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4.焼印は女の誇り
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昨夜は素敵だったな。
初夜の翌日である今日、あたしは焼印を押される。
結婚前、先輩のミオさんといっしょにお風呂に入ったことがある。
その時、ミオさんのお尻を見てとてもびっくりした。
そこにはとても優美な家紋があったの。
「素敵」
あたしはため息をつきながら思わず呟いた。
残酷な焼印だけど、ミオさんの透き通るような白い肌に優美なマークが好く映えてとても綺麗。
「あたしもこんな焼印がつけられるんですね。その時って熱くなかったんですか?」
あたしは少し怖くなってミオさんに聞いてみた。
「とっても怖かったけど、大丈夫。愛があれば熱さなんてなんでもないわ」
「アヅイぃっ!!ひぃイっ、うぐゥっ~」」
ミオさんの嘘つき!!
こんなに熱くて苦しいなんて、聞いてない!
「こら!動くな、焼印がブレたら女の恥だぞ」
ご主人さまの叱責が飛ぶ。
あたしは必死に体を固定する。
焼印が押された後も、火傷の痛みで苦しくてたまらない。
すると、泣きじゃくるあたしをご主人さまは優しく抱きしめてくれた。
そのままご主人さまの胸に顔をうずめて泣き続けていると、ご主人さまはあたしの頭を撫でてくれた。
「ブレてないですか?ご主人さま」
「ああ、大丈夫だ。鏡でよくみてご覧」
鏡でじっくり見てみる。うん、大丈夫、ブレてないわ。とても綺麗。
ブレのない焼印は女の誇りだもの、よかった。
あたしは火傷の痛みなんて吹き飛んでしまった。
嬉しくてたまらない。ご主人さまへの感謝の気持ちでいっぱいになる。
ミオさんの言っていたのはこのことだったのね。
「ありがとうございます、ご主人さま」
永遠に消えないご主人さまのマーク。
なんて素敵なの。
愛しています、ご主人さま。
【ミオ】
主人公の学生時代の先輩、通称ミオさん、一人称:私
【焼印】
初夜の翌日に妻が臀部に押される家紋です。
焼印は初夜に操を捧げた証であり、結婚した女性の誇りとされています。
また、ブレのない焼印は立派な妻の証で、ブレた焼印は女性の恥とされています。
初夜の翌日である今日、あたしは焼印を押される。
結婚前、先輩のミオさんといっしょにお風呂に入ったことがある。
その時、ミオさんのお尻を見てとてもびっくりした。
そこにはとても優美な家紋があったの。
「素敵」
あたしはため息をつきながら思わず呟いた。
残酷な焼印だけど、ミオさんの透き通るような白い肌に優美なマークが好く映えてとても綺麗。
「あたしもこんな焼印がつけられるんですね。その時って熱くなかったんですか?」
あたしは少し怖くなってミオさんに聞いてみた。
「とっても怖かったけど、大丈夫。愛があれば熱さなんてなんでもないわ」
「アヅイぃっ!!ひぃイっ、うぐゥっ~」」
ミオさんの嘘つき!!
こんなに熱くて苦しいなんて、聞いてない!
「こら!動くな、焼印がブレたら女の恥だぞ」
ご主人さまの叱責が飛ぶ。
あたしは必死に体を固定する。
焼印が押された後も、火傷の痛みで苦しくてたまらない。
すると、泣きじゃくるあたしをご主人さまは優しく抱きしめてくれた。
そのままご主人さまの胸に顔をうずめて泣き続けていると、ご主人さまはあたしの頭を撫でてくれた。
「ブレてないですか?ご主人さま」
「ああ、大丈夫だ。鏡でよくみてご覧」
鏡でじっくり見てみる。うん、大丈夫、ブレてないわ。とても綺麗。
ブレのない焼印は女の誇りだもの、よかった。
あたしは火傷の痛みなんて吹き飛んでしまった。
嬉しくてたまらない。ご主人さまへの感謝の気持ちでいっぱいになる。
ミオさんの言っていたのはこのことだったのね。
「ありがとうございます、ご主人さま」
永遠に消えないご主人さまのマーク。
なんて素敵なの。
愛しています、ご主人さま。
【ミオ】
主人公の学生時代の先輩、通称ミオさん、一人称:私
【焼印】
初夜の翌日に妻が臀部に押される家紋です。
焼印は初夜に操を捧げた証であり、結婚した女性の誇りとされています。
また、ブレのない焼印は立派な妻の証で、ブレた焼印は女性の恥とされています。
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