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兄の物語[44]見えてきた
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「……Bランクへの昇格試験に関して、かな」
「そうそう。この前Bランクの魔物を倒して、今度は剝製にする為のCランク魔物を三体も納品した。技術面とかを考えても、もう十分に達してると思うのよね」
慢心は禁物。傲慢なんてもってのほか。
それはペトラも解っている。
ただ、ペトラがもうそろそろ自分たちも上に登っても良いのではないか、そう思えるほどの実績が四人にはある。
「あれじゃね、今度は護衛力? を試すとか」
「護衛力ねぇ……確かにここ最近は受けてないけど、もう十回以上は商人や貴族の護衛をしてるじゃない」
バルガスの言うことも解る。
冒険者はいざという時、倒すことよりも何かを守ることを意識して動かなければならない。
とはいえ、ペトラの言う通り四人は護衛依頼もそれなりに受け、殆ど完璧にこなしていた。
道中、Cランク魔物の群れに襲われることもあったが、なんとか護衛対象を守ることには成功している。
その際に同じ依頼を受けていた面子が亡くなるという事件はあったが、それでも護衛は成功し、四人が生き残ったという事実は変わらない。
「そういえばそうだな…………ってのを考えると、もう俺たちはBランクに上がれる準備は出来てるってことか!!」
「だからそう言ってるじゃない。そりゃまだ年齢が早い、冒険者になってからの年数がどうたらこうたらって意見があるでしょうけど、もうそこら辺も大丈夫だと思うのよね~」
今の生活でも……それなりに満足はしている。
ただ、長い長いエルフの人生……まずは冒険者として上を目指したいペトラ。
「クライレットはどう思う?」
「ん~~~、そうだねぇ…………でも、その感じでいくと、弟はもうAランクになっててもおかしくないんだよね。というか、もっと早い段階でBランクに上がっててもおかしくない」
「……冒険者になって、一か月も経たない内にオークキングを倒したんだっけ?」
「そうだよ。仲間と一緒じゃなくて、一人で倒しちゃったんだよ。戦闘力だけで考えれば、その時点でBランクに達しているけど、直ぐには上がらなかった」
まだ探索力、護衛力などを正確に測れていない時期ではあったが、ギルドの戦力として有効活用しよう……と考えれば、周囲の反感を買ってでも即Bランクに上げるという選択肢はあった。
「ゼルートもそうだけど、僕たちもまだ冒険者として活動を始めてから日は浅い。だから、ギルドも他のDランクやCランク……Bランクの冒険者たち、頭が固い職員達を説得させるために、通常のラインを上回る実績を積ませたいと思ってるんじゃないかな」
完全にクライレットの個人的な予想ではあるが、非常に説得力があった。
四人としては大なり小なりふざけんなと言いたいところはあるものの、もう一々疑問を即怒りに変えるほど子供ではない。
「それなら、面倒な連中を叩き伏せて上に登れるってことね……後々の事を考えると、それが時間は掛かるけど良い方法ではあるわね」
「そうだね~。でもさ、次に何かしらの功績を積むとして、どんな依頼を受けたら良いのかな」
探索力、戦闘力、護衛力……その他にも冒険者として重要な要素はあり、その全てが高水準で揃っていなければBランクに上がれないというわけではない。
しかし、クライレットたち四人を総合的に見れば……パーティーのあらゆる戦力は高水準に達している。
「あれじゃね、採集関連とか?」
「……本当にここ最近、妙に冴えてるわね。変な薬でも飲んでる?」
「バカ言うんじゃねぇっての。あれだあれ……直感だ直感」
その直感は案外馬鹿に出来ず、バルガスはこれまで自分たちが受けてきた依頼を細かく記憶していないが、四人が受けてきた依頼の中で……確かに採集系の依頼達成数は少なかった。
「なにはともあれ、後二つか三つ。ギルドから提案された依頼をクリアしたら、Bランクへのチケットが手に入りそうだね」
戦闘中ではないにテンションが上がってしまい、全員いつも以上にがっつり食べてしまった。
