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愛の代理人⑧

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「ええっ、そんなこと……」

 僕はインサートをしたまま、スマホを彼女の頭の左側に置いた。枕に立てかけることで、レンズが彼女の方を向くようにした。空いた両手を使って、僕は彼女の両脚を大胆に開く。

「やだっ、恥ずかしい」
「つながった部分が丸見えですよ。ほら、美紗緒さんも見てください」

 そう言うと、しっかり見てくれた。

「ああ、入ってる。シュウくんのが、私のに入ってます」
「レンズの向こうにいる御主人に、御感想を伝えてください」

 僕は彼女の顔に手をやり、優しくスマホの方に向けさせる。美紗緒さんはためらいながら、レンズを見つめて言った。

「あなた、入ってるの……。大きくて、とても硬いの」

 その言葉に反応して、僕のバナナはふくらんだ。通路の壁を押し広げながら、敏感な部分を圧迫する。少しも動いていないのに、彼女は大きくのけぞった。

 コールボーイとのセックスという非日常。人妻でありながら、〈ハメ撮り〉という背徳的な刺激。もちろん、御主人の眼と耳を意識しているだろう。その状況の中で、美紗緒さんは、快楽の波にのみこまれつつある。

「シュウくん、私……」チラチラとスマホを意識している。
「僕よりも、御主人に向けて、お願いします」僕はスマホを摘み上げ、レンズを彼女に向ける。

 彼女は少し考えて、言葉をつむぎだす。

「……あなた、ごめんなさい。私はこれから、とてもひどいことをします。どうか、許してください」

 美紗緒さんは両腕を差し出して、僕にしがみついてきた。

「シュウくん、お願い、もっと抱いて。私のことを、思い切り抱いてください」

 貞淑な妻の仮面を脱ぎ捨て、一人の女性になった瞬間だった。

「わかりました」

 僕は左手でスマホを握ったまま、美しい両脚を押し広げた。ザクロの通路を広げてから、腰を小刻みに使い始める。

 バナナが少しずつ、奥へ奥へと分け入って行く。細い通路を押し広げながら、ゆっくりと侵入していく。

「あっ」

 美紗緒さんが短く叫んで、唇を噛み締めた。先端がザクロの奥底に達したのだ。

「痛かったですか?」

 彼女は首を横に振る。

「ううん、大丈夫。シュウくん、あまり気を使わないで」

 美紗緒さんは笑顔を浮かべた。その女神のような表情も、僕はスマホでとらえる。

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