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進展はどうなってるんですか
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「なぁ、チャーリー。」
今日も鍛錬の後の風呂で男3人。
ベリー王太子はようやくツェルマット嬢を婚約者に出来たらしい。
ちょっとホッとしているのは秘密だ。
スタンリーは産まれたばかりの息子の面倒をみるために、さっさと風呂から上がっていってしまった。
10人産む予定なので、子育ても共闘らしい。
それでかつての恋敵とふたりっきりになって、私は質問をする。
「もう3年生だな。」
「そうですね。」
「6月にリリー、7月にはお前が誕生日だろう?お前たち、どこまで行っているんだ。いい加減、キスくらいはしたのか?」
「キスってどうやればいいんですかね?鼻がぶつかりませんかね。」
「おま、お前、まずそこから!?」
ブラウンが一緒に新婚旅行に行ける日を楽しみにしているというのに。
ここは…。私が閨教育を引き受けるべきなんだろうか。
「よし分かった、お前一回私に抱かれろ。大丈夫、途中までだから。手順を教えるだけで、本当にはしないから。キスから最後まで私が教えてやろうじゃないか。」
「はぁあ!?」
「なに、怖がることはない。」
「ベリー王子できるんですか?!」
「まあ、そりゃあ………軍部しきってたし…。野営もいってたし…。」
へえ、騎士団ってそういうところ。
騎士団長に抱かれてみたこともあるらしい。
………なんかあまり聞きたくなかったな。
「リリー様はブラウンみたいに自分から誘い受けはできないだろう。ならばお前ががんばれ。」
今日も鍛錬の後の風呂で男3人。
ベリー王太子はようやくツェルマット嬢を婚約者に出来たらしい。
ちょっとホッとしているのは秘密だ。
スタンリーは産まれたばかりの息子の面倒をみるために、さっさと風呂から上がっていってしまった。
10人産む予定なので、子育ても共闘らしい。
それでかつての恋敵とふたりっきりになって、私は質問をする。
「もう3年生だな。」
「そうですね。」
「6月にリリー、7月にはお前が誕生日だろう?お前たち、どこまで行っているんだ。いい加減、キスくらいはしたのか?」
「キスってどうやればいいんですかね?鼻がぶつかりませんかね。」
「おま、お前、まずそこから!?」
ブラウンが一緒に新婚旅行に行ける日を楽しみにしているというのに。
ここは…。私が閨教育を引き受けるべきなんだろうか。
「よし分かった、お前一回私に抱かれろ。大丈夫、途中までだから。手順を教えるだけで、本当にはしないから。キスから最後まで私が教えてやろうじゃないか。」
「はぁあ!?」
「なに、怖がることはない。」
「ベリー王子できるんですか?!」
「まあ、そりゃあ………軍部しきってたし…。野営もいってたし…。」
へえ、騎士団ってそういうところ。
騎士団長に抱かれてみたこともあるらしい。
………なんかあまり聞きたくなかったな。
「リリー様はブラウンみたいに自分から誘い受けはできないだろう。ならばお前ががんばれ。」
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