喘ぎ声フェチ。

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自創作語りと銘打った自分語り

片目ちゃんと彩の雫134話。

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  まず、彩の雫はノートに一度下書きしてからタイピングしています。18禁BLやこのエッセイは直打ちなので途中文章の主語述語の関係がおかしくなる率がやたらと高いのですが、(あくまで高い低いであり、有る無しではない)彩の雫は性描写もないので下書きの工程があります。性描写をアナログとして残していくのは気持ち的に躊躇いがあるのとあれは勢いで書くものなのであまり深く考えると照れが勝るのもあり。18禁イラストが描けないのはやはりまだ性的コンテンツに照れがあるからでして。

 この話冷静に考えると本筋に必要なかった。


  134話の下書きを書いていたときに実家の母からLINEが入りまして、片目ちゃんが少し前に死んでいたという連絡でした。

 134話は火葬回で、主人公の身の回りの世話をする幼い雑用の遺体が焼かれ、主人公がその最中に焼き場(火葬場のこと)を訪れるのですが、その下書きをしている時でした。何故そんな細かいところまで覚えているのかというとわたくしがいちいち日時と状況を記録しておく偏執狂だから…ではなく、ちょうど書いていた雑用その子のモデルが片目ちゃんだったからです。


  片目ちゃんはわたくしの実家に住み着いている野良猫たちの最年少で、白い毛に青い目の子で、同じ組み合わせの子がもう1匹いたのですが今年の1月になってすぐ死んでしまいました。片目ちゃんは片目に大きな腫瘍があって、おそらく要治療だったのですが経済状況から動物病院へは連れて行きませんでした。片目ちゃんが片目ちゃんなので両目揃っているもう片方は両目ちゃん。
 
  片目ちゃんのほうが片目の腫瘍もあり外的要因か内的要因かも分からないけどすぐ死ぬな、と思ったので先に両目ちゃんが死んだ時は驚きでした。この前帰った時に寒い中で昔飼ってた猫のオモチャで片目ちゃんと遊び、華奢で病弱だと思っていた片目ちゃんの活発な姿は印象に残っています。


  ペットロスはただただ虚しいという価値観なのでもうペットを飼うことはないし、動物病院に連れて行くのもただただ虚しく思ってしまい、両目ちゃんも片目ちゃんもペットという括りではないけれど、なかなか印象深い子だったな。

  結局わたくしは動物にはあまり情を寄せられず、結局消費コンテンツのような扱いしか出来ないのだ。触れて撫でられて一時的な快楽さえ得られたならそれで満足で、手間を嫌がる。何より出費を惜しむ。シンジという猫が入院したときも心配なのは彼の状態より金額だった。結局自分の医療費だって惜しんである程度良くなったら放置してしまったな。…というのは懺悔。


 雄黄ゆうおう(134話で火葬された雑用)はそこまで印象に残るキャラクターではなかったし、片目ちゃんをモデルにしたのも本当になんとなくだったけど、計ったような偶然が重なったなぁと。時間軸的には差があるけど、わたくしの世界にその情報が舞い込み、わたくしの世界で片目ちゃんが死んだと認識されたのが、ちょうど雄黄の遺体が火葬されている時だったので、なんとなくその偶然に何か名前を付けてみたくすらなるが、わたくしはそういうの信じてないので。


  

2019.3.24
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