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心が納得できない
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雷の魔力を刃状に伸ばし、オークの腹を大きく切り裂いた事で切断部分から派手に血が噴き出す。
丁度重要な器官を斬り裂いたのか、オークの動きが極端に悪くなった。
その隙を見逃さずにオークの頭の位置まで跳んだセルシアは首を一閃。
多分、腹を大きく斬り裂かれたせいで身体強化が解けて意識的に首後ろをガードする事が出来なかったんだろうな。
流石に首チョンパされたらオークも動く事は出来ない。
動いたらもはや種としてはゾンビ扱いだ。
さて、オークを無事倒し終えたのだからめでたしめでたし・・・・・・・で終わると思ったんだがやはりそうはいかない。
セルシアは俺のところにやって来て戦いの感想を聞いて来る。そしてキリアさんも似たような感じでメリルにアドバイスを求めている。
俺とメリルは特に惜しむ事無く感想を述べ、アドバイスを伝える。
だが一人だけ、戦線離脱をしてしまったバーズだけがシュラに文句を言いに来た。
やれ俺はまだ戦えただの、やれ人の邪魔をするな等など。
レアースさんとノエリアさんもバーズが戦いの最中は無理矢理割って入ろうとしない様に見張っていたようだが、セルシアが見事オークの首を切断したのを見て感動していたのか注意が逸れたみたいだな。
バーズはシュラのとこまで行くと文句を連発する。勿論、その文句は全てバーズの私怨が入ったもの。
やれお前の助けなどなくても自分は戦えた、やれ自分の役割を奪うとは何様のつもりだ等々。
正直中々にドン引きな性格をしている。
自身が尊敬に近い念を抱いている主が他の執事と共闘しているのを見て嫉妬するなとは言わん。
一般的な感情を持つ者ならそういった感情を抱くのが当たり前だからな。
そしてシュラがやらかしたせいでセルシアが怪我を負った。そういった理由があるならバーズの口から文句が飛ぶのもまぁ・・・・・・・解らなくはない。
ただ、シュラは目的を果たした。
自信は殆ど攻める事無くセルシアの攻撃がメインになる様に戦った。
何も文句を言われる筋合いはない。
にも拘わらずバーズは文句を言い続ける。
シュラはめんどくさそうな表情をしながらも文句を回避しながらもそれとなくアドバイスを言うが、余計にバーズが逆上する結果となる。
横をチラッと見るとノエリアさんは片手で顔を覆って溜息を吐いていたが、レアースさんは顔はイケメンフェイスなままだが、後ろに何故か般若が見える。
思わずブルッてしまった。
それ程までにレアースさんがキレているのが理解出来た。
その怒りにメリルとキリアさんとセルシア、ルーフェイスも感じたらしく俺と同じように体を震わせている。
そこで同僚の不祥事は自分が何とかせねばと思ったのか、キリアさんが二人の間に割って入ろうとする。
正直割って入ったところでそこまで効果は無さそうなのでラガスはセルシアに声を掛けて一緒に何とかしようとした。
すると、余りにも文句を言ってくるバーズに痺れを切らしたシュラが素の状態でバーズの額にデコピンをかました。
突然のデコピンに俺達は驚く。レアースさんでさえ表情が少し崩れた。
デコピンを喰らったバーズは後方へ回転しながら吹っ飛び、木に体の表面が全てぶつかる形で木に激突した。
こ、この部分だけ見るとギャグマンガのワンシーンみたいだな。
痛みに呻きながらもバーズはその場から立ち上がろうとする。
デコピンを喰らった部分からは血が流れ、無茶苦茶腫れていた。
シュラが本気でデコピンしたら風穴が空いていたかもな。
