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ずれてゆくこわれてゆく-優紀の章-
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(…熱い…っ!!)
直に触る眞司のソコは既に勃起していて、熱かった。
僕の手の中でドクドクと脈打っている眞司のモノ…。
僕は恐くなり反射的に手を引っ込めようとしたが、眞司がそれを許してくれなかった。
それどころか、僕の手を掴んだままゆるゆると動かし始める。
「…や…止めて…」
涙目になりながらもようやく絞り出した僕の訴えを眞司は無視した。
「…止め…ん…っ…」
僕の弱々しい抗議は、またしても眞司の唇によって塞がれる。
眞司のキスに翻弄されている間に、眞司は僕のズボンと下着を脱がせていく。
その事に気付いたのは、眞司の人指し指の先が僕の後ろの蕾にツプッと入った時だった。
「…い…痛…っ!!」
それは…それまでの甘いキスを吹き飛ばす程の…痛さと衝撃だった。
…そんな…自分でさえ触った事のない場所を触られた…それもあの眞司に…ショックと、眞司の指が僕の蕾の中に入ってくる痛さ。
いきなりの展開に頭は真っ白でパニック寸前。
男同士がどうするのかは知識としては知っていたし、先程の眞司と生徒会長との行為も見ていたけど、まさか自分が…とか、相手があの憧れ続けていた眞司が…とか、今、この図書室で…とか…全てがごちゃごちゃで…。
ただ、怖くて…動くのも怖くて…逃げなくちゃ…とか頭の片隅で警報が鳴っていたけど…動く事ができなくて…。
目の前の眞司の服を握り締める事しかできず…。
「…痛い…?大丈夫だよ。もう少し我慢しようね。そしたら気持ち良くなるから…ね?」
眞司に甘い声でそう言われ、僕は考えるより先に頷いていた。
「…う…っ…く…っ…い…痛…っ」
蕾の中に異物が入ってくる痛さと気持ち悪さに涙が滲む。
「…ん?痛い?…でも、我慢しような?…すぐ気持ち良くしてあげるから…我慢出来るだろ?」
眞司は涙を流す僕を宥めるように、僕の頬や額にキスを繰り返す。
…多分、ここで痛いから嫌だとか言ったら、眞司はもう2度と僕の事なんか視界にも入れてはくれないだろう。
僕は眞司に嫌われたくなくて、痛さを堪えて頷く。
「…う~ん、もう少し足、開いて…開けるだろ?」
羞恥と痛さに耐えて眞司の指示に従う僕を眞司が褒める。
僕は眞司に言われるまま、足を開く。
「…よし、よし、いい子だ…もう1本増やすから…もう少し我慢してな?…すぐ気持ち良くしてあげるから…もう少し力、抜いて?」
…眞司に褒められた。
その事が嬉しくて…眞司を失望させたくない。
必死でコクコクと頷く。
「痛かったら、自分で扱いて…出来るだろ?」
…ここで僕が嫌だとか、止めてとか言うと、眞司は本当に何の未練もなく、この場から立ち去って2度と僕に目を止めてはくれないだろう。
僕はまたしてもコクコクと頷くと、自分のペニスに手を伸ばし、ゆるゆると扱き始める。
眞司がクスリと笑う。
「…あまり自分でした事ないんだ?…いいよ、そのまま扱き続けて」
ここで眞司が僕に手を出してくれるなんて…ただの気紛れかもしれない…でも、それでもいい。
気紛れでも、夢でも、幻でも、何でも…。
あれ程憧れていた眞司が今、目の前にいて…僕を見て…僕に触っているなんて…。
(…今なら許されるだろうか…)
僕は甘えるように、そろそろと眞司の肩に顔を埋める。
何も言われない事に気をよくした僕は、眞司の匂いを思い切り嗅ぐ。
そうすると、眞司に包まれているような気がする。
…痛みが少し和らいだような気がした…。
直に触る眞司のソコは既に勃起していて、熱かった。
僕の手の中でドクドクと脈打っている眞司のモノ…。
僕は恐くなり反射的に手を引っ込めようとしたが、眞司がそれを許してくれなかった。
それどころか、僕の手を掴んだままゆるゆると動かし始める。
「…や…止めて…」
涙目になりながらもようやく絞り出した僕の訴えを眞司は無視した。
「…止め…ん…っ…」
僕の弱々しい抗議は、またしても眞司の唇によって塞がれる。
眞司のキスに翻弄されている間に、眞司は僕のズボンと下着を脱がせていく。
その事に気付いたのは、眞司の人指し指の先が僕の後ろの蕾にツプッと入った時だった。
「…い…痛…っ!!」
それは…それまでの甘いキスを吹き飛ばす程の…痛さと衝撃だった。
…そんな…自分でさえ触った事のない場所を触られた…それもあの眞司に…ショックと、眞司の指が僕の蕾の中に入ってくる痛さ。
いきなりの展開に頭は真っ白でパニック寸前。
男同士がどうするのかは知識としては知っていたし、先程の眞司と生徒会長との行為も見ていたけど、まさか自分が…とか、相手があの憧れ続けていた眞司が…とか、今、この図書室で…とか…全てがごちゃごちゃで…。
ただ、怖くて…動くのも怖くて…逃げなくちゃ…とか頭の片隅で警報が鳴っていたけど…動く事ができなくて…。
目の前の眞司の服を握り締める事しかできず…。
「…痛い…?大丈夫だよ。もう少し我慢しようね。そしたら気持ち良くなるから…ね?」
眞司に甘い声でそう言われ、僕は考えるより先に頷いていた。
「…う…っ…く…っ…い…痛…っ」
蕾の中に異物が入ってくる痛さと気持ち悪さに涙が滲む。
「…ん?痛い?…でも、我慢しような?…すぐ気持ち良くしてあげるから…我慢出来るだろ?」
眞司は涙を流す僕を宥めるように、僕の頬や額にキスを繰り返す。
…多分、ここで痛いから嫌だとか言ったら、眞司はもう2度と僕の事なんか視界にも入れてはくれないだろう。
僕は眞司に嫌われたくなくて、痛さを堪えて頷く。
「…う~ん、もう少し足、開いて…開けるだろ?」
羞恥と痛さに耐えて眞司の指示に従う僕を眞司が褒める。
僕は眞司に言われるまま、足を開く。
「…よし、よし、いい子だ…もう1本増やすから…もう少し我慢してな?…すぐ気持ち良くしてあげるから…もう少し力、抜いて?」
…眞司に褒められた。
その事が嬉しくて…眞司を失望させたくない。
必死でコクコクと頷く。
「痛かったら、自分で扱いて…出来るだろ?」
…ここで僕が嫌だとか、止めてとか言うと、眞司は本当に何の未練もなく、この場から立ち去って2度と僕に目を止めてはくれないだろう。
僕はまたしてもコクコクと頷くと、自分のペニスに手を伸ばし、ゆるゆると扱き始める。
眞司がクスリと笑う。
「…あまり自分でした事ないんだ?…いいよ、そのまま扱き続けて」
ここで眞司が僕に手を出してくれるなんて…ただの気紛れかもしれない…でも、それでもいい。
気紛れでも、夢でも、幻でも、何でも…。
あれ程憧れていた眞司が今、目の前にいて…僕を見て…僕に触っているなんて…。
(…今なら許されるだろうか…)
僕は甘えるように、そろそろと眞司の肩に顔を埋める。
何も言われない事に気をよくした僕は、眞司の匂いを思い切り嗅ぐ。
そうすると、眞司に包まれているような気がする。
…痛みが少し和らいだような気がした…。
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