僕が玩具になった理由

Me-ya

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かりそめの日々の鎖-雅樹の章-

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「…着いたよ」

身体を洗われ、服を着せられた眞司は目隠しをさせられたまま車に乗せられた。

そのままどこかに連れていかれる。

そして、目隠しを外されると…。

「…優紀…?」 

そこには、優紀が居た。 

全裸で天井から下りている紐に両手を縛られ、両足を広げられてスポットライトを浴び、皆の視線を集めている優紀が…。

観客席には二十人位しか人はいなかったが、元々そのくらいしか席はない。

つまり、満席。

客席に座っている人々の視線は、ステージ上に釘付けになっている。

そしてステージ上では、両胸とペニスに黒真珠のピアスを光らせている優紀が、黒服を着た無表情の男性に、腸内洗浄をされていた。 

たぶんその後、優紀は皆の前で犯されるのだろう。

その為の下準備を、皆の前でしているのだ。

「…どうして…?」

「自慢の玩具は皆に見せたくなるものだよ。ま、ここは、そんな玩具のお披露目の場所って事だね」

呆然とした眞司の呟きに、雅樹は平然と答える。

「…止めないと…」

ステージ上に駆け寄ろうとした眞司を、雅樹が止める。 

「駄目だよ。邪魔しちゃ。だいたい人の事を心配している場合?君もあのステージに上がる事になるんだよ…ボクの玩具のお披露目…君の初ステージだ。ほら、支度しないと…おいで」

雅樹の言葉に眞司は唇を噛み締め、ステージ上の優紀を見詰めながら雅樹に引っ張られるままにその場所から連れて行かれる。


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