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♡ 戦いのゴングが鳴るよ〜
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しおりを挟む「うううう・・・」
「ディアドラ様、さっきから唸ってばっかりじゃないですか。何とか言ってくださいよ」
「だって・・・」
「だって、なんですか?」
首を傾げるシルフィー。
「だって・・・隆一が・・・」
「「?」」
「又浮気したら、嫌なんだもん!!」
「「えぇ!?」」
突然ジト目になりフォボス王子を睨むシルフィーと、慌ててソファーから立ち上がる王子。
そしてティーテブルに突っ伏すディアドラ嬢。
「王子・・・? 女の敵?」
シルフィーの冷たい視線が王子を追いかけてくる。
「いやいやいやいや待って! 前世も今生も浮気なんてしてないからねっ! 夏美一筋だからオレッ!! 何でそんな事になるわけ?!」
両手をバタバタさせるフォボスに向かい
「身に覚えがあるんじゃないんですかあ? だから彼女が嫌がってるんじゃ・・・?」
どこからか出してきた鉄扇を手の中でパシンパシンと打ち鳴らすシルフィー。
やっぱりオバちゃんの影響大だ・・・
「待って! なっちゃんどういうことか説明してっ!?」
王子、顔面蒼白である。
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