公爵令嬢は今日も筋肉で愛を語る~好きって伝えたいだけなのに、破壊オチになる件~

公爵令嬢ヘルミーネは、神から授かった筋力強化の加護で国一番の強者になったのだけれど……
筋力強化が壊れすぎてて婚約破棄されること十数回──ついた二つ名は「古今無双の公爵令嬢」。

そんな彼女を、唯一「愛している」と言い続ける男がいた。
それは、王太子にして勇者の加護を持つ青年グロリエン。

「ヘルミーネに勝ってこそ、俺の愛は証明される!」
そう語り、挑み、毎回ブッ飛ばされてきた彼は、いまだに片想い。

でも実はヘルミーネもまたグロリエンを愛してて、そんな二人のすれ違いの恋はは、やがて国家の陰謀に巻き込まれてゆく。

その陰謀の正体はある「呪い」。この試練を前に動き出す二人の片想い──

呪いを解く鍵は、ただひとつ。
「恋が実ること」。

不器用なふたりの「筋肉」と「想い」が交差した行き着く先はどこへ。

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