「ごちゃごちゃうっせーーーんだよ!!!! 自分の役割を取るなとか勝手に戦いに入るなと、そういうのは全部お前が弱いから招いた結果だろうが!!!!! どうせ対人の剣術しか習ってこなかったんだろうが、そんなんで相手を出来る程モンスターを相手にするとかナメ腐ってんのか!!! そのくせ出来もしないタンクの役目をやろうとするとか・・・・・・・お前本気で自分の主を守るつもりあるのか?」
うわぁ~~~~・・・・・・・シュラの奴本気でキレてるな。
というかシュラがキレてるところ初めて見たかもしれない。
あっ、バーズの奴俯きながらプルプル震えてる。
泣いてるのか? と思ったらまた逆上してシュラに殴りかかりかかった。
俺とメリル以外の人達は止めようとして走り出すが、俺にはもはやバーズの行動がギャクにしか見えなくて笑いが止まらなかった。
タイミング的には奇襲に近いかもしれないが、そんな攻撃が当たる訳が無い。
拳を右足で弾かれ、もう一度額にデコピンを喰らった。
そして後頭部が木に直撃。いやぁ・・・・・・・本当に阿呆だな。
シュラはもうバーズと話したくないのかその場から離れた。
そしてセルシア達四人がシュラの元へ謝りに行く。
シュラは三人の性格が真面だと解っているので顔を上げてくれと促し、特に気にしていないと伝えてこちらへやって来る。
四人が俺にも謝って来るが、当然俺も別に怒ってはいない。
寧ろ喜劇が見れて儲け物だと思っている。
俺への謝罪が終わったと、セルシアは駆け足でバーズの元へ行き、何か話し始めた。
盗み聞きしようと思えば出来たが、何となくそれは止めた。
ただ、主からの言葉は効果絶大だったのか、バーズの眼からは涙が零れていた。
セルシアの表情は読みずらいが、何となく怒りは無いように感じる。
そして話し合いが終わった後、バーズがシュラに向かって頭を下げ、謝罪の言葉を述べた。
シュラとしてはこの場でバーズの性格が少し変わったところで興味が無いので適当に当たり障りのない言葉で流した。
まっ、とりあえず収まったように見えるが、後ろから般若が見える程怒っていたレアースさんが何もしないって事は無さそうだと俺は思う。
丁度重要な器官を斬り裂いたのか、オークの動きが極端に悪くなった。
その隙を見逃さずにオークの頭の位置まで跳んだセルシアは首を一閃。
多分、腹を大きく斬り裂かれたせいで身体強化が解けて意識的に首後ろをガードする事が出来なかったんだろうな。
流石に首チョンパされたらオークも動く事は出来ない。
動いたらもはや種としてはゾンビ扱いだ。
さて、オークを無事倒し終えたのだからめでたしめでたし・・・・・・・で終わると思ったんだがやはりそうはいかない。
セルシアは俺のところにやって来て戦いの感想を聞いて来る。そしてキリアさんも似たような感じでメリルにアドバイスを求めている。
俺とメリルは特に惜しむ事無く感想を述べ、アドバイスを伝える。
だが一人だけ、戦線離脱をしてしまったバーズだけがシュラに文句を言いに来た。
やれ俺はまだ戦えただの、やれ人の邪魔をするな等など。
レアースさんとノエリアさんもバーズが戦いの最中は無理矢理割って入ろうとしない様に見張っていたようだが、セルシアが見事オークの首を切断したのを見て感動していたのか注意が逸れたみたいだな。
バーズはシュラのとこまで行くと文句を連発する。勿論、その文句は全てバーズの私怨が入ったもの。
やれお前の助けなどなくても自分は戦えた、やれ自分の役割を奪うとは何様のつもりだ等々。
正直中々にドン引きな性格をしている。
自身が尊敬に近い念を抱いている主が他の執事と共闘しているのを見て嫉妬するなとは言わん。
一般的な感情を持つ者ならそういった感情を抱くのが当たり前だからな。
そしてシュラがやらかしたせいでセルシアが怪我を負った。そういった理由があるならバーズの口から文句が飛ぶのもまぁ・・・・・・・解らなくはない。
ただ、シュラは目的を果たした。
