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ハァ!?
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「ロイ~!ロイ?」
リーゼロッテは弟を探していた。
「何をキョロキョロしているの、ロッテ。嫁入り準備は進んでいるの?」
お母様が侍女を連れて歩いてくる。見られた!
「お母さまは?」
「私は視察ですよ。孤児院や施設を回ったり、騎士舎に激励に行ったり。これからいくのよ。丁度いいわ、あなただって国は違えどゆくゆくは王妃になるのですから、たまには一緒に付き合いなさい。」
「ええ~。」
「大好きな旦那様に愛想をつかされてもしらないわよ。」
王族の結婚は当人同士が好きだというだけでは務まらないのだから。
お転婆な娘は、およそ姫らしくなく、私というより陛下に付き添い、騎士のまねごとをしたり大臣たちとの話し合いの席に首を突っ込んだりしていたけれど、これからはそれだけではいかない。
特に、スノー王子は外へ戦いに行く人だ。
戦地に赴く彼のために内を守ると決めたのならば、王妃として皆の癒しや光になる必要がある。
「分かったわ。私、嫁ぐまでお母さまから王妃の心得を学ぶわ。」
「よく言いました。それでは、待ってあげますから準備をしてきなさい。」
「はい。……それはそうと、私、ロイを探していたの。スノーがクッキーを気に入ってたから焼き方を教えてもらいたくて。」
「ロイならロッテンマイヤー先生から連絡があって、しばらく公爵家で暮らすことになりましたよ。今、ロイの護衛や侍従に当面の荷物などを持たせたところよ。」
「ハァ!?」
「だってしょうがないじゃない。あの子もあのままでは、肝心の初夜ができないのだから。」
ヘタレ!
リーゼロッテは弟を探していた。
「何をキョロキョロしているの、ロッテ。嫁入り準備は進んでいるの?」
お母様が侍女を連れて歩いてくる。見られた!
「お母さまは?」
「私は視察ですよ。孤児院や施設を回ったり、騎士舎に激励に行ったり。これからいくのよ。丁度いいわ、あなただって国は違えどゆくゆくは王妃になるのですから、たまには一緒に付き合いなさい。」
「ええ~。」
「大好きな旦那様に愛想をつかされてもしらないわよ。」
王族の結婚は当人同士が好きだというだけでは務まらないのだから。
お転婆な娘は、およそ姫らしくなく、私というより陛下に付き添い、騎士のまねごとをしたり大臣たちとの話し合いの席に首を突っ込んだりしていたけれど、これからはそれだけではいかない。
特に、スノー王子は外へ戦いに行く人だ。
戦地に赴く彼のために内を守ると決めたのならば、王妃として皆の癒しや光になる必要がある。
「分かったわ。私、嫁ぐまでお母さまから王妃の心得を学ぶわ。」
「よく言いました。それでは、待ってあげますから準備をしてきなさい。」
「はい。……それはそうと、私、ロイを探していたの。スノーがクッキーを気に入ってたから焼き方を教えてもらいたくて。」
「ロイならロッテンマイヤー先生から連絡があって、しばらく公爵家で暮らすことになりましたよ。今、ロイの護衛や侍従に当面の荷物などを持たせたところよ。」
「ハァ!?」
「だってしょうがないじゃない。あの子もあのままでは、肝心の初夜ができないのだから。」
ヘタレ!
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