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王様に会うよ!
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この世界は、6つの大陸と157の国々からなる。
今いるこの場所は、数ある国々の中でも先進国の一つであるセチア王国の霊峰シルヴァニアという神の山。
昔、異世界人が降り立った場所で神聖なところらしい。
神の山かあ。
王家の持ち物らしい。
なら、なおのこと王様にお会いして、このまま住まわせてもらえないかお願いしてみよう。
世界観は、王様がいて、貴族がいて、王様を守ったり国民を守るために騎士団がある。
魔法、もあるらしい。
中世ファンタジーだ!滾るなぁ。
「では、明朝また迎えに伺いますので。陛下との謁見、お願いいたします。」
黄色い頭の人は体調でも悪いのか、真っ赤な顔をして去っていった。
カシュー=ナッツって香ばしそうな名前の男の人。
騎士団長って偉い人らしいけど、偉い人は休めなくて大変だなぁ。
翌朝、ナッツ団長たちがまた来て、馬でお城に向かった。
馬なんて、両親が生きていた頃に通っていた乗馬クラブ以来だ。
「シュドー様。今日のお召し物も素敵ですね。」
「そう?」
1着だけ持ってた正装を引っ張り出した。
黒の上下に白いシャツのモーニングコート。
元々乗馬服が起源だから、丁度良かった。
「ここまで馬車を入れられたらよかったのですが。せっかくのお召し物が汚れてしまいます。」
「気にしませんよ。」
こっちの服も買わないとなぁ。
何か発明品を売れるだろうか。
せっかく街の方に出るのなら、どんなのだったら商売になるのか確認もしとかないと。
はぁぁぁぁ!!!お迎えに行ったシュドーはとっても可愛かった!
白い肌に黒の上下が良く似合う。
シュドーは向こうでは貴族だったのだろうか。
かなり育ちがいいと感じた。
何より驚いたのは、異世界人でありながら乗馬の経験があったことだ。
跨る時の仕草や私の前に乗せたときの体重移動の感じから、かなり慣れていたことが分かる。
異世界では馬に乗るのは職業的に乗る一部の者か、高貴な者だと聞いたことがある。
あと、いい匂いがする。
シュドーの髪をくんくんしていたら、後ろのローゼスたちに冷めた目をされた。
「面をあげよ。」
セチア王国国王陛下。ポイ=ン=セチア。
赤毛の美丈夫の隣には、美しい王妃。
「須藤嵐と申します。先だって異世界からまいりました。元の世界には未練はありませんので、こちらに骨をうずめたいと考えております。霊峰シルヴァニアに屋敷ごと転移したものですから、できればそこに住まわせていただけないかと思っております。」
「ふむ、私としては王都に土地屋敷を与えるので、そちらへ移っていただきたいのだが。」
「やはり陛下の持ち物に住むのは都合が悪いでしょうか、神の山であるということですし…。」
「いや防犯上の問題だ。霊峰ゆえ、そうめったなことで近寄ろうとする者はいないが、ならず者は信心深くない。あちらではこちらの目もゆきとどかぬ。そなたみたいな可憐な者が一人で山で暮らすなど…。」
「可憐?」
「可憐だと思うが。ナッツらから聞かなんだか。この世界は女性が生まれにくい。流石に王妃は違うが、王族でも誰でも、女性は複数の夫を持って多くの子を産む責務があった。割り切っている女性もいたが、嫌がる女性も多くての…。そこに異世界から来た者が男性同士でも子をもうけられる技術を開発したのだ。だから、この世界ではそこのローゼスのようにどことなく女性的な雰囲気や見た目の者は、男性にモテるのだよ。」
うわあ~~~~そうだったんだ~~~~~~~~~~。
ということは、もしかして…。
そういえば俺の頭をくんくんしてたような。
ナッツさんを見れば、視線を合わしてくれない。
なるほどなあ。
そりゃあか弱いオンナのコが山で一人暮らしなんて危険だよね。
反対されるわけだ。
「ははっ。そうでしたか。ですが、私はもう32歳なんですよ。いい年したオジサンなんて流石に対象外ではないかと。」
