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♡ あなたとお茶を2
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しおりを挟む(うわーこの便利スキル今欲しいわ、ってよくご飯作りながら画面をチラ見してたのよねえ~・・・)
オバちゃんはストーリーはさっぱりだが、要所要所で良さげなものだけを注目して覚えているようである。
(周りにバレないように気をつけないとなー。なんてったって既にチート発動しちゃってるしなー・・・)
脳内小人が遠い目になりながら入学迄の彼女を振り返る。
入学までのたった1ヶ月の間に王宮図書館が所有する魔法の実用書を片っ端からシルフィーが試してみた結果、なんと火、水、風、土の4属性魔法と光と闇の特殊魔法の2つをあっという間に会得してしまったのだ。
転生チート、天晴だ。
そしてオバちゃんが一番注目して彼女本体に特訓させ、入学当日迄に実用段階に昇華させたのが、闇魔法の中の1つである【隠蔽魔法】だ。
これからの学院での生活において1番必要性があると判断したからである。
登校初日から実践するとは全く予測はしていなかったが・・・
実に芸は身を助くである。
突出して上級まで到達したのは闇魔法だけに留め、他の5属性は今の所、初級の段階で放ってある。
『学院で習うときに初級からじゃないと目立つ可能性もあるからねえ~』
というのがオバちゃんの言い分であるが、単に時間が足りなかったせいでもある。
そして聖女のハズなのに闇魔法が使えるという変に高スペックな存在になってしまったシルフィー。
因みに闇魔法が得意なのは聖女とかじゃなく、どちらかというと王宮魔道士だったりするのは余談である。
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