その結果、ペトラは誰が何を頼んだのかしっかり覚えており、バルガスは……支払う金が足りなくなるという事はなかったが、今回の依頼で稼いだ金額の半分以上は消費してしまった。
「そうそう。この前Bランクの魔物を倒して、今度は剝製にする為のCランク魔物を三体も納品した。技術面とかを考えても、もう十分に達してると思うのよね」
慢心は禁物。傲慢なんてもってのほか。
それはペトラも解っている。
ただ、ペトラがもうそろそろ自分たちも上に登っても良いのではないか、そう思えるほどの実績が四人にはある。
「あれじゃね、今度は護衛力? を試すとか」
「護衛力ねぇ……確かにここ最近は受けてないけど、もう十回以上は商人や貴族の護衛をしてるじゃない」
バルガスの言うことも解る。
冒険者はいざという時、倒すことよりも何かを守ることを意識して動かなければならない。
とはいえ、ペトラの言う通り四人は護衛依頼もそれなりに受け、殆ど完璧にこなしていた。
道中、Cランク魔物の群れに襲われることもあったが、なんとか護衛対象を守ることには成功している。
その際に同じ依頼を受けていた面子が亡くなるという事件はあったが、それでも護衛は成功し、四人が生き残ったという事実は変わらない。
「そういえばそうだな…………ってのを考えると、もう俺たちはBランクに上がれる準備は出来てるってことか!!」
「だからそう言ってるじゃない。そりゃまだ年齢が早い、冒険者になってからの年数がどうたらこうたらって意見があるでしょうけど、もうそこら辺も大丈夫だと思うのよね~」
今の生活でも……それなりに満足はしている。
ただ、長い長いエルフの人生……まずは冒険者として上を目指したいペトラ。
「クライレットはどう思う?」
「ん~~~、そうだねぇ…………でも、その感じでいくと、弟はもうAランクになっててもおかしくないんだよね。というか、もっと早い段階でBランクに上がっててもおかしくない」
「……冒険者になって、一か月も経たない内にオークキングを倒したんだっけ?」
「そうだよ。仲間と一緒じゃなくて、一人で倒しちゃったんだよ。戦闘力だけで考えれば、その時点でBランクに達しているけど、直ぐには上がらなかった」
まだ探索力、護衛力などを正確に測れていない時期ではあったが、ギルドの戦力として有効活用しよう……と考えれば、周囲の反感を買ってでも即Bランクに上げるという選択肢はあった。
「ゼルートもそうだけど、僕たちもまだ冒険者として活動を始めてから日は浅い。だから、ギルドも他のDランクやCランク……Bランクの冒険者たち、頭が固い職員達を説得させるために、通常のラインを上回る実績を積ませたいと思ってるんじゃないかな」
完全にクライレットの個人的な予想ではあるが、非常に説得力があった。
四人としては大なり小なりふざけんなと言いたいところはあるものの、もう一々疑問を即怒りに変えるほど子供ではない。
「それなら、面倒な連中を叩き伏せて上に登れるってことね……後々の事を考えると、それが時間は掛かるけど良い方法ではあるわね」
「そうだね~。でもさ、次に何かしらの功績を積むとして、どんな依頼を受けたら良いのかな」
探索力、戦闘力、護衛力……その他にも冒険者として重要な要素はあり、その全てが高水準で揃っていなければBランクに上がれないというわけではない。
しかし、クライレットたち四人を総合的に見れば……パーティーのあらゆる戦力は高水準に達している。
「あれじゃね、採集関連とか?」
「……本当にここ最近、妙に冴えてるわね。変な薬でも飲んでる?」
「バカ言うんじゃねぇっての。あれだあれ……直感だ直感」
その直感は案外馬鹿に出来ず、バルガスはこれまで自分たちが受けてきた依頼を細かく記憶していないが、四人が受けてきた依頼の中で……確かに採集系の依頼達成数は少なかった。
「なにはともあれ、後二つか三つ。ギルドから提案された依頼をクリアしたら、Bランクへのチケットが手に入りそうだね」
戦闘中ではないにテンションが上がってしまい、全員いつも以上にがっつり食べてしまった。
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