歴史の旅

最終戦争の鐘が鳴る（１）

最終戦争ギャラルホルンの鐘が鳴る

　最初の鐘が鳴ったのは、平成１３年（2001年）９月１１日。
　ニューヨークでは、ワールドトレードセンターが崩れ去って、ウッドロウ・ウィルソンが刻んで、イギリスの三枚舌が世界を錯乱させたまま、さらに世界を狂わしてしまった。

　昭和６０年（1985年）に書記長となったゴルバチョフは、体制の改革を進めて、対外関係の改善を図った。結果的には、平成元年（1989年）の東欧革命から、ベルリンの壁崩壊という流れに抗えず、年末にマルタでブッシュ大統領と会談し、冷戦終結を宣言した。
　ペレストロイカの進展と冷戦終結は、そのままソ連国家の求心力を喪失させて、平成３年（1991年）にソ連が解体された。

　冷戦終結の流れと、EU形成の流れから、ブローバル化の促進と地球環境への対応という流れが生まれ、世界経済は市場原理と自由競争が追及される世界へと変革していった。
　平成７年（1995年）世界貿易機関（ＷＴＯ）が発足し、ＩＳＯの浸透が、技術障壁排除の流れとなって、世界中を席巻していくことになった。

　狂った世界に、狂気が溢れて、アフガン侵攻から、イラク戦争への流れとなった。

　グローバル化の進展は、世界経済を活性化させる一方で、貧困や債務問題を露呈させる結果となり、経済格差を深刻化させる流れとなった。貧困問題と経済的格差の拡大は、そのまま新たな地域紛争やテロ活動の要因となり、最終戦争に世界が巻き込まれる流れとなっていった。

　“重症急性呼吸器症候群（SARS: severe acute respiratory syndrome）”が、平成１４年（2002年）11月に広東省か〇ら広がっていった。令和元年（2019年）１２月頃、コ〇ナが中国武漢から、世界へ広がっていったと伝えられる。