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北のボスへ 敗北!!!
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ゴブリンの群れに向かう途中、ローズのところに来たので、軽く会話をする。
「20もいるけど大丈夫なの?」
「なんとかするんだよ!」
俺がそう言うと、ローズは安心したという顔をした。
「そうね! 行ってきなさい!」
「おう! 行ってくる!」
ローズの送り出された俺は、そのままゴブリンの群れに向かった。
20かぁ。
さっきの戦法だと厳しそうだなぁ。
きついなぁ。
どうやって戦おう。
遠目に見た感じ、前回のゴブリンの群れと構成は同じだな。
個体数が倍になっただけで。
群れの構成は、棍棒持ちが8匹、盾持ちが4匹、弓持ちが6匹、杖持ちが、2匹。
頑張れば前回と同じように後衛を始末することはできそうだけど、その後、前衛と戦うときに、ヒットアンドアウェーができずに補足されそうだなぁ。
そうなると、棍棒持ちと,盾持ちで合わせて12匹と戦うことになるなぁ。
正面から12匹と戦うのはなかなか難しそうだなぁ。
まぁ、前衛への対処は、後衛を処理し終わってから考えればいいか。
俺は、前回のゴブリンの群れと同じように、”山なり『ウィンドボール』作戦”で、後衛の数を減らしていった。
しばらく『ウィンドボール』を投げ続けた結果。4匹減らして、残り弓持ちが3匹、杖持ちが1匹になった。
順調にいっている。
このままいけば、後衛を倒し切れそうだな。
数が増えると、”山なり『ウィンドボール』作戦”も通じないかもと思っていたけれど、通用するようでほっとした。
前よりは盾持ちが多くて、盾に『ウィンドボール』が当たってしまう数が増えたから、効率が落ちているけど、確実に後衛の数を減らしている。
俺は、ゴブリンの群れの方を見ながら、バックステップで移動していた。
後ろから突然声をかけられたから、振り返る。
するとそこには一人のプレイヤーがいた。
なんか見覚えある見た目をしているなぁ。
「ちょうどいいところにプレイヤーがいた! こいつらよろしく!」
そう言ってそのプレイヤーは空中に出て、そこからさらにもう一度ジャンプして、俺が相手していたゴブリンの群れを飛び越えて行ってしまった。
空中でもう一度ジャンプしたということは、このプレイヤーも『ワンモアジャンプ』を持っているのかな。
飛んで行ったやつのプレイヤー名を見て俺は叫んだ。
「おまえ! NINJAMANじゃねぇか?!」
俺の声は、あいつには届いていないようだった。
そして、NINJAMANのいた方向から、大量のゴブリンが。
ぱっと見、今戦っているゴブリンの群れの2倍はいそう。
どうしよう。
考えてもどうしようもないかもしれないけど、どうしよう。
ただでさえ20匹できついと思っているのに、さらに追加で40匹と戦ったら、確実に負ける。
勝てるビジョンがこれっぽっちも見えてこない。
とりあえず今のままだと、京劇を食らう形になるから、確実に詰む。
どうにかして、敵を一方向にしなきゃ。
新しい群れがここに到着する前に、今戦っているゴブリンの群れの反対側に回り込む。
これで、20匹の群れと40匹の群れの2つと戦うという形ではなく、1つの60匹の群れと戦う構図になった。
こっちの方が幾分かましだろう。
こっからどうしようなぁ。
どうにもならない気が売るんだよなぁ。
コルドとかローズを呼んじゃうと、この60匹の群れにさらに『ビッグボスゴブリン』持つ生かされることになってしまう。
だから、あいつらを呼ぶことができない。
そもそも、あいつらだと、ヒットアンドアウェー戦法をしたときに、ゴブリンから逃げられるか微妙だしなぁ。
どういう方針でいこうかな?
