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♡ 王宮魔導師長再び
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しおりを挟む「やっぱり最初の光魔法の発露が無かったからかしら? ・・・それとも授業中に魔獣が来なかったから・・・?」
ブツブツとディアドラが考えながら呟くが
「いや、だからなっちゃん。光魔法も使えるし神聖魔法も使えるんですってば。単に数値が闇魔法が上回ってるだけなのよ~」
困った顔のオバちゃん。
「そうなんじゃよ。云うならば、聖女並みに神聖力の強い魔道士なんじゃよ・・・」
ワイプの説明に眉が寄るディアドラ。
「聖女じゃないじゃん」
首を撚るフォボス。
「いや、ウ~ンどうかな?」
「シルフィーは祝福発動してるわよ。証明済みだからねえ」
「そうじゃなあ・・・」
オバちゃんが、おッ! という感じで指を急に立てる。
「浄化方法さえ分かれば問題ないんじゃない? 無理に聖女認定しなくても魔素溜まりが無くなりゃあいいじゃんよ。取り敢えずだけどさ~。そっちが当面の厄介事だしさ。シルフィー的には王子と婚姻は勘弁して! って感じだけどそっちは後回しだわよ。国が滅びたら恋愛も糞も無いからね」
美少女の口から『糞』は聞きたくないなあ、と残る3人が同時に思ったのは仕方ないと思う・・・。
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