「えっ」
「うそっ」
「32!!?」
陛下の前なのに、みんな固まった。
今いるこの場所は、数ある国々の中でも先進国の一つであるセチア王国の霊峰シルヴァニアという神の山。
昔、異世界人が降り立った場所で神聖なところらしい。
神の山かあ。
王家の持ち物らしい。
なら、なおのこと王様にお会いして、このまま住まわせてもらえないかお願いしてみよう。
世界観は、王様がいて、貴族がいて、王様を守ったり国民を守るために騎士団がある。
魔法、もあるらしい。
中世ファンタジーだ!滾るなぁ。
「では、明朝また迎えに伺いますので。陛下との謁見、お願いいたします。」
黄色い頭の人は体調でも悪いのか、真っ赤な顔をして去っていった。
カシュー=ナッツって香ばしそうな名前の男の人。
騎士団長って偉い人らしいけど、偉い人は休めなくて大変だなぁ。
翌朝、ナッツ団長たちがまた来て、馬でお城に向かった。
馬なんて、両親が生きていた頃に通っていた乗馬クラブ以来だ。
「シュドー様。今日のお召し物も素敵ですね。」
「そう?」
1着だけ持ってた正装を引っ張り出した。
黒の上下に白いシャツのモーニングコート。
元々乗馬服が起源だから、丁度良かった。
「ここまで馬車を入れられたらよかったのですが。せっかくのお召し物が汚れてしまいます。」
「気にしませんよ。」
こっちの服も買わないとなぁ。
何か発明品を売れるだろうか。
せっかく街の方に出るのなら、どんなのだったら商売になるのか確認もしとかないと。
はぁぁぁぁ!!!お迎えに行ったシュドーはとっても可愛かった!
白い肌に黒の上下が良く似合う。
シュドーは向こうでは貴族だったのだろうか。
かなり育ちがいいと感じた。
何より驚いたのは、異世界人でありながら乗馬の経験があったことだ。
跨る時の仕草や私の前に乗せたときの体重移動の感じから、かなり慣れていたことが分かる。
異世界では馬に乗るのは職業的に乗る一部の者か、高貴な者だと聞いたことがある。
あと、いい匂いがする。
シュドーの髪をくんくんしていたら、後ろのローゼスたちに冷めた目をされた。
「面をあげよ。」
セチア王国国王陛下。ポイ=ン=セチア。
赤毛の美丈夫の隣には、美しい王妃。
「須藤嵐と申します。先だって異世界からまいりました。元の世界には未練はありませんので、こちらに骨をうずめたいと考えております。霊峰シルヴァニアに屋敷ごと転移したものですから、できればそこに住まわせていただけないかと思っております。」
「ふむ、私としては王都に土地屋敷を与えるので、そちらへ移っていただきたいのだが。」
「やはり陛下の持ち物に住むのは都合が悪いでしょうか、神の山であるということですし…。」
「いや防犯上の問題だ。霊峰ゆえ、そうめったなことで近寄ろうとする者はいないが、ならず者は信心深くない。あちらではこちらの目もゆきとどかぬ。そなたみたいな可憐な者が一人で山で暮らすなど…。」
「可憐?」
「可憐だと思うが。ナッツらから聞かなんだか。この世界は女性が生まれにくい。流石に王妃は違うが、王族でも誰でも、女性は複数の夫を持って多くの子を産む責務があった。割り切っている女性もいたが、嫌がる女性も多くての…。そこに異世界から来た者が男性同士でも子をもうけられる技術を開発したのだ。だから、この世界ではそこのローゼスのようにどことなく女性的な雰囲気や見た目の者は、男性にモテるのだよ。」
うわあ~~~~そうだったんだ~~~~~~~~~~。
ということは、もしかして…。
そういえば俺の頭をくんくんしてたような。
ナッツさんを見れば、視線を合わしてくれない。
なるほどなあ。
そりゃあか弱いオンナのコが山で一人暮らしなんて危険だよね。
反対されるわけだ。
「ははっ。そうでしたか。ですが、私はもう32歳なんですよ。いい年したオジサンなんて流石に対象外ではないかと。」
「えっ」
「うそっ」
「32!!?」
陛下の前なのに、みんな固まった。
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