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エンディング ジョエルルート⑦ R18
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くちゅくちゅとイヤラシイ音がして、俺は快感に濡れている。
早く欲しくて、はしたなくそこが震えた。
「ああっ、あんっ」
「気持ちいいんだね。可愛らしいつぼみが固くなって。」
「言わないでぇ!」
ジョエルがこんなにしつこいなんて思わなかった。
おっぱいがこんなに気持ちいいなんて。
少し擦れてじんじんするみたい。
紐みたいな恥ずかしい下着は、さっさとばいばいしてしまった。
俺の覚悟が揺れる前にその時は訪れて。
「っ……!うぅっ!ン―――――!」
「私にしがみついていいからね。噛みついても爪を立ててもいいから。」
俺はジョエルにしがみついて、肩に頭をくっつけたまま、背中をぎゅって抱きしめた。
ぶつ、って本当に音が。
音、するんだな…。
ちょっと、痛いかも。だけど、想像していたより大丈夫。
きっと、ジョエルが気を使ってくれたからだろう。
ジョエルはさっと何かを拭うそぶりをした。
「??」
「なんでもないよ。」
俺は後で知ったんだけど、ユーリカたちが潜んでいて、俺の破瓜の証を受け取っていたらしい。
その後はすぐに退室したらしいけど!!
そんなこんなで初めての夜は終わって、えっちなことをすると暫く何か挟まっているような違和感があるものなんだなと知った。
愛されるのは嬉しいし、赤ちゃんは欲しいけど、毎日は無理だなあ…。
精力的に働くジョエルの側で、俺は妃として働く。
俺の後ろにはいつもユーリカがいて、心強いし、気の置けない友人としてよくエリムも遊びに来てくれる。
俺はエリムを選ばなかったけど、エリムと友人でいる。
それは残酷かもしれないけど、さよならはできなかった。
ジョエルはエリムと仲良しで、いまだに二人、張り合っているみたい。
俺は、エリムの幸せを願っている。
「ユーリカはそういえば、後継なのにお婿はとらないの?」
そう、ユーリカの家も聖女を二人も輩出し、『魔女』討伐に貢献したことで侯爵に爵位をあげている。
そんな家の後継であったはずだ。
「私は結婚はいいですね~。後継なら、お姉さまが還俗してダイヤモンド公爵家に嫁ぎましたし、お姉さまに頑張ってもらって、二人目をうちにもらおうかなぁって思っています。どうにも男は信用に値しない人が多すぎます!」
うーん。広義的には俺も男だと思うんだけどなぁ。
「どうしても、って命令とかあったら仕方ないなって考えますけど、よっぽどのことじゃなきゃ嫌ですね。私はスノウ様の側で面白おかしく仕えたいですわ。」
そういうユーリカはつくづく男前だと思う。
「スノウ。庭の花が綺麗に咲いたよ。」
毎日花を持ってきてくれる王太子であり、俺の旦那様。
仕事が忙しいのに、こまめに顔を出す。
朝昼晩と食事もいつも一緒。
「スノウ様。今日はうさぎちゃんになりましょうかね?」
「兎か…。黒猫も捨てがたいのだが。」
ユーリカぁ…。
俺は、幸せだ。
----------------------
次回以降、番外編を少し。
ジョエルの側近の番外編なども。
早く欲しくて、はしたなくそこが震えた。
「ああっ、あんっ」
「気持ちいいんだね。可愛らしいつぼみが固くなって。」
「言わないでぇ!」
ジョエルがこんなにしつこいなんて思わなかった。
おっぱいがこんなに気持ちいいなんて。
少し擦れてじんじんするみたい。
紐みたいな恥ずかしい下着は、さっさとばいばいしてしまった。
俺の覚悟が揺れる前にその時は訪れて。
「っ……!うぅっ!ン―――――!」
「私にしがみついていいからね。噛みついても爪を立ててもいいから。」
俺はジョエルにしがみついて、肩に頭をくっつけたまま、背中をぎゅって抱きしめた。
ぶつ、って本当に音が。
音、するんだな…。
ちょっと、痛いかも。だけど、想像していたより大丈夫。
きっと、ジョエルが気を使ってくれたからだろう。
ジョエルはさっと何かを拭うそぶりをした。
「??」
「なんでもないよ。」
俺は後で知ったんだけど、ユーリカたちが潜んでいて、俺の破瓜の証を受け取っていたらしい。
その後はすぐに退室したらしいけど!!
そんなこんなで初めての夜は終わって、えっちなことをすると暫く何か挟まっているような違和感があるものなんだなと知った。
愛されるのは嬉しいし、赤ちゃんは欲しいけど、毎日は無理だなあ…。
精力的に働くジョエルの側で、俺は妃として働く。
俺の後ろにはいつもユーリカがいて、心強いし、気の置けない友人としてよくエリムも遊びに来てくれる。
俺はエリムを選ばなかったけど、エリムと友人でいる。
それは残酷かもしれないけど、さよならはできなかった。
ジョエルはエリムと仲良しで、いまだに二人、張り合っているみたい。
俺は、エリムの幸せを願っている。
「ユーリカはそういえば、後継なのにお婿はとらないの?」
そう、ユーリカの家も聖女を二人も輩出し、『魔女』討伐に貢献したことで侯爵に爵位をあげている。
そんな家の後継であったはずだ。
「私は結婚はいいですね~。後継なら、お姉さまが還俗してダイヤモンド公爵家に嫁ぎましたし、お姉さまに頑張ってもらって、二人目をうちにもらおうかなぁって思っています。どうにも男は信用に値しない人が多すぎます!」
うーん。広義的には俺も男だと思うんだけどなぁ。
「どうしても、って命令とかあったら仕方ないなって考えますけど、よっぽどのことじゃなきゃ嫌ですね。私はスノウ様の側で面白おかしく仕えたいですわ。」
そういうユーリカはつくづく男前だと思う。
「スノウ。庭の花が綺麗に咲いたよ。」
毎日花を持ってきてくれる王太子であり、俺の旦那様。
仕事が忙しいのに、こまめに顔を出す。
朝昼晩と食事もいつも一緒。
「スノウ様。今日はうさぎちゃんになりましょうかね?」
「兎か…。黒猫も捨てがたいのだが。」
ユーリカぁ…。
俺は、幸せだ。
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次回以降、番外編を少し。
ジョエルの側近の番外編なども。
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