだけど、自分の中で勝手にしぼんでいった。
 ローズは、コルドの発言に同意している。

「それはそうね」

 俺もそう思う。だってそう自分の中で結論が出たし。
 シルさんもそれに同意するように言った。

「まぁ、できるだけ5人で倒してねって事だよね」

 まぁそういうことだな。
 バランスよく育てているのなら、6人で2回倒せる人は、5人で1回倒せるだろうし、7人で4回倒せる人は、5人で1回倒せるだろう。そっちの方が効率が良いのだろう。
 本当にうまいバランスでできているんだな。
 機動力の死んでいる極振りの人は、集まって、大勢で瞬殺した方がいいと思うんだけど、何でしてないんだろう?
 そういえば、さっきからしていた俺の考えは、バランス型の人しか想定していなかったな。
 極振りの人のことを考えるのを忘れていた。
 極振りの人は何で瞬殺しないのだろう?
 何でなんだろう?
 また新たな疑問が出てきてしまったな。
 まぁ、顔も見たことがないような他人のことを考えていても仕方がないな。
 他人が効率よく戦える方法をわざわざ俺が考える必要はないよな。
 今は自分のことを考えよう。
 俺はまた1つ気になることができたので、素直に聞いてみることにした。

「そのときの、討伐タイムってどうなるんだ? 1体倒したタイムか? それとも、人数にあう数回倒したタイムか?」

 ローズが食い気味で言った。

「確かに気になるわね」

 コルドも同じように食い気味で言った。

「気になるな!」

 俺はどうやら、良い話題を振れたみたいだな。
 みんな興味津々だ。
 シルさん辺り、答えを知っているんじゃないのかな?
 シルさんはまたもやさらっと言った。

「えっと確か、人数にあった回数倒したときの合計タイムだったはずだよ」

 そっちなんだ。
 まぁ、そっちじゃないと、5人組で戦った人たちが不利になっちゃうもんな。
 俺は、へぇという顔で言った。

「そっちなんだな」

 コルドが楽しそうに言った。

「まぁ、1回のタイムだと、大量の人を集めて、全員で必殺技をぶっ放して終わりになっちゃうからな!」

 俺は、コルドの発言にうんうんと頷きながら言った。

「それで大量のプレイヤーに、最速の称号を取られたらたまったもんじゃないな」
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。

branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位> <カクヨム週間総合ランキング最高3位> <小説家になろうVRゲーム日間・週間1位> 現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。 目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。 モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。 ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。 テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。 そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が―― 「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!? 癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中! 本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ! ▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。 ▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕! カクヨムで先行配信してます!

【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。

鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。 鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。 まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。 ──────── 自筆です。

親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します

miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。 そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。 軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。 誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。 毎日22時投稿します。

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました

黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。 彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。 戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。 現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと! 「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」 ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。 絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。 伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進! 迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る! これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー! 美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。 人生、逆転できないことなんて何もない!

ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話

ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。 異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。 「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」 異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…

ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー

びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。 理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。 今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。 ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』 計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る! この物語はフィクションです。 ※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。

​『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』

月神世一
SF
​【あらすじ】 ​「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」 ​ 坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。  かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。  背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。 ​ 目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。  鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。 ​ しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。  部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。 ​ (……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?) ​ 現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。  すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。  精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。 ​ これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。

処理中です...