あいつらが、『ビッグボスゴブリン』を倒して俺を助けてくれるまで、ひたすら逃げ続けるのが現実的な気がするなぁ。
俺がいなくてもゆっくりだけど確実に『ビッグボスゴブリン』のHPを減らしていたし。
逃げるかぁ。
逃げるしかないよなぁ。
立ち止まったら、確実にあの群れに飲まれるしなぁ。
俺は、あいつらの方にゴブリンの群れがいかないように逃げ続けた。
逃げながら俺は叫んだ。
「さすがに、あの数は無理だって!」
俺はゴブリンたちから逃げた。
逃げ続けた。
ギリギリの距離で逃げ続けた。
俺ではなくあいつらを追わないように、追いつかれるか追いつかれないかギリギリの距離で逃げ続けた。
それがよくなかったのかもしれない。
急に正面に4匹の野生のゴブリンが現れた。
そいつらをよけようとスピードを落としたタイミングで、よけようとした先から、ゴブリンが1匹出てきた。そのゴブリンが出てきたのにびっくりして、足を止めてしまったのがよくなかった。
その1匹のゴブリンと、さっき出てきた4匹のゴブリン、そして俺を必死に追いかけている60匹のゴブリンの群れ。
そいつらに挟撃されて、俺はあっけなく死んだ。
気がついたら、始まりの町の噴水前に立っていた。
始まりの町に死に戻りしてきたらしい。
いあぁ、あの数の群れを相手にするのは無理だな。
それにしてもまたNINJAMANかぁ。
何であのタイミングで現れるんだよ。
あいつさえいなければなんとか勝てたはずなのに。
あいつ、なんであそこにいたんだよ!
あいつ、見るたびMPKしているな!
MPKの何が楽しいんだろうな?!
俺は噴水前にあるベンチに座り、心の中で愚痴をこぼしていた。
2人はどうなったかな?
『ビッグボスゴブリン』倒せたかな? それとも、あのゴブリンの群れに飲み込まれちゃったかな? どっちなんだろう?
俺が復活してから、5分もしないうちに、2人も復活した。
どうやら俺が死んですぐに2人も死んでしまったらしい。
復活して早々ローズが叫んだ。
「死んだわ!」
コルドも叫んだ。
「いやぁ、死んだな!」
2人は叫んだ後、俺がいることに気がついたらしい。
俺がいるベンチに寄ってきた。
俺は、2人に、俺は頭を下げた。
「最初に死んじゃってすまん!」
コルドは、頭を下げている俺の背中をバシバシとたたきながら言った。
「気にすんな! そもそも、あんな数のゴブリン、対処できないだろ!」
「そうだわ!」
「そうか」
俺は頭を上げた。
それからはいつもの俺たちのテンションで会話をしていった。
「俺たちが悪阻を襲ってきたゴブリンの群れのゴブリンが増えてたのはなんでなんだ?!」
「MPKされたんだ! 追加で40匹も持ってこられて、やられた!」
俺がそう言うと、コルドはうんうんとうなずいて言った。
「そうか、それならより仕方ないな!」
ローズもそれに乗っかって俺を励ましてくれた。
俺はいい友達を持ったなぁ。
「ギリギリのボス戦中にMPKも来たら、そりゃ、勝てないわ!」
俺は2人に愚痴をこぼした。
「そいつは、初日にMPKされたやつで、もう怒りが爆発しそう!」
「そいつだったのか!」
「そいつは、今この時から私達パーティーの仇だわ!」
2人は、メラメラと燃えるような怒りをあらわにしていった。
俺はそんな2人を落ち着かせる。
「まぁ、ちょっと落ち着こう。ここは噴水の広場で、人の目もあるんだから落ち着こう」
「「はーい」」
話を、振り返りから今後の行動のことに切り替えた。
「で、この後どうする?!」
「道中も長かったし、結構長めに戦ってたから、デスぺナが明けるころには結構いい時間だわ!」
ローズがそう言ったので、時計を確認してみると、時刻は9時半を回っていた。
もう大分いい時間だな。
「お使いクエストでもするか?!」
俺は2人に提案をした
「昨日の二番煎じみたいになるし、今日はやめよう! 今日はササッとログアウトして、パパッと明日の予定決め会議して、明日万全の状態でゲームができるように、早めに寝ないか?」