自信は殆ど攻める事無くセルシアの攻撃がメインになる様に戦った。
何も文句を言われる筋合いはない。
にも拘わらずバーズは文句を言い続ける。
シュラはめんどくさそうな表情をしながらも文句を回避しながらもそれとなくアドバイスを言うが、余計にバーズが逆上する結果となる。
横をチラッと見るとノエリアさんは片手で顔を覆って溜息を吐いていたが、レアースさんは顔はイケメンフェイスなままだが、後ろに何故か般若が見える。
思わずブルッてしまった。
それ程までにレアースさんがキレているのが理解出来た。
その怒りにメリルとキリアさんとセルシア、ルーフェイスも感じたらしく俺と同じように体を震わせている。
そこで同僚の不祥事は自分が何とかせねばと思ったのか、キリアさんが二人の間に割って入ろうとする。
正直割って入ったところでそこまで効果は無さそうなのでラガスはセルシアに声を掛けて一緒に何とかしようとした。
すると、余りにも文句を言ってくるバーズに痺れを切らしたシュラが素の状態でバーズの額にデコピンをかました。
突然のデコピンに俺達は驚く。レアースさんでさえ表情が少し崩れた。
デコピンを喰らったバーズは後方へ回転しながら吹っ飛び、木に体の表面が全てぶつかる形で木に激突した。
こ、この部分だけ見るとギャグマンガのワンシーンみたいだな。
痛みに呻きながらもバーズはその場から立ち上がろうとする。
デコピンを喰らった部分からは血が流れ、無茶苦茶腫れていた。
シュラが本気でデコピンしたら風穴が空いていたかもな。
「ごちゃごちゃうっせーーーんだよ!!!! 自分の役割を取るなとか勝手に戦いに入るなと、そういうのは全部お前が弱いから招いた結果だろうが!!!!! どうせ対人の剣術しか習ってこなかったんだろうが、そんなんで相手を出来る程モンスターを相手にするとかナメ腐ってんのか!!! そのくせ出来もしないタンクの役目をやろうとするとか・・・・・・・お前本気で自分の主を守るつもりあるのか?」
うわぁ~~~~・・・・・・・シュラの奴本気でキレてるな。
というかシュラがキレてるところ初めて見たかもしれない。
あっ、バーズの奴俯きながらプルプル震えてる。
泣いてるのか? と思ったらまた逆上してシュラに殴りかかりかかった。
俺とメリル以外の人達は止めようとして走り出すが、俺にはもはやバーズの行動がギャクにしか見えなくて笑いが止まらなかった。
タイミング的には奇襲に近いかもしれないが、そんな攻撃が当たる訳が無い。
拳を右足で弾かれ、もう一度額にデコピンを喰らった。
そして後頭部が木に直撃。いやぁ・・・・・・・本当に阿呆だな。
シュラはもうバーズと話したくないのかその場から離れた。
そしてセルシア達四人がシュラの元へ謝りに行く。
シュラは三人の性格が真面だと解っているので顔を上げてくれと促し、特に気にしていないと伝えてこちらへやって来る。
四人が俺にも謝って来るが、当然俺も別に怒ってはいない。
寧ろ喜劇が見れて儲け物だと思っている。
俺への謝罪が終わったと、セルシアは駆け足でバーズの元へ行き、何か話し始めた。
盗み聞きしようと思えば出来たが、何となくそれは止めた。
ただ、主からの言葉は効果絶大だったのか、バーズの眼からは涙が零れていた。
セルシアの表情は読みずらいが、何となく怒りは無いように感じる。
そして話し合いが終わった後、バーズがシュラに向かって頭を下げ、謝罪の言葉を述べた。
シュラとしてはこの場でバーズの性格が少し変わったところで興味が無いので適当に当たり障りのない言葉で流した。
まっ、とりあえず収まったように見えるが、後ろから般若が見える程怒っていたレアースさんが何もしないって事は無さそうだと俺は思う。
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