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第9話 ダイニングにて...
しおりを挟む「リヒト、リヒト? 何処にいるの?」
母さんの声が聞こえてくる。
部屋に来た母さんが俺を探している。
俺は横を見た…
「お兄ちゃん大好き…むにゃむにゃ…」
裸の亜美が寝言を言いながら、俺に抱き着き寝ている。
しかも、近くには、テッシュが丸まって転がっている。
ガチャ…
「亜美ちゃん、入るわよ…」
ドアを開け、母さんが入ってきて、目があった。
『終わった』
もう俺の人生は終わってしまった。
母さんに妹亜美との近親相姦の現場を見られてしまった。
「母さん…これは…」
「あらっいやだ…兄妹で仲が良いのね!うんうん、仲直りしたのね、母さん嬉しいわ」
そう言うと母さんはドアを閉めてパタパタとスリッパの音をさせながら去っていった。
寝起きだから、混乱していた。
此処はそう言う世界だった。
うん、これはこの世界じゃ家族の兄妹の団欒の姿だ、問題無い。
「お兄ちゃん、好き、むにゃむにゃ」
多少ブラコン程度の事だよな?
亜美は朝が弱いからまだ起きそうもない。
俺は、Tシャツとパンツを履くと亜美の部屋を後にした。
◆◆◆
階段を下りてダイニングに来た。
母さんは紅茶をすすっていた。
妹はまだ良い…
腹は括った。
だが、流石に母親は抵抗がある…
義理でも何でも無い。
本当の母親、母さんだぞ…
「亜美ちゃんとは仲直りしたのね!兄妹仲睦まじい事で…それで母さんとはどうなの?」
ハァハァ…凄く緊張する。
だけど、亜美とはしたのに母さんとしないって事は、家族の中で仲間外れにする…そう言う事だ。
「母さん、俺、今思春期なんだと思う…家族でエッチをする事が凄く恥ずかしくて、正直言えば手コキやパイズリ、フェラも恥ずかしく感じるんだ…なんだかゴメン」
「そう?そう言う事なのね…家族とセックスするのが恥ずかしいんだ…男の子ってそう言う事もあるのね」
母さんをまじまじ見る。
あくまで母親としてだが、凄く若く見えるし、スタイルも良く綺麗だ。
足は長いし、胸もお尻も同級生に比べて成熟していてボリュームがある。
「まぁ…男だからね、だけど、俺母さんも亜美も大好きなんだ、それは嘘じゃないよ?」
「そう…それでどうするの?亜美ちゃんとは仲良くエッチしたのに…母さんとは出来ないの?」
これって、兄妹で仲良くする癖に母さんとは仲良く出来ないの?
そういう事だよな。
ヤバい…
母さんの目が潤んでいる。
目から涙が今にもこぼれそうだ。
「ううん、そんな事は無いよ?ただ、やっぱり俺は思春期だからか、亜美とイチャついてセックスする姿を母さんに見られたく無いし、母さんとイチャついてセックスする姿を亜美に見られたくないんだ」
「そうか…母さん寂しいわ…」
「違うって、ちゃんと話を聞いていた?亜美に見られるのが恥ずかしいだけだから…それでね、暫くだけで良いから交互にしない?」
「交互って?どういう事?」
正直、妹や母親とするって事だけで一杯一杯だ。
流石に3Pなんてやる余裕はない。
「亜美とエッチをする時は母さんとはエッチな事をしない!逆に母さんとエッチをする時は亜美とはしない…これが精いっぱいなんだけど駄目?」
「そうね、思春期なら仕方ないわね? それで今夜は母さんの番って事で良いのね?」
「うん…」
ようやく涙が止まった。
俺は母さんに凄く感謝している。
一生懸命働いて俺や亜美を養ってくれている母さん。
本当はこう言う関係は望まない。
だけど、亜美もそうだけど、SEX無しじゃ笑顔になって貰えない。
それなら、多少の抵抗があってもするしかない。
「そうね、それなら、待ち合わせしてちょっと豪華なラブホに行こうか?」
どう返すんだ…これ。
「良いの?」
「思春期で、フェラやパイズリすら拒んでいた息子が、母さんとセックスしてくれるんだもん!その位張り込むわよ! 母さん仕事が終わったら電話するから、駅前まで来て頂戴ね」
「解った」
此処暫く見られなかったウキウキした母さんの姿。
多分、エッチ無くしてはもう見る事は出来ないんだろうな。
もう引き返す事は…出来ない。
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