「個人行動で、今日やりたいことは大抵済ませたし、いいわよ!」
「明日こそ早めに起きたいし、いいぞ!」
俺の提案が受け入れられ、割とあっさり次の行動が決まった。
「今日も会議やるんだろ?!」
「もちろん!」
「短く簡潔にやりましょうね!」
「おう!」
「脱線しないように気を付けるぞ!」
「じゃあ話もまとまったし、ログアウトだな!」
話もまとまったので、ログアウトすることになった。
挨拶をしてログアウトする。
「「「また明日ー」」」
俺はAPOからログアウトした。
VR機器を頭から外した。
「20もいるけど大丈夫なの?」
「なんとかするんだよ!」
俺がそう言うと、ローズは安心したという顔をした。
「そうね! 行ってきなさい!」
「おう! 行ってくる!」
ローズの送り出された俺は、そのままゴブリンの群れに向かった。
20かぁ。
さっきの戦法だと厳しそうだなぁ。
きついなぁ。
どうやって戦おう。
遠目に見た感じ、前回のゴブリンの群れと構成は同じだな。
個体数が倍になっただけで。
群れの構成は、棍棒持ちが8匹、盾持ちが4匹、弓持ちが6匹、杖持ちが、2匹。
頑張れば前回と同じように後衛を始末することはできそうだけど、その後、前衛と戦うときに、ヒットアンドアウェーができずに補足されそうだなぁ。
そうなると、棍棒持ちと,盾持ちで合わせて12匹と戦うことになるなぁ。
正面から12匹と戦うのはなかなか難しそうだなぁ。
まぁ、前衛への対処は、後衛を処理し終わってから考えればいいか。
俺は、前回のゴブリンの群れと同じように、”山なり『ウィンドボール』作戦”で、後衛の数を減らしていった。
しばらく『ウィンドボール』を投げ続けた結果。4匹減らして、残り弓持ちが3匹、杖持ちが1匹になった。
順調にいっている。
このままいけば、後衛を倒し切れそうだな。
数が増えると、”山なり『ウィンドボール』作戦”も通じないかもと思っていたけれど、通用するようでほっとした。
前よりは盾持ちが多くて、盾に『ウィンドボール』が当たってしまう数が増えたから、効率が落ちているけど、確実に後衛の数を減らしている。
俺は、ゴブリンの群れの方を見ながら、バックステップで移動していた。
後ろから突然声をかけられたから、振り返る。
するとそこには一人のプレイヤーがいた。
なんか見覚えある見た目をしているなぁ。
「ちょうどいいところにプレイヤーがいた! こいつらよろしく!」
そう言ってそのプレイヤーは空中に出て、そこからさらにもう一度ジャンプして、俺が相手していたゴブリンの群れを飛び越えて行ってしまった。
空中でもう一度ジャンプしたということは、このプレイヤーも『ワンモアジャンプ』を持っているのかな。
飛んで行ったやつのプレイヤー名を見て俺は叫んだ。
「おまえ! NINJAMANじゃねぇか?!」
俺の声は、あいつには届いていないようだった。
そして、NINJAMANのいた方向から、大量のゴブリンが。
ぱっと見、今戦っているゴブリンの群れの2倍はいそう。
どうしよう。
考えてもどうしようもないかもしれないけど、どうしよう。
ただでさえ20匹できついと思っているのに、さらに追加で40匹と戦ったら、確実に負ける。
勝てるビジョンがこれっぽっちも見えてこない。
とりあえず今のままだと、京劇を食らう形になるから、確実に詰む。
どうにかして、敵を一方向にしなきゃ。
新しい群れがここに到着する前に、今戦っているゴブリンの群れの反対側に回り込む。
これで、20匹の群れと40匹の群れの2つと戦うという形ではなく、1つの60匹の群れと戦う構図になった。
こっちの方が幾分かましだろう。
こっからどうしようなぁ。
どうにもならない気が売るんだよなぁ。
コルドとかローズを呼んじゃうと、この60匹の群れにさらに『ビッグボスゴブリン』持つ生かされることになってしまう。
だから、あいつらを呼ぶことができない。
そもそも、あいつらだと、ヒットアンドアウェー戦法をしたときに、ゴブリンから逃げられるか微妙だしなぁ。
どういう方針でいこうかな?
