風化していく『あの日』～東日本大震災の傷痕～

5 最後に

この実体験を読んでくださった皆様に、お伝えしたい事があります。


決して自分には無関係だなんて思わないでください。
私だって、こんなことが自分に起こるなんて思いませんでした。
いつ、どんなときに、どのようなことが起こるかなんて、誰にも分からないのです。


現在は、熊本県を中心とした地震がありましたね。
熊本県の人だって、自分達に地震が襲ってくるなんて思いません。

日常は、簡単に崩れてしまいます。


そして私は現在も仮設住宅にいます。
震災はその一瞬で全てを奪い、消えない傷痕を残していきました。




どうか、皆様はそんな体験をしないように。

心からお祈りを申し上げて、終わらせていただきます。