あいつらが、『ビッグボスゴブリン』を倒して俺を助けてくれるまで、ひたすら逃げ続けるのが現実的な気がするなぁ。
俺がいなくてもゆっくりだけど確実に『ビッグボスゴブリン』のHPを減らしていたし。
逃げるかぁ。
逃げるしかないよなぁ。
立ち止まったら、確実にあの群れに飲まれるしなぁ。
俺は、あいつらの方にゴブリンの群れがいかないように逃げ続けた。
逃げながら俺は叫んだ。
「さすがに、あの数は無理だって!」
俺はゴブリンたちから逃げた。
逃げ続けた。
ギリギリの距離で逃げ続けた。
俺ではなくあいつらを追わないように、追いつかれるか追いつかれないかギリギリの距離で逃げ続けた。
それがよくなかったのかもしれない。
急に正面に4匹の野生のゴブリンが現れた。
そいつらをよけようとスピードを落としたタイミングで、よけようとした先から、ゴブリンが1匹出てきた。そのゴブリンが出てきたのにびっくりして、足を止めてしまったのがよくなかった。
その1匹のゴブリンと、さっき出てきた4匹のゴブリン、そして俺を必死に追いかけている60匹のゴブリンの群れ。
そいつらに挟撃されて、俺はあっけなく死んだ。
気がついたら、始まりの町の噴水前に立っていた。
始まりの町に死に戻りしてきたらしい。
いあぁ、あの数の群れを相手にするのは無理だな。
それにしてもまたNINJAMANかぁ。
何であのタイミングで現れるんだよ。
あいつさえいなければなんとか勝てたはずなのに。
あいつ、なんであそこにいたんだよ!
あいつ、見るたびMPKしているな!
MPKの何が楽しいんだろうな?!
俺は噴水前にあるベンチに座り、心の中で愚痴をこぼしていた。
2人はどうなったかな?
『ビッグボスゴブリン』倒せたかな? それとも、あのゴブリンの群れに飲み込まれちゃったかな? どっちなんだろう?
俺が復活してから、5分もしないうちに、2人も復活した。
どうやら俺が死んですぐに2人も死んでしまったらしい。
復活して早々ローズが叫んだ。
「死んだわ!」
コルドも叫んだ。
「いやぁ、死んだな!」
2人は叫んだ後、俺がいることに気がついたらしい。
俺がいるベンチに寄ってきた。
俺は、2人に、俺は頭を下げた。
「最初に死んじゃってすまん!」
コルドは、頭を下げている俺の背中をバシバシとたたきながら言った。
「気にすんな! そもそも、あんな数のゴブリン、対処できないだろ!」
「そうだわ!」
「そうか」
俺は頭を上げた。
それからはいつもの俺たちのテンションで会話をしていった。
「俺たちが悪阻を襲ってきたゴブリンの群れのゴブリンが増えてたのはなんでなんだ?!」
「MPKされたんだ! 追加で40匹も持ってこられて、やられた!」
俺がそう言うと、コルドはうんうんとうなずいて言った。
「そうか、それならより仕方ないな!」
ローズもそれに乗っかって俺を励ましてくれた。
俺はいい友達を持ったなぁ。
「ギリギリのボス戦中にMPKも来たら、そりゃ、勝てないわ!」
俺は2人に愚痴をこぼした。
「そいつは、初日にMPKされたやつで、もう怒りが爆発しそう!」
「そいつだったのか!」
「そいつは、今この時から私達パーティーの仇だわ!」
2人は、メラメラと燃えるような怒りをあらわにしていった。
俺はそんな2人を落ち着かせる。
「まぁ、ちょっと落ち着こう。ここは噴水の広場で、人の目もあるんだから落ち着こう」
「「はーい」」
話を、振り返りから今後の行動のことに切り替えた。
「で、この後どうする?!」
「道中も長かったし、結構長めに戦ってたから、デスぺナが明けるころには結構いい時間だわ!」
ローズがそう言ったので、時計を確認してみると、時刻は9時半を回っていた。
もう大分いい時間だな。
「お使いクエストでもするか?!」
俺は2人に提案をした
「昨日の二番煎じみたいになるし、今日はやめよう! 今日はササッとログアウトして、パパッと明日の予定決め会議して、明日万全の状態でゲームができるように、早めに寝ないか?」
「個人行動で、今日やりたいことは大抵済ませたし、いいわよ!」
「明日こそ早めに起きたいし、いいぞ!」
俺の提案が受け入れられ、割とあっさり次の行動が決まった。
「今日も会議やるんだろ?!」
「もちろん!」
「短く簡潔にやりましょうね!」
「おう!」
「脱線しないように気を付けるぞ!」
「じゃあ話もまとまったし、ログアウトだな!」
話もまとまったので、ログアウトすることになった。
挨拶をしてログアウトする。
「「「また明日ー」」」
俺はAPOからログアウトした。
VR機器を頭